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米中融和の時代が終わり、シンガポールはどう生きていくのか。

2024-05-16 10:44:58 | FP
ウクライナ戦争の勃発と習近平第3次政権の誕生により、冷戦終結後の平和と安定、米中融和の時代は終わり、世界は危険な方向へと舵を切った。それまでなら中立とか、均衡的な動きが許された。例えば、韓国の文政権などが行った米中等距離外交などがもてはやされた時代だった。それを最も象徴的に行ってきたのがシンガポールだった。シンガポールでは15日、新しい政権が発足した。51歳の若いローレンス・ウォン氏が新首相につく。政権はこれまでのリー・シェンロン前首相(72)の政策を引き継ぐのだが、難しいかじ取りを迫られる。もちろん政治的には中立である。シンガポールは2015年には中国の習近平国家主席と当時の台湾の馬英九総統の会談の場を提供した。さらに18年には米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩総書記による史上初の米朝首脳会談もこの地で実現させた。だが、経済は明らかに自由主義体制側にいる。その結果、香港から逃避した資金が新しいハブを求めて、シンガポールに集まってきている。まあ、都市国家でもあり、それはやりやすい地理的な条件も備わっている。しかし、香港もシンガポールも中国と言う巨大な経済圏があって、初めて重要な地位を得てきたのである。中国が経済的な苦境に陥りつつある中、発展する東南アジアのハブに変身できるかがカギとなろう。(くちなし亭、2024.05.16)

Y-FP Office Japan(http://www.y-fp-office-japan.jp)

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