5月8日から11日にかけて複数回にわたり大規模な太陽フレアが観測されました。太陽からは常に、地球に向かって、電磁波や光が注がれているのですが、それだけでなく、プラズマ粒子も流れてきます。普段なら、地球には磁気圏があるので、その侵入を防いでいるのですが、太陽フレアは大爆発なので、暴風雨のようにプラズマ粒子が地球に襲いかかり、磁気圏のわずかな隙間から、地球に入り込みます。それによって、磁気嵐が起こり、ＰＤＳの不具合など、私たちの生活にも影響を及ぼすのですが、一方で、普段は極点近くの高緯度の場所でしか、見ることができないオーロラも北海道のような低緯度の場所でも肉眼で見ることができることになります。今回は磁気嵐による社会的な不具合はそれほどでもなかったようで、むしろ、オーロラを見ることができたと言う方のニュースが多かったようです。良かったです。（くちなし亭、2024.05.12）
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