朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

投機は止めよう。

2008-10-24 11:49:42 | 21世紀
投機は止めよう実体経済に戻ろう。2008/10/24
 株価も下がり、石油も下がり、銅・鉄も下がり、住宅も輸入穀物も下がっています。 うれしいことです。しかしマスコミは全然喜びませんね!
 マスコミは悪いニュースを伝えるのを使命感としているようです。

 物の値段は需要と供給で決まります。みんなが買えば値は何処までも上がります。まだ上がると予測して必要もないのに買うから予想以上に上がります。
 もう危ないここらが天井だろうと考えて売ると、他の人もそう考えていて売り一色となり暴落します。
 
 投機が、実際の需給の50%くらいなら、値上がり値下がりに対するヘッジになるでしょうが、実需の5倍10倍となれば、博打以外の何物でもありません。

 実際に現物を買って所有している人でないと空売りは出来ない。などの規制が必要な時代です。
 米大リーグ・レッドソックスのオーナーは大投機家で、その儲けで球団を買ったそうです。今もまだ儲け続けているのかなぁ?
 
 会社の業績が良ければ、多く配当を出します。この配当利益を目的とするのを実体経済・先行きを予想して株価の上昇による利益を目的とするものを投機として区別し、投機は株式・証券・石油・穀物・金属すべてに対し国際的に制限するのが、実体経済重視の21世紀経済でありたいですね。

 投機商品は売るから下がるのです。売るのはあなたです。損するのもあなたです。5%の人が利益を得て95%の人が損を被ると言われます。
 投機が儲かると言って、勧誘にくる業者があります。業者が儲かるから勧誘に来るのです。あなたは95%の人間ですから買っただけ損をするシステムなのです。

 儲けようと意図すると、損することが多いのは何故でしょう。
 損しようと思っていると、やはり損します。
 損得を考えるのは、損する道に入っています。
 損得を考えず、好きな会社の株を持ち続けている人は、大きく利益を出している人が多いです。余裕資金で、値上がりしようが下がろうが関係ないとチェックもしない感覚をもちたいですね。
 鳩山由紀夫は、ブリヂストン石橋家の娘安子さんを通じ受け継いだ遺産の株式が今度の暴落で数百億円の評価損という噂ですが、びくともしません。
 損得など考える必要のない境遇はすばらしいですね。
 麻生太郎も同じような境遇でしょう。うらやましいですね。

 株式投資とかは、そんな境遇の人がすべきもので、一般庶民が考えてはいけないものとの常識を広めるべきではないかと思うのですが?
テレビのニュースステーション・ワールドビジネスサテライトでは、現代社会を動かすのは、為替であり株価であるというような定義で解説し、経済知識のないものは時代遅れであるという雰囲気を醸し出すが、これらが投資・投機への障害をなくす有害番組であると評判を立てたいですね。
テレビに出る経済評論家は、実業経験のない虚業の修行ばかりしてきた人間で、実業である企業のことなど何も分からない人で、彼らが現代の虚業を推進し、情報・金融が21世紀を牽引するなど言っているように思えます。
新日鉄・三菱重工・東芝・日立など実業で力を発揮した人材をテレビは重用し、21世紀の新しいイメージを作って欲しいですね。
テレビゲーム・スポーツ・音楽を商売にする、ソニー・新聞社・テレビ局は時代の徒花である、今はすたれた赤線やキャバレー・アルサロのような会社だとのイメージを作るべきだと思うけれど、マスコミがマスコミの首を絞めることはしないから、ますます世にハバカルことになるのでしょうね。
実業を大事に思う会社、トヨタ・日産・新日鉄・東芝・日立などは、テレビコマーシャルをしない協定を作ることは、浮薄な21世紀を避ける良い方法と感じます。
話がエスカレートしてしまいましたが、今思うことは、実業を大事にする日本でなければ、存在価値はないと言う事です。
虚業とは、出版・製薬・医療・テレビ・広告・リクルート・人材派遣などと定義し、税金を実業会社より、5%高くするとか、広告費に課税する広告税などを新設することは如何でしょう。
麻生さんの理想とする社会へ導くひとつの方法にならないでしょうか?