朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

体脂肪率は20.8%でした。

2006-02-06 16:41:47 | 健康
2006/02/06 体脂肪率は20.8%でした。

 ①先週木曜日の成人病検診では体脂肪率を測定しました。
 私は、20.8%で予想と違い、痩せた井上大輔さんと同じでした。
 私よりスマートな誰もが、23.5~27%ぐらいで、おかしいと再度測って
貰いましたが、こんどは20.5%で肥った私が一番脂肪の量が少ないことになりました。

 ②先週土曜日NHK教育で真鍋かおりの「サイエンス・ゼロ」を観ました。
 「ネムリユスリ蚊」という砂漠の蚊を取り上げていました。

 この蚊は雨が降って水たまりが出来ると湧いて出てきて、その水たまりに
卵を産みます。そしてすぐ死にます。卵が孵って蛆虫になりますが、
砂漠ですので、水は蒸発し蛆虫の生活する水たまりは干上がってしまいます。
 その蛆虫は、干からびて乾いたお茶ガラのようです。
 何ヶ月して水たまりが出来ると、そのお茶ガラは水を吸ってもとの蛆虫に
戻り成虫になって次の世代を生み死ぬのだそうです。

 干からびた時の含水率は3%だそうです。
 蛆虫は乾燥する時、自分の肝臓?で作った「トレハロース」で水を置きかえて
 水の要らない身体になって、雨が降るのを眠って待つのだそうです。
 トレハロースは人間でいえばグリコーゲンにあたるものだそうですがすごいですね。

 
③日曜日「リンパマッサージ」を受けました。
 麻生先生の話です。
 人間は、酸素・水を使って糖分からエネルギーをとり、活動し生活します。
 酸素の量が足りなければ、最終まで分解出来ず、乳酸の形で体内に残されます。
 乳酸は、骨・関節に付着し、肋骨にも付きます。 焼肉で食べる骨付きカルビは
骨に脂が巻き付いていますが、丁度あんな状態のようです。
 そうなると、肋骨の動きが悪くなり呼吸が浅くなり、益々乳酸が溜まるようになります。
 そしていろいろ不具合が起こり、身体の動きもしなやかさがなくなります。
 これが、老化です。

 先生は渡邉の身体は柔らかくなっている。リンパマッサージの成果があがり、
酸素も沢山取り込まれるようになった。
 今、溜まった乳酸は酸素と水を吸収しておおきく膨らんでいる。
 もうすこしすると、乳酸は分解されて尿から排泄されるようになります。

 この①②③の話を聴いて、私の考えましたのは、私の体脂肪率20.8%は正しい
ということです。
 朝昼のプロテイン食事とリンパマッサージで、体中の老廃物・乳酸は酸素で半分
分解され水を吸いつつある。ちょうどユスリ蚊のトレハロースが水を吸っているように。
 今は体重が落ちないけれど、これは、脂肪が落ちた分だけ乳酸が膨らみ、軟らかく
なっているのだ。  
 サウナに入る・散歩をするとかで汗を流せば、急激に体重は落ちるぞ!
 毎日汗を出そう!

 そして物事は2つの要素で決っているのではない。
 体重=固定の重量(骨・筋肉・内臓)+脂肪 と言う構図ではない。
 体重=固定の重量(骨・筋肉・内臓)+脂肪+含水乳酸+○○のような
  3つ以上の要素を考えた方がいい。
  脂肪が減るとき、一気に減るのではなく他の要素に置き換わりながら
 進む。諦めずにダイエットに励もう。そのうち気が付いたら体重80kgと
 なるだろう。  楽しみだなぁ!

 


*トレハロースとは何でしょう? グーグルで見てみました。
 トレハロースの存在が初めて学術的に明らかになったのは1832年のこと。
ウィガーズが麦角中に発見したのです。そして1859年には、バーサローによって
、トレハラマンナ(ペルシャ地方に生息する象鼻虫が作るもの)から分離され
トレハロースと名付けられました。

 以来、トレハロースが持つ不思議な力が様々な分野に応用できるのではと
期待され、研究が盛んに行われました。
しかし、トレハロースを抽出するのは難しく、抽出できても価格が1kgあたり
3~5万円もする高級品。
トレハロースを大量生産する方法が見つからないかぎり実用化は不可能と
されていました。
 1994年、林原は世界で初めて微生物・酵素技術を使った「でんぷんからの量産」
に成功。1kgあたり300円レベルにまで価格がダウンしたことにより、
今急速にその利用が広まっているのです。
 また最近では、トレハロースと骨の健康にも関係があるという実験報告もあり、
医療面でも注目され始めています。

 旧約聖書の「出エジプト記(モーゼがイスラエルの民を率いてエジプトから
イスラエルに移動する場面)」に、興味深い話がでてきます。
 イスラエル人が砂漠をさまよっている時、神ヤハウェの啓示に従って、
パンの代わりに荒野の表面にあるうっすらと白い実を食べて飢えをしのいでいました。
 彼らは、蜜を入れたせんべいのような味のするその実をマナと呼び、
カナンの地にたどり着くまでの40年間、食べ続けたのです。
 この話にでてくるマナというものの一種にtrehala mannaがあり、
それにはトレハロースがたっぷり含まれています。
実はそれがトレハロースの語源になっているのです。


 人間をはじめとする生き物は、水分がなくなると生き残れません。
でも昔から、完全にひからびて死んだような状態でも水をごく少量加えただけで
生き返る生物の存在が知られていました。
 たとえば、砂漠に生息するイワヒバという植物、クマムシ(緩歩動物)、
酵母などは乾燥して何年もたっていても水さえ加えれば生き返ります。
この復活現象は長年の間、「不思議な現象」として
原因が分からぬまま扱われていました。
 近年になってこの不思議な「復活現象」には、生物の細胞内にある糖が
大きく関わっているということが分かりました。
 その糖こそ「トレハロース」なのです。
 トレハロースが水に代わって細胞を守る働きをしているなどといわれています。
 だからトレハロースは、別名「命の糖」「復活の糖」と呼ばれています。

 もっと身近な例を挙げてみましょう。
 干し椎茸は何カ月おいた後でも、お湯あるいは水に浸すと、
元の状態にもどりますね。 これも実はトレハロースの働きなのです。
 椎茸に含まれているトレハロースが多ければ多いほど、
より元に近い状態になることが実験で報告されています。

 バッタ、イナゴ、ハチなどの昆虫は、長い距離を飛んでも、
長い時間跳ねてもまったく平気。
小さな体のいったいどこにそんなエネルギーが?と感心してしまいます。
これらの昆虫の体液中にはトレハロースが蓄えられていて、
これを必要な時にブドウ糖に変えているのです。
人間など哺乳類の血糖はブドウ糖ですが、
これら昆虫の血糖はトレハロースというわけなのです。