晴れのち曇り、時々パリ

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ロワール地方の魅力 <ジアン~オルレアン間>

2008-02-21 23:39:29 | 旅行とレジャー
<フルーリー村の聖ベネディクトウス>


『サン・ブノワ・シュー・ロワール教会』

『聖ベネディクトウスの聖遺物』

素朴で美しい、内陣の石畳床

ロワール河流域には、ロマネスクの見事な名刹が、数多く残っています。

特に、フルーリー村の<サン・ブノワ・シュー・ロワール教会>は、カトリックの<大聖人>『聖ベネディクトウス』が葬られている事で、大変重要です。

建築的にもなかなか素晴らしく、ロマネスクの教会にしては規模が大きく、入り口<ポリティコ>の柱頭装飾の彫刻群は、ロマネスク芸術の焦眉と言って良いでしょう。

内陣の床の石畳(モザイクと呼ぶにはあまりに素朴!)の暖かみは、他に例を見ないものです。
そして、地下祭室<クリプタ>の幽玄な雰囲気のなかにひっそり置かれた<聖ベネディクトウス>の『聖遺物(遺骨)』は絶対に見逃せない物です。
西暦547年に没した<モンテ・カッシーニ(イタリア)大修道院長>の遺骸は、その修道院の廃墟から7世紀半ばに、フルーリーの大修道院長の手により発見され、ロワール河のほとりの彼の任地に持ち帰る事を許されました。

かの大聖人の<聖遺物>は、中世より近世にかけての<巡礼>が盛んだった時期を中心に、常に多くの巡礼者を集めて来ました。

さらにこの近くの、モザイクの見事な『サン・ジェルミニー教会』も見逃せません。

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