観測にまつわる問題

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石破茂と小泉進次郎、岸田文雄

2018-07-23 11:42:50 | みんなでやろうぜ
今日の愛媛新聞1面の世論調査(共同通信)で、安倍首相の支持と石破さんの支持が、次期総裁で相応しい人の評価で拮抗しているとの結果が出ています。自民党総裁選のことを(選ぶ権利がない人)自民党員以外に聞くのがそもそも誤りだと思いますが(大体安倍首相が出るのが分かっていれば、首相支持派はそれ以外を支持する可能性は無く、次期総裁選前の世論調査が安倍3選後の次期総裁有力候補を測る上では、あまり役に立たないどころか有害ですらあると言えます)、まぁとにかく3選を目指す現役首相に対して世論で拮抗する有力対抗馬がいるというのは、自民党員の多くの支持を集めているにしても現役首相にとっての大きな脅威に違いありません。自民党には石破さん以外にも小泉進次郎という世論に訴えかけるのが得意な有力若手政治家もいます。

安倍首相後の次期総裁の有力候補の岸田さんはこの世論調査では表面上石破さんに大きく水をあけられています。岸田さんは石破さんや小泉さんのようなタイプの政治家になれないし、なるべきでもなく、議員や党員といった玄人筋の評価や信頼を得て総理総裁になって、政治を行うタイプではないかと思います。世論軽視はなりませんが、やはり政治の現場で政策を知っている層やそれに近い層と例えばテレビを見ている大衆層の評価はかなり異なっていると思うこともあって、前者の立場からは後者の支持する政策は隙だらけに見えるはずです(例えば民主党政権の誕生の経緯と結果)。そしてそれが必ずしも国民を幸せにせず、国民自身も結果を問うて失敗したら評価もしないと思っています。

次期総裁選で石破さんが出ることは決まっているでしょうから、出馬してもしなくても岸田さんが首相になれる可能性はほとんどないように見えます。安倍退陣後の問題ですが、どちらかに恩を売れば(石破さんが次々回出ないという保障もなく小泉進次郎という候補も控えていますが)、首相が近づくのは間違いないでしょう。でも仮に石破さんと組んだとして、石破さんのように世論に訴えかけられるのかという問題があると思います。議員票や党員票を固められる勢力と上手くやらないと自分には先がないように見えています。


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