観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「北方領土」「農業」を考察する予定(未定)。

新型コロナウイルスのうつりやすさの謎、小考

2020-02-28 11:13:22 | 厚生労働
#新型コロナウイルス #花粉症 意外な繋がりがあるかもしれません。飛沫感染ならば。スポーツジムでの感染疑いで汗にウイルスは含まれないという専門家の見解前提で、体調悪ければジムにいかないという指摘もあるようですが、花粉症の保菌者は無症状でも拡散させるかもと思いました。金属が接触感染で菌を持続させやすいという見方もあるようです。
 あるいは普通の風邪の保菌者はくしゃみしそうです。陰性陽性も量的な問題で陰性が無菌を意味しないとすれば、飛沫感染・接触感染を前提に拡散は唾・鼻水・くしゃみ・せきを中心にも考えられそうです。ウイルスは喉で増えるらしいので。とにかく、専門家の見解が重要は分かりますが、#北海道 で拡散しており、どうも白い息(呼気)でエアロゾル感染?/市中感染する可能性が気にはなります。そもそもインフルエンザで無症状で感染するリスクも指摘されるようです(参考:インフルエンザから見る感染について 鳥猫)。

※3月1日追記:雪祭りは屋台も多いとのこと。飲食や濃厚接触が疑われるようです。

湿っぽくて寒い冬の武漢:新型コロナは湿気に弱いのか?
新型肺炎「SARSより感染しやすい構造」 米テキサス大解析(産経 2020.2.2)・・・ウイルスがくっつきやすいらしい。くっつきやすいを前提に武漢が湿潤であり、季節が冬ということで白い呼気に含まれる説はどうか。これまでの議論で無症状の人からの感染の可能性が指摘されており、咳・くしゃみだけで辿れないケースがあるようにも見えます。全然違うかもしれませんが。

政府専門家会議の委員によると(本日の日経新聞参照)、濃厚接触者を調査しても感染の連鎖が見つからないらしい。濃厚接触者じゃない方や無症状の方がリスクが高いという逆転は考えにくいようにも思え、何か見落としているところがあるのかもしれません。

※筆者のツイートの再録・まとめ・修正。

追記
※マスクは感染防止のためではなく、感染させないため(咳エチケット)のようではあります。つまり飛沫感染・接触感染防止です。感染はがウイルスが手に付着し、その手で口、鼻、目を触ることで粘膜から感染するのが主らしく、防止は手洗いが推奨されるようです。ただ新型コロナウイルスは無症状からの感染リスクが指摘されており、上記の考察になっています。これはウイルスが普通に感染しないことを意味しません。

イタリアで花粉症は?イタリア人の5つのアレルギー事情!
>イタリア人は花粉症でも風邪を引いてもマスクをつけて外出しませんが
クルーズ船で下船させたと言い、発端はクルーズ船っぽくはありますが、急拡大に原因はあるのかもしれません。

中東は砂漠のイメージもありますが、イランの首都テヘラン周辺は高原でそれなりに湿潤・寒くはあるようです。女性副大統領の感染が発覚しましたが、ヒジャブにマスクのイメージはなく、感染が広まりやすい素地に、激務が重なったということでしょうか?中国との関係もあるかもしれませんが。死者が多いのは医療環境の問題かもしれません。
※中部の聖地コムで感染が広がったらしい(3月1日追記:イランの致死率は約10%、実態隠蔽の報道も 新型コロナ 産経 2020.3.1 15:37)

【トレビアン韓国】韓国人はトイレで手を洗わない? インフル流行で意識改革なるか(livedoor NEWS トレビアンニュース)
もう一つ気になるのが韓国の黒いおしゃれマスクです。洗って複数回使用できるそうなのですが・・・。韓国人はマスクはするらしく、爆発的な急拡大に何か原因があるのかもしれません。韓国は検査数が多いという話もありますが。念のため。

※ジムですが、スポーツは体力を消耗して感染しやすくなっている可能性もあります。

※子供は免疫システムが未発達で一般に風邪をひきやすいイメージがあります。新型コロナウイルスの子供の発症率は低く、その意味でどうも風邪にはあまり似ていません。一方子供は風邪で学校を休む印象があります。子供は子供以外との接触が少ないこと、街中等で手すりのようなものを触る機会があまりないことと併せて、その辺がダイレクトに子供の発症率の低さに繋がっているのかもしれません。つまり感染しやすくはあっても、ウイルスと接触する機会が少ない可能性があります。

※新型コロナウイルスは未知のイメージがあって間違いではありませんが、結局ウイルスはウイルスなので、意外と正攻法が通じる部分が多く、(やや致死率が高いかもしれませんが)風邪やインフルに似てくる可能性も考えられます。ただし乾燥した方が風邪をひくという定説に関しては、武漢が湿潤が考慮されるならば、何かが違うのかもしれません。

コロナ感染者の東西格差はなぜ起きる 西日本で流行収束(世界のニュース トトメス5世)
>最近の感染者は愛知県が南限になっている

 観光と寒さを強調し、西日本での収束を指摘する記事ですが、北海道には当てはまると思いますが、関東や東海と関西はそれほど気温は変わりません。多分、東海が多めなのはサプライチェーンが中国にあるので、人の行き来があるからなのでは?首都圏も(出張で)似た事情がありそうですが、関西は観光以外の繋がりが意外と少なかったりして。
 これが正しいとすると、中国での流行は検査されず過小評価されている可能性があります。強い措置には広い流行があったりして。

埼玉県の民家にマスク30万枚が野ざらしで発見され騒然 どうしてこうなった(真我のメモ帳 2020/2/28)※リンク不可記事
転売はネットを活用しないと難しいのでは?つまりネット企業に自粛要請して通じれば、事態はそれなりに収束する可能性があります。配給してないので、逆に不要マスクの売却ファクターをあまり考慮しなくて良さそうです。法的に可能か知りませんが、売買禁止・数量制限・競り禁止・価格の上限キャップ等のメニューが考えられます。

女系を容認した皇位継承ルール試案及び追加ルール試案(暫定版 2020/02/22)

2020-02-22 14:29:44 | 皇室・日本文化
現行ルール
第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
第二条 皇位は、左の順序により、皇族に、これを伝える。
一 皇長子
二 皇長孫
三 その他の皇長子の子孫
四 皇次子及びその子孫
五 その他の皇子孫
六 皇兄弟及びその子孫
七 皇伯叔父及びその子孫
○2 前項各号の皇族がないときは、皇位は、それ以上で、最近親の系統の皇族に、これを伝える。
○3 前二項の場合においては、長系を先にし、同等内では、長を先にする。

女系を容認した皇位継承ルール私案(暫定版)
第一条 皇位は、皇族に生まれた(皇統に属する)皇族が、これを継承する。
第二条 皇位は、左の順序により、皇族に、これを伝える。
一 皇長子男子
二 皇長孫男子
三 皇次子以下の男子及びその子孫の男子
四 皇兄弟の親王及びその子孫の男子
五 皇長子の内親王、次いでその子孫の男子、次いでその子孫の女子
六 皇次子以下の内親王、次いでその子孫の男子、次いでその子孫の女子
七 皇兄弟の内親王及びその子孫(その順位は一~六に準じる)
八 皇伯叔父及びその子孫(その順位は一~七に準じる)
○2 前項各号の皇族がないときは、皇位は、それ以上で、最近親の系統の皇族に、これを伝える。
○3 前二項の場合においては、長系を先にし、同等内では、長を先にする。(その順位は一~六に準じる)

追加ルール試案(暫定版)
1.五世王を境に(六世王から)一律臣籍降下していただく。
2.近親婚については日本のルールと同じ。皇族同士の近親婚においても個別の皇位継承順は動かない。子供の皇位継承順は皇位に近い方を機械的に受け継ぐ。
3.皇族の仕事は公務員を容認する(慣習法)。ただし党派に属してはならない。
4.女性宮家は皇室会議に最終決定権がある選択制。女性宮家を創始する場合は皇配の方が皇室に入る。創始しない場合はただちに臣籍降下する。

日本の危機管理の問題の本質

2020-02-20 13:40:30 | 外交安全保障
正論 新型肺炎、憲法レベルで論議を 駒沢大学名誉教授・西修(産経ニュース 2020.2.19)

 西修教授の指摘によると、GHQは憲法に明示されていなくても行政府にはエマージェンシー・パワー(緊急権)が認められるので、国会が召集できない場合の緊急措置条項を拒否したのだそうです。エマージェンシー・パワーとは緊急事態が発生すれば、行政府は既存の法に反しない限り、必要なあらゆる措置を講じることができるという英米法に基礎を置く考え方なのだそうですが、明治憲法以来の日本の法体系とは異なっており、戦後の日本ではエマージェンシー・パワーに基づく政策は採ってこなかったことは明白だろうと思います。この辺が日本の危機管理政策・安全保障政策の本質的な問題のように見えます。
 今回の新型コロナウイルスの一件でも法務省は人権を盾に特定地域への滞在を理由にした一連の入国拒否をしたようです(政府、水際対策で異例の措置 入国拒否、厳格化要求も―新型肺炎 時事 2020年02月13日)。アメリカは日本を英米法のように何となく思っているかもしれませんが、日本国憲法は大日本帝国憲法の改正によって成立しており、日本は今でも明治以来の大陸法の国な訳です。つまりは緊急時には法に反しない限り何でも出来るとならず、一々出来ることは書かれていないとならない訳です。大陸法と英米法の優劣を論じてもしょうがなく、これまで明治以来の積み重ねた大陸法のルールの下、最善を尽くすにはやはり緊急時と言えども出来ることは書いておく必要があります。>根拠としたのが出入国管理法5条1項14号だ。5条1項は外国人の入国を拒否できるケースを列挙し、14号は「日本国の利益または公安を害する行為を行う恐れがある」場合を規定する。本来はテロリストなどへの対応を想定したもので、感染症が疑われる外国人への適用はいわば「禁じ手」(政府関係者)だ。・・・そうでなくては禁じ手解釈を政府は一々しなければならなくなるんですね。筆者は禁じ手解釈をしてでも必要な措置をとった安倍政権の判断は寧ろ妥当なものだと思いますが、こと日本においては緊急時に何が出来るか議論しておくことも必要なことであり、これまでなされていなかったことは明白だろうと思います。この議論を促すのに緊急事態条項の条文を設けることは極めて有効に違いありません。英米法風味の大陸法憲法をそのままにしておけば、同種の問題が何遍でも起こるに違いありません(筆者は保守派であって革命を志向しないので、大陸法から英米法に変えろと主張しません)。

 9条自衛隊の問題も同じように思われ、自衛隊明記論は自衛隊を明記するだけでなく、緊急権がない日本国憲法下で自衛隊の危機管理体制を高める効果があると考えます。自衛隊はダイヤモンドプリンセス号での活動で厚労省に準じた活動を行ったようですが、日本の法体系で緊急時に何でもの発想で自衛隊が活動するのは難しく、平時からこういう時はこうと準備訓練しておく必要があるんじゃないでしょうか?もしその体制が整っていれば、厚労省に沿ったレギュレーションでの自衛隊の活動を見ることなく、ダイヤモンドプリンセス号で帽子を被った自衛隊員や防護服を着た自衛隊員の写真を見ることが出来たかもしれません。自衛隊が明記されることは憲法上の規定に沿った自衛隊を最大限認めることになり、警察の延長線上にある自衛隊から自立的に活動できる自衛隊へ脱皮への第一歩なのかもしれません。少なくとも現状のままでは緊急時でも自衛隊は書いてないことをするのに制約があることは明白ではないでしょうか?緊急事態条項で明らかになったように、明治以来の日本では書いていないことをやるのに制約がある訳ですから、法に反しない限り、必要なことは何でも出来る組織に自衛隊をしていくためには、最低限憲法上認められた組織にする必要があると思えます。そうでない場合は、禁じ手解釈をするしかなく、無理な解釈であれば、訴訟で日本の安全保障政策が低レベルであってほしい日本に敵対的な勢力に訴訟で負ける可能性が十分あると思えます。

 GHQがこのような問題に気付いていたと思えず、何となく大日本帝国憲法の形を残したまま、英米法の考え方を持ち込んだに違いありません。これをそのままにしていたのは戦後日本政治の蹉跌でしたが、そもそも話し合わないという戦法を取るのは野党であっても与党であっても許されないというのも強調しておかねばならないことです。これは法に反しない限り何をやってもいいという英米法風味の戦術かもしれませんが、国民の多くが望んでいない不当な戦術に違いなく、憲法議論を国民が判断するという正常なプロセスが機能していないことは明白です。憲法問題は議会で議論して国民が判断すればいいだけの話で、国民の少数にしか支持されていない野党が国民の多数に支持されている政権下での議論を拒否すること等、本来的に出来ようはずもありません。あれが単なる日本に対する重箱嫌がらせ戦術以外の何だというのでしょうか?法治国家で民主主義国家である日本において、憲法問題・法の問題で最大の問題は野党の審議拒否カードの濫用問題だと確信しています。拉致問題なんかも北朝鮮が天国のような呆けた空気に対する異論がまともに議論されていれば、もっと早くに対処できたはずです。日本人の悪癖は議論しない戦術で臭いものに蓋をする癖があることなのでしょう。ただ裏を返せば議論しなくていい問題を議論する悪癖があるとも言えるのかもしれません。例えば、法的に問題がない問題を延々と議論して政権の印象操作をしようとする野党がいます。これらに効く薬が素直にやるべきことをやるという当たり前のことなのかもしれません。政界はとにかくひねくれ過ぎているようであり、やることが酷過ぎます。