今年の被害防止推進員を委嘱
小出警察署(腰越正明署長)では4月15日、口コミや地域の会合などで市民に防犯指導、広報活動を行ない、被害防止を図る「特殊詐欺被害防止推進員」の今年の委嘱式を同署で行なった。
「特殊詐欺被害防止推進員」は、日常生活または事業活動の中で、口コミや講習などにより防犯活動や広報活動を行うボランティア。平成21年から各警察署長から委嘱されており、当時はオレオレ詐欺、架空請求詐欺被害が多く発生したことから「振り込め詐欺被害防止推進員」としていたが、最近は未公開株取引、社債取引等金融商品取引名目等の特殊詐欺被害が多くなったことから「特殊詐欺被害防止推進員」と名称が変更された。
推進員の任期は1年で、今年は山之内喜七さん(並柳)、佐藤喜郎さん(井口新田)、貝瀬甲一さん(山田)、浅井実さん(穴沢)、佐藤捷司さん(四日町)、渡邉正男さん(明神)、山之内守子さん(細野)の7人が再委嘱されることになった。
この日の委嘱式には5人が出席。委嘱状が手渡された後、腰越署長が「昨今の振り込め詐欺を含む特殊詐欺の発生は厳しいものがあり、昨年、県内では前年より63件多い151件が発生、被害額6億6650万円、魚沼市でも昨年は5件発生し4340万円の被害額となっています。皆さんのご協力を得て魚沼市で1件の被害も無いようにしたい」と今後の活動に期待を込めた。
推進員は、高齢者世帯への訪問活動、町内会の会合・行事での防犯指導、広報などを行なって特殊詐欺などの被害防止を図ることになっており、委嘱式に続いては早速、チラシ等の配布活動を井口新田のスーパー店頭で実施した。