ハートに児童のメッセージ
新潟県人権啓発活動ネットワーク協議会による「人権啓発キャラバン隊」が10月6日、魚沼市の広神西小学校(児童241人)を訪れ、同校児童が「心のメッセージ」を書いた「人権ハート」を回収した。
同キャラバンは、ラッピングバス「にじまる号」で県内の小学校を訪問し人権啓発活動を展開するもので、平成13年度から実施されている。
「にじまる が行く!人権ハート回収作戦」と名付けられた訪問活動は、県民の心を育んできた「人権ハート」が、いじめや差別、自然破壊により壊れ、バラバラになって県内11の小学校に飛び散ってしまったため、「にじまる号」に乗り込んだキャラバン隊が県内を回り、飛び散ったハートを集めるというもの。児童からハートの復元に必要な「心のメッセージ」を書いてもらい、すべてのかけらが集まると「人権ハート」がよみがえる。
全校児童が集まった体育館に到着したキャラバン隊の宇治直樹隊長が「大きな人権ハートを持つ人がたくさんいる広神西小になってください」とあいさつした後、児童会の代表が「絆 仲 愛 心」のメッセージが書き込まれた、かけらがハートにはめ込まれた。
人権イメージキャラクター「人KENまもる君」「人KENあゆみちゃん」が体育館に登場すると児童へのインタビューも行われ、ハートのかけら再生のお礼として宇治隊長から児童代表に「人権の樹」コブシが手渡された。