魚沼WEBニュース

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魚沼は音楽に没頭できる場所

2009-04-02 | ニュース

マイスター氏が大平市長を訪問

100_0258ドイツ・マンハイム州立音楽大学学長で、毎年小出郷文化会館で開かれている「ピアノ音楽合宿」の講師を務めるルドルフ・マイスター氏が3月19日、魚沼市の大平悦子市長を表敬訪問した。
 マイスター氏は、ハンブルグ、ウイーン、ニューヨークに学び、26歳で同大のピアノ科教授に抜擢、34歳で学長に就任。96年から毎年小出郷文化会館で行われているレッスンには、熱意ある指導を慕って全国からピアノを専門に学ぶ学生が集まっており、今回で14回目となった。
 訪問には小出郷文化会館のレッスンに参加してマイスター氏と出会い、マンハイム音楽大学に留学した経験を持つピアニスト・稲岡千架さんと斉藤純子さんの2人が同行し通訳を務めた。
 「ここに来る意味のひとつに音楽に没頭できることがある。それはここでしか出来ない。私にとってここは居心地の良いところ。山々は美しく景色が素晴らしい。音楽は自然の中で生まれたもので、自然から得るものは大きい」とマイスター氏は魚沼市でのレッスンの意義について語り、大平市長は「小出郷文化会館でレッスンをしていただき喜んでいます。学長にお話を聞いて魚沼の良さを再確認しました」と話していた。


記者日記

2009-04-02 | 小出郷新聞コラム

 今月20日、かねてより計画されていた知人の厄払いの会に出席した。男四十二歳の厄払いは、昔は魚沼各地で盛大に行なわれていたようであるが、近年はそういった席はめっきり少なくなり、同級生らが集まって簡単に済ませることなどが多いように思われる。筆者も近くに居る同級生3人だけで簡単に済ませてしまった▼20日の会は、仲間たちが発起人となって計画したという珍しいスタイルのもので、筆者もそのうちの一人となっていた。開催までに転勤の内示があり魚沼市を離れることになったことから送別会も兼ねた会となった。案内をもらって駆けつけた30人余の顔ぶれは多士済々。その人の真面目で精力的な仕事ぶりと人柄がうかがわれた。当然のことに会は大いに盛り上がり、厄を祓うとともに、別れを惜しみつつ賑やかに新たな門出を祝った▼22日は高校を卒業した息子のスーツを買いに出かけた。店内に入ると時期的なこともあり、若者向けのスーツがところ狭しと並んでいた。着る物の流行などには至って疎い筆者であり、ましてや息子の服となると、どんなものを選べばよいのかまったく分からないので早々に店員に声を掛けた。男性の店員だったが、さすがに手馴れたもの。サイズを確認するとすぐに適当なものを何点か持ってきてくれ、そう時間をかけずにスーツから小物一式を揃えることができた▼やれやれと近くにいた父子に目をやると知り合いの市役所職員。声をかけると筆者同様に息子さんのスーツを求めにやってきたとのことであった。話を終えて周りを見渡すと、店内には随分と多くの客がいて、その多くは筆者と同様の目的で来店した親子のようだった。ちょっぴり大人になって4月から新たな環境での生活を始める若者たちの希望に満ちた清々しい顔と、それを見守る親の優しくも厳しく、一抹の寂しさも伺える顔が、店内にあふれていたと思ったのは筆者だけだったろうか。春は別れと出会い、そして新たな門出の季節である。