財政危機を考える会が議員と懇談
魚沼市が建設を計画している「有機センター」について、市の
財政について独自の調査・研究・要望を行っている「魚沼市の
財政危機を考える会」と市議会産業建設委員会が5/21市
役所広神庁舎で懇談会を開き、同会は原材料の確保やラン
ニングコスト、製品の販売などについて市の計画の問題点を
指摘した。「有機センター」建設については魚沼市が当初平成
18年度に用地選定を行う予定であったが、候補地周辺住民
の理解が得られず年度内の選定を断念。19年度に改めて選
定を行うことにしている。この日の懇談会には同会のメンバー
5人と市議会産業建設委員会の委員や市議10人。同会では
有機センター建設の市の資料には理解できないところがあると
して、同様の施設がある津南町を視察、資料を貰ってきており
、それと比較検討した結果から、原材料の畜糞が計画どおりに
は集らないのではないか、生産コストが高く堆肥生産の原価と
売価が適正でない、食品残渣を入れると製品(堆肥)の質が落
ち売れなくなるなどの問題点を示し、センター運営が赤字になる
ことを懸念した。市議からは「畜糞の処理だけでは市民は納得
しない。原材料も足りない。色々な問題を克服して循環型の社会
を作らなければならない」、「計画を改善する中で良くしたい。問
題点はあるが取り組むことで魚沼のイメージを上げたい」との意
見が出された。同会からは「今日は問題提起であり、声をかけて
もらえば合同で勉強したい」と申し入れられ、産業建設委員長は
「資料は今後の参考にしたい。指摘も含め今後検討していきたい
と話していた。