5月6日の晩に、深夜バスと新幹線、高速バスを乗り継いで、荘川町へ行って来ました。
一時は諦めたけど、去年桜にお世話になったのに今年行かないというのでは、義理が果たせないとの思いから決行しました。
渋滞もなく、定刻に牧戸に到着。
はとタクシーの加藤さんが、待っていてくださいました。
一年ぶりの再会。
それだけで、もう私ったら胸がいっぱいです。
さあ、これから16時半までの5時間半、荘川町を満喫します。
・・・っていったって、な~んにもない町。
まずは、去年行かなかった御母衣ダムへ、向かいました。
けっこう遠かった。タクシーで5,200円。(片道)
でも!!
行ってよかったです。
ここは、日本でも有数のロックフィルダム。
えーと、つまり、コンクリートでなくて、湖岸の石や粘土を集めて積んで、堰を造ったものなんです。
(違っていたら、あとで直します)
上から見るとこんな感じ。
ね、石がごろごろでしょう?
こんなんで大丈夫なんかなー?と思いますが、粘土の質がとてもよかったので、うまくいったのと同時にコストの軽減にもなったのだそうです。(運転手さんのお話)
これは、ダムの堰の上から下流を見たところ。
真ん中の建物はJパワー(電源開発株式会社)の御母衣電力所。
ここはもう、白川郷にとても近いところです。
運転手さんの勧めで、電力所にも行ってみることにしました。
中の資料館が素晴らしかった。展示もよかったけど、20分ほどのドキュメンタリー映画『桜守の詩(うた)』が感動モノでした。
荘川桜の移植の経緯は、とっくに知っていたし、自分で調べたりもしてきたけれど、こうして桜を守った方々の努力や思いを改めて映像で観ると、また涙が出ました。
↓電力所〈下流)からロックフィル式の堰を見たところ
本当に美しいダムでした。
お客さんもそれなりに来ていらっしゃいました。
感動のうちにダムを後にして、お目当ての荘川桜へと向かいました。
↑車の中からはこんな風景が見えました。白山系のなんとか山(ド忘れした。調べておきます)
雪を被っています。キレイ
去年は(←クリックしてみてね)20年に1度と言われるほど、美しく花を咲かせた荘川桜も、今年は冬の厳しい寒さで花芽が極端に少なく、しかもまだ開花したばかりでした。
こんな感じ。
覚悟はしていたので、ガッカリはしなかったし、むしろ「去年、あれほど美しい姿を見せてくれてありがとう。」と、桜への感謝の気持ちの方が強かったです。
また、毎年たくさんの花をつけることの大変さも分かりました。
なんせ樹齢450歳の老桜なのですから。
御母衣湖↓
30分ほど写真なんかを撮ってから、歩いて御母衣湖ドライブインへ行きました。
荘川桜の情報をいつも発信してくださる渡辺さんにお礼を言うためです。
歩く道すがら、ふきのとうを見つけました。
↓水没記念碑
ドライブインでは、せっかく渡辺さんにお会いできたのに、うまくお礼の言葉が伝えられなかったです。
本当は、道徳「ふるさとのサクラ」の授業で、ちびっ子たちが一生懸命ふるさとについて考えられたことや、荘川桜の美しさに見に来てくださった多くの方が魅せられたことなど、お話ししたかったのですけど。
その後は、また、はとタクシーさんに迎えに来てもらって、「道の駅荘川」の「桜香の湯」へ行きました。
ここで、運転手さんとはお別れ。
また、絶対に来たいと思います。
あ、そうそう、運転手さんの特別なお計らいのおかげで、荘川桜の苗木を3本、秋にいただけることになりました。
どこに植えさせてもらうか、考え中です。本当にありがとうございました。
温泉に入ったあとは、ちょっと時間があったので、郡上名物「けいちゃん焼き」をいただきました。
めちゃうまでしたー!
高速バスで名古屋まで戻って、その後は新幹線と特急で、その日のうちに松山へ帰りました。
慌しかった。
でも、心から満足しました。
行って、本当に本当によかったです。