Solaも飛べるはず

きっと今は、自由に・・・

3・30 ミルク

2013-03-30 | ウサギさん



今日3月30日の夜中、ミルクが月に帰ってしまいました。

闘病生活7ヶ月。
よく頑張ったと思います。



昨年の夏の終わり、急に粘液性の腸炎になったのがそもそもの始まり。
ゼリー状の便が出るようになり、とても心配な状態が続きました。

しかし、お医者様の手当てと介護のおかげで、なんとか落ち着きを取り戻していました。
それからも、時々食欲が落ちたり、粘膜便が出たりすることはあったけれどなんとか生き延び、再び重篤な状態に陥ったのが今年のお正月。

週に2~3度、病院へ行って飲み薬や強制給餌のためのフードをいただいたり、点滴をしたりする生活に、またなってしまいました。


特に最近は、お腹が膨れてパンパンになり(鼓張症というのだそうです)、胃腸がうっ滞していて一向によくならない状態が続いていたので、もう限界かなと覚悟はしていたのでした。


そうでなくても、もう10歳と8ヶ月。
平均寿命はとっくに超えて、うさぎの中では立派な「ご長寿ウサギ」です。
動物病院の先生からも、「ウチの患者(患兎)さんでは最年長だから、頑張って!」と言われていたほど。
けれど、私の中では8歳を過ぎた頃から、いつ命の終わりが来てもガッカリしないように、心の準備をしっかりしてきていました。


昨日の夕方、いつものように点滴をしてもらって家に帰り、私は送別会に出かけました。
帰ってみると、ミルクがぐったりしていたので、「ああ、来るべき時が来たかな?」と思って抱っこしてあげました。

しばらくすると、苦しそうに息をして、その後「ハウッ」と言ったかと思うと、もう私の腕の中でこと切れていました。(午前1時20分)
でも、目も開いていたし、もう一度生き返りそうな、動き出しそうな感じ。

悲しいには悲しかったけど、覚悟もしていたし、「ミルちゃん、今までありがとう、よく頑張ったね。」って話しかけて、それほど泣きはしなかったです。

それから、3時半ぐらいまで、体を拭いてあげたり、箱にタオルや花を入れて飾ってあげたりしていました。
ミルクは、死んじゃってからも、ホントに可愛かったです。


実は今日から、いつもの3人で湯布院行きを予定していて、飛行機も「ゆふいんの森号」も予約していたのだけれど、朝になって私だけキャンセル。
ミルクをお見送りすることにしました。
考えてみれば、ちゃんと最期を看取ってあげられて、しかもお葬式もあげることができて、私にとってはよかったです。
仕事がある日なら、死に目に会うことも難しかったかもしれないし、なかなか休みをもらうこともできにくかったかもしれません。
私のお休みに合わせてくれて、孝行者です。




朝になってからペット霊園に電話して、11時から火葬することになりました。
今までネコが3匹(しまちゃん、空ちゃん、ちび子)お世話になっているけど、こうして持ち込むのは初めてで、ちょっとした感動がありました。


箱に入れて、お花やイチゴで飾られたミルクは、係の方の読経で煙とともに月へ帰りました。

40~50分ほどで、きれいに骨になったミルクを骨壷の中に入れてあげました。
骨壷はすっごくちっちゃくて可愛いもので、ミルクにぴったり。
今頃、ペットでもこんなに手厚く葬られるんだなあと、驚きました。



係の方が一つ一つ、これは後ろ足だとか、ここは喉仏だとか説明してくださって、その度に感激です。
10歳なのに、骨がとってもきれいだとも言ってくださいました。
「膀胱に結石があるはずだけど。」と言うと、ちゃーんとあって(2cmぐらい)、安心っていうか、おかしかったです。
この結石にも、ずーっと悩まされていたのです。


爪と前足の指の骨があんまり可愛かったので、いただいた分骨カプセルに入れることにしました。


こんなカプセルもあるんですね。
ペット業界の冠婚葬祭(冠と婚はないか)、充実しています。


そうして1時間半ほどで、お葬式も終わり。スタッフの方みんな親切でした。

ちょうどペット霊園のまわりは桜や菜の花が満開で、お見送りにはよい日和でした。

きっとこれから桜の季節になると、この日のことを思い出すと思います。

今は私も元気にしてるけど、じわじわと悲しみが湧いて来るのかな?
明日から、ミルクのいない生活に慣れなければいけません。

ミルちゃん、お月様でも元気でうさんぽしてね。