Solaも飛べるはず

きっと今は、自由に・・・

7・02 ピクニック同窓会

2011-07-03 | 私が出会った子どもたち
3月まで受け持っていた「クローバー」ちゃんたちに誘われて、楽しみにしていたピクニック。

今日もいつもの場所で待ち合わせです。

5月にも予定してくれていたんだけど雨で流れてしまって、本当に久しぶりに会ったみんなは、少し大きくなっていました。



せいぜい6人ぐらいかなーと思っていたら、なんと20人も集まって、適当に遊んだり、おしゃべりしたり、お弁当食べたり・・・・。

なんとなくやって来ては帰っていくっていう、いつもそんなパターンです。



ここは、「クローバー」のみんなと私にとって、秘密基地のような場所。


今日もミルクのおうちをみんなで造ってくれました。





途中で「とかげがいた~。」と言って駆け寄って覗き込む姿を後ろから眺めながら、

「まるで『スタンド・バイ・ミー』を見てるようだなー。」

って思ったり。






「時間を戻せるなら、先生が転勤になる前に戻って、学校をかわらなくていいようにしたかったな・・・。」

「先生、6年生になっても、中学になっても、集まろうね。」

「高校でも、大学でもね。」


と言われて、またまたじーんとしました。
 


10年後の成人式には呼んでくれるそうだから、それまでは生きとかんとね。





5・04 プチ同窓会

2011-05-04 | 私が出会った子どもたち
今日 愛知県から帰省したNクンを囲んで12年ぶりのプチ同窓会。

私を含めて10人が集まりました。

みんなちっとも変わってなかったです。
昔話に花が咲いたけど、ホントにいい思い出ばかり。

S石小の5・6年と持ち上がった子たちで、やっぱ持ち上がりたくて持ち上がった学年というのは、やり残しがないというか、ちゃんとやり遂げた感があって、特に6年生だったから、師弟ともに充実感があった仲間たちです。






今は、就職したり、結婚したり、それぞれの道を歩み始めたけれど、あの時流した涙や、がんばったことを時々思い出して生きてほしいです。

4・09 お花見

2011-04-09 | 私が出会った子どもたち
今日は、クローバーちゃんたちとお花見。

5年前に初めて訪れた大好きな桜並木を、おさんぽしました。








←ミルクと四葉さがし



←クローバーの冠










ところで、お花見のお供に買った「うまい棒」を食べていると、
「先生はうまい棒、どうやって食べる?」って聞かれたので、
「どうやって?って・・・・普通にまるままかぶりつくよ。」と答えると、
「私は袋ごと握りつぶして、バリバリッと砕いてから食べるよ。」と言われました。

「へえ、そんな食べ方もあるんだー。」と感心していると、
「うまい棒の、うまい割り方ってあるんだよ。」と教えられたので、
早速ウチに帰ってネットで調べ、実際にうまい棒コーンポタージュ味で、試してみました。



まずは、袋のままテーブルに置き、包み込むような感じで手のひらを当てて、
上から押さえつけるように、力をじわーっと加えます。

まだまだ。

まだまだ。

しばらくすると、ザクッと音がして、割れた感触が手に伝わりました。
それから袋を開けてみると・・・





見事に4つに割れていました。
一本一本手に取って食べたら、食べやす~い!
そして、まるままかぶりつくより、ずっと大人っぽ~い!

やっぱ、ちびっ子の知識には敵わないです。
この食べ方気に入った。
明日からうまい棒を大人買いしよう。

(うまい棒を買う時点で、そもそも大人じゃないです)


3・30 クローバーとファンモン

2011-04-01 | 私が出会った子どもたち
この仕事をしてると、いつもいつもこう思います。

「今の学校が大好き。
 このクラスが最高!
 もうこれ以上のクラスなんか、絶対にあるわけない」と。

でも、また新しい環境に入ると、いつの間にかそこが大好きになったり、一番になってしまっていたりする・・・。

そんな出会いと別れを、今まで何度も何度も繰り返してきました。



今年の『クローバー』(よつば=428)ちゃんたちとも、去年の4月に出会って以来、12ヶ月をともに過ごし、楽しい思い出をたくさん作ってきました。




その中のひとつが、「ファンキーモンキーベイビーズ」との出会いです。
4年生なのに、みんなして「ファンモン」にハマってしまったちびっ子たち。


もともと1学期は、親子親睦会で歌うために、スピッツの「チェリー」や「空も飛べるはず(←このブログのタイトル!)」を練習していたんだけど、ある日映画『書道ガールズ!』を観た私が、感動して「明日から、帰りの会で『大切』を歌おう」と言ったのが始まり。
その後もいっぱい歌いました。



 6月  「大切」
 9月  「あとひとつ」
10月  「ALWAYS」
11月  「桜」
12月  「涙」
 1月  「旅立ち」
 2月  「告白」
 3月  「明日へ」



それにしても、一度も「他の人の歌を歌おう」とも言わず、一年間ファンモンを歌い続けたとは、あっぱれ。
ファンモンが聞いたら、涙を流して喜ぶかも?・・・ね。


そしてこのことは、紛れもなく子どもたちを成長させ、クラスの結束を固めていったと言えます。
たかが帰りの会の、一曲の歌じゃないかと思うかもしれない。
でもね、それが4年生のちびっ子たちには、とても大切な歌であり、時間であり、絆だったんだと思います。

道徳の授業の前、Kくんのお別れ会、2分の1成人式など、節目節目にも必ずそこにファンモンがいました。


3月になって、修業式までだんだん残りの日数が少なくなってくると、だれからともなく「先生、今日はリクエストにしよう」と言って、今までに歌った中から歌いたい曲を、みんなで選んで歌う日が増えました。



ついに、修業式当日!
今日でこのクラスともお別れという日です。

この日は最後だから、女の子の歌いたい曲と、男の子の歌いたい曲。そして私のリクエスト曲を歌ってもらうことにしました。

女の子はモチロン「告白」です。バレンタインデーに合わせて歌ったこの曲が、女子はえらくお気に入り。
男の子は「桜」。ホントは「Always」や「旅立ち」みたいな元気な曲が好きな奴らだけど、今日はさすがにしっとりしたこの曲を選びました。たぶん、私の気持ちを察してくれたのかもしれない。

最後の私のリクエストは「大切」。
大切な大切なこのクラスと過ごすのも、もう今日だけ。(実は転勤も決まっていたし)
そう思うと、「大切」の歌詞までが、うちのクラスのために書かれたような気さえしてきます。


あなたが笑ってて あなたの声がして
普通に日が暮れて 「また明日ね」って手をふる
ありふれて見えても 当たり前なんかじゃない
あなたといる日々が 何にも代えられない 大切 大切 大切・・・


最後は涙、涙の合唱になってしまいました。

『クローバー』のみんな、ありがとう。
みんなと歌ったファンモン、忘れない。















3・28 旅立ち

2011-03-31 | 私が出会った子どもたち
9年前にS小で受け持った4年生が、高校を卒業しました。
中学も高校も、みんなばらばらだったのに、心はかたい絆で結ばれていたこの子たちと、久しぶりに会いました。

おとといは男子チーム。
こちらはいつも保護者同伴です。
(いつも仲良くしてくださって、ありがとう)
節目節目に会ったり、近況をメールで報告してくれたりする、カワイイ奴ら。

二人とも、高校の3年間、野球を頑張りました。
いいなー、高校野球。
私ももう一度あの頃に戻りたい。
やっぱり特別輝いているって気がする。

プロに入って頑張っている熊代クンは、今ももちろんカッコイイけど、
それでも高校時代の輝きの方が強烈な印象です。
「さわやかな青」っていうイメージ。



そして、今日は女子チーム。
みんなけっこう小学校のこと覚えていて、昔話に花が咲いたんだけど、私にとっては赤面するような話もありました。

もう、忘れてくれていいんだよ、そんなこと・・・。



話していると、9年なんてあっと言う間だったなーと思う。
自分は何一つ変わっていない気がするのに、教え子たちは確実に成長しています。
まあ、当たり前か。私は毎年足し算とか、分数とかそこらへんの勉強止まりだけど(せいぜい10歳程度)、
高校生は微分とか積分とかやってんだもんね。頭でも絶対に負けています。

そして、やっぱりこの子たちもキラキラ輝いてました。
それぞれ自分の決めたこれから歩む道のりに、どんな可能性が秘められているんだろう。
ずっとこの子たちの成長を見ていたいな。





11・05 アーチ橋を作った!

2010-11-06 | 私が出会った子どもたち
国語で、『アーチ橋の仕組み』を学習し終わりました。
私が、石造りのアーチ橋に興味を持ち始めたきっかけとなった、あの単元です。

教科書に書いてあることと並行して、私が九州で訪ねた石橋や、轟橋の建設中の画像を見せたりしてきました。
子どもたちもけっこう興味をもって、「通潤橋に行ってみたーい!」などと言う子もいました。

ところで、『アーチ橋の仕組み』の大単元(二)には、アーチ石橋の造り方が、図入りで説明されています。
まず、木組みのアーチを作って、両端から台形に切られた石を一つずつ積んで行き、最後にド真ん中に「要(かなめ)石」と呼ばれる石をはめ込んで出来上がり、というものです。

前々から、何とかこれを子どもたちと一緒に作れないものかと考えていましたが、ネットなどで調べてみると、牛乳パックならできそうだということが分かりました。
そこで、みんなで相談して給食の牛乳パックを洗って取っておき、昨日ついに実行しました。

牛乳パックは、上の折り目だけをはずしておきます。
底の長さを計って、28個分を並べたときの円周を計算し、そこから直径を出して、ダンボールで仮のアーチを作りました。
そして、一人ずつ両端から牛乳パックを置いて行きました。

もちろん、牛乳パックと牛乳パックの間には、何も接着するものを入れていません。
「テープで留めとこうか?」というと、ちびっ子たちが「それでは、本当に積んだことにはならない。」というので、敢えて何も付けないで、パックのままです。だから、けっこうスルスルとすべっちゃう感じがあります。

積んでいくたびに、落ちそうになるのでみんなの手でガッチリと押さえていましたが、最後のパックを入れた時、なんだかしっかりと固まったっていう手応えがあったので、一人ずつ押さえている手を離していくことにしました。
一人離し、二人離し、三人が離し、最後は一番上を押さえていた私の左手を離して、ついに残りは私の右手だけ。

それをそーーーーっと離したとき、見事にアーチは立っていました。
こんなふうに。














「やったーーーーーー!」
みんな、拍手~~~~~~~~~ぅ。


背面のダンボールは外せなかったんだけど、このダンボールにもたれることなく、しっかりと立っています。
しかも、このあと、上に物を乗せてみたけど、崩れなかったんだよ。



感動の実験でした。



前からやってみたかったから、私にとってはなおさらです。
江戸時代に通潤橋を造った、熊本の石工「橋本勘五郎」になったような気分でした。



8・08 HAPPY WEDDING

2010-08-09 | 私が出会った子どもたち
昨日書いたとおり、今日は朝から忙しい一日。


まず、朝は9時からちびっ子の野球「4年生大会」。
なんなく勝ちました!
やったー!!
次、準決勝です。いつになるかは未定。


思ったより早く終わったので、急いでコミセンへ。
少しでも俳句甲子園を見たいなと思って・・。
ちょうど敗者復活戦の途中でした。

コミセンのロビーで、準決勝に勝ち残っている開成高校A・Bチームに遭遇。
三村君に会えてよかったです。
今年3年生だから、来年からは会えないと思うとさみしい。


敗者復活(お題は檸檬)は、沖縄首里高校が勝利。


11時過ぎ、急いでウチに帰り、支度してエイジくんの結婚式に参列した後、披露宴開始までの、ちょっとの間を縫ってまたコミセンへ。
敗者復活の首里高校が、金沢泉丘高校に勝ち、決勝進出を決めていました。
そしてまた、道後の披露宴会場までとんぼ返り。
忙しかった。(ここまでするか?)


律義者のエイジくんらしく、小学校から現在までの友人知人をごっそり呼んでくれていて、小学校・中学校・高校・前の職場・今の職場、どのテーブルも活気にあふれていました。
しかし、新郎側の女子(女の古)は私一人だけだった。


私は、当然小学校の仲間のテーブルです。
なつかしい顔ぶれ(5人)が集まって、久しぶりに昔話に花が咲きました。
この子たち(クラス)は、教え子と先生というよりは、同志という感じだったです。
5・6年と子どもたちは持ち上がりのクラスに、私だけが2年目にポっと入った形(前任の先生が転勤)だったけど、出会ったその日から通じるモノがありました。生まれる前から知っていた・・・みたいな。
その感じは、卒業までずっとずっと続いて、私は一年間で400枚超の学級通信を出すことができました。
そんなクラス。

卒業してからも、いろんな場面で、就かず離れずの仲間たちです。



K太郎くん、Tくん、Rくんも、受付係やスピーチで活躍。
他の出し物も、若者らしい激しさでちょっとビックリしたけど、それぞれエイジくんに関わった人たちの心がこもっていて微笑ましかった。
こんなに大勢の人たちが、エイジくんの結婚を祝福してくれているんだなーと思うと、すべての人たちに「ありがとう」と言いたい気持ちでいっぱいです。


きっとエイジくんのお母さんも、天国でとっても喜んでいてくれると思う。
生きていてくれたら、今日いっしょに泣けたのにな・・・。




この半年ほどの間に、妹、E美ちゃん、エイジくんと3人の結婚式に出席させてもらって、それぞれ感動をいただきました。
結婚式って、これまで大切な関係を築いてきた人を、別のだれかに任せるということで、さみしいけどとてもうれしいことですね。

Yっちゃん、エイジくんのこと、よろしく頼みます。







1・31 2の2の日

2010-01-31 | 私が出会った子どもたち
5年前の約束の日が、もう明後日に迫ってきました。
平成22年2月2日、「2の2の日」。
千円札をポケットに入れて、19時にSクンちの焼き肉屋さんに集まる、あの約束です。

5年なんてけっこう先だと思っていたけれど、過ぎてみればあっと言う間だったなあと思います。

今年の年賀状には、「にこにこにのに」のちびっ子たちから、「もうすぐ2の2の日ですね。」という言葉がたくさん書かれていました。
みんなちゃんと覚えていてくれて、楽しみにしてくれていたんだな、と感激。
しかし敢えて、改めてのお知らせはしていないから、いったい何人集まるんだか、その日になってみないとわかりません。

Sクンちは予約OK!
あとは「にこにこにのに」のちびっ子たちを待つだけ。
みんな大きくなっているだろうな。
明後日が楽しみです。

ところで、明日は2月1日。
こちらは、今のクラス「2の1の日」です。
ちびっ子たちはカレンダーに書いて、この日を待ってました。
かと言って何もしないんだけどさ。
給食のとき、牛乳でカンパイでもしよう!



8・30 さんくみピッカーン

2009-08-30 | 私が出会った子どもたち
昨日は、「さんくみピッカーン」のちびっ子たちが、ウチに来てくれました。
ちびっ子って言ったって、大学1年生だけど、私にとって教え子たちは、はたちになろうが30歳になろうが「ちびっ子」です。
(一番大きいちびっ子は36歳かな?)

昨日来てくれたのはしゅうちゃん(男)と美紀ちゃん(女)です。
11年前、3年生の時に受け持ったのに、いつまでもいつまでも慕って(?)くれるカワイイ子どもたち。


美紀ちゃんは、すっかり女子大生していて、とてもキレイになっていたので、ビックリしました。
やっぱり女の子だな。
男の子は、いつまでも子どもやね。(←ほめ言葉です)


昔話なんかをして、それから私の大切な宝物「お別れのときにもらったアルバム」や学級通信『さんくみピッカーン』なんかを本棚から取り出して、3人で見ました。

なつかしい・・・。

10年も前のことなのに、生き生きと思いだします。
なんか、毎日めっちゃ面白かったなあ。
いっつも笑っていた気がします。(おんなじぐらい怒りもしたけどね)
お別れのお手紙にも、そんな楽しい日々のことがいっぱい書かれてありました。

それから、たくさんの新しいことにチャレンジし、すっごい進歩を遂げたことも・・。
3年生って、新しく習うことがとても多いですよね。
リコーダー、習字、ポートボール、そろばんなどなど。
そのどれも、全員で喜々として取り組み、マスターするまで努力していた姿を今も思い出します。
教える(→のせる→おだてる→騙す)のが、ホント楽しかった!
どこまでも舞い上がっていくのだもの。


『さんくみピッカーン』も全部で200号を超え、それを一枚一枚読み返していると3時間はかかったし、お別れの手紙とアルバムは、今読んでも涙が出ました。(ステキなアルバムを作ってくれた美恵子さん、ありがとう)



今はみんな高校を卒業して、それぞれの道を歩み始めているよね。
目的がある子もそうでない子もいるかもしれないけど、しっかり前を向いて進んで行ってほしいです。

私はいつもみんなの味方。応援団長です。

4・12 春をさがしに

2009-04-13 | 私が出会った子どもたち
 

金曜日の生活科の時間に、学校の周りの春をさがしに、ちびっ子と出かけました。

上の写真は、近くの川の土手沿いの桜並木。
松山ではもう、どこの桜も終わっているというのに、ここはまだまだ頑張っています。

お天気も抜群で、青空にうすいピンクと菜の花の黄色、そして橋の白がよく映えました。

はらはらと散る花びらが、まるでモンシロチョウみたいで、また川面に散った花びらたちはピンクの帯をつくっていて、それもとてもきれいでした。



ところで、今年の学級通信のタイトルは、「ピース」にしました。
なぜだか分かったらスゴイよ!
何日も悩んだけど、今ではちびっ子ともども気に入っています。

3・26 よ~いどん!

2009-03-27 | 私が出会った子どもたち
昨日は修業式。
一年間、一緒に過ごしてきた「よ~いどん!」のクラスも、この日で解散です。

一年生ながら、クラス替えがさみしいのか、
「先生、ずっとこのクラスで、おんなじ先生だったらいいのにね。」
「6年間クラス替えなんかなければいい。」などとカワイイことを言うので、
「でも、クラス替えがないと、ずっとこのままで友達がふえないんだよ。」と、カワイくないことを言っておいた。
本当は私も、すごくさみしかったのです。

今年の学級通信「よ~いどん!」は、一日1枚(休みなし)を目標にしていました。

今年度の授業日数は、ぴったり200号。
しかし、いくら毎日出すと言っても、遠足や運動会の日は出せなくても仕方ないわけで、(書くには書けても、持って帰らせることができない)修業式前日(199日目)で、悲しいかな197号。

だけど、ちびっ子たちも期待しているし、何とかそれに応えて、最終日に200号を出したいと思って、がんばりました!

夜中2時半までかかって、198・199・200号の3枚。
それに、前の日に撮ったクラス全員の写真と、一人一人の可愛いスナップを貼り付けた表紙を、一枚一枚プリントしました。
これまで、それぞれの家庭で綴ってくれている(だろう?)「よ~いどん!」に、この表紙をつけてもらえば、ステキな文集ができるはず?(自己満足)

「よし、これで200号達成。明日、ちびっ子たちは喜んでくれるかな?」と、安心しておふとんに入りました。

朝は5時に起きて、ちびっ子たちに返すプリントや日記にお返事を書き、準備万端、7時過ぎに家を出ました。最後の日だから、どんな話をしようかな?などと考えながら・・・。

さて、学校に着いて、さあ車から荷物をおろしましょうと、後ろのシートを見てビックリ!
いつも学校に持って行ってるうさぎさんのバッグがない!!
あるのは、朝、お返事を書いたプリントの入っている紙袋だけ。

え!?何もかも入っている、いつものうさぎさんバッグはどこ?
・・・ない?
ま、まさか・・・・?

その「まさか」でした。
どうもウチに忘れてきたようなのです。
そういえば、ショルダーバッグと紙袋は手にした覚えがあるけど、うさぎさんのバッグ(これすごく重いんです。5㎏以上あると思う)は、持った覚えがない!

・・・と・い・う・こ・と・は・・・・?

2時半までかかった198・199・200号は?一人一人プリントした表紙は・・・・?


どーなるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉー!


しかし、いくら叫んだところで、取りに帰るわけにはいかないし、ミルクに電話して持ってきてもらうこともできないし、私はこの世の終わりのような気持ちで、教室に向かったのでした。

ちびっ子たちは、いつものようにカワイク、いやいつも以上にかわいくって、甘えてきます。
そして、私に「今日このクラスが最後だから、先生泣くかな?」なんてことを言ってきたりするのです。


・・・あのね、みんな・・・、私ね。
今、別の意味で泣きたいんだよぉー。



そして、かくかくしかじか・・・。
昨日の晩がんばって書いたことと、今朝、アホなことに忘れてきてしまったことを、告白しました。

ちびっ子たちも、いっしょになってガーーーーーーーーン。
「せっかく毎日楽しみにしていたのにぃ。」
「今日が最後なのにぃ。」



ごめん、みんな。(涙)
・・・・うん、わかった!じゃ、わたし、明日みんなのおうちに配達するよ。
ゆうびんやさんになる!!だから、待っててね。

急いでおわびのお便りを書き、印刷してちびっ子たちに持ち帰らせました。




さて、今日。春休みとはいえ、もちろん出勤です。やらなければいけない仕事は山ほどあります。
12時になったら急いで車に乗り、1軒1軒配っていきました。お昼休みの1時間だけでは全部配り終えることができず、残りは5時に退庁してから再び配りました。

午後6時、やっとのことで30軒を回ることができました。
まさか最後の最後に、家庭訪問をするとは思わなかったです。(恥)

でも、どこのおウチに行っても、ちびっ子たちが大歓迎してくれました。
「うわぁー。先生、ほんとうに来てくれたの?」
お母さんたちも「待ってました!」と言ってくれて、とってもうれしかったです。


がんばってよかった。最後にとんでもなかったけど、いい思い出ができました。




PS:若い頃は、一年間で400号出したり、休日に配ったりしたこともたびたびあったけど、年を取るにつれてそんな情熱がだんだん失われてきていたので、今日は久しぶりに昔のことを思い出しました。










3・08 閉校式

2009-03-08 | 私が出会った子どもたち
以前勤めていた島の小さな学校が、今年度をもって、121年の歴史に幕を下ろすことになりました。

そして今日はその記念の式典、「閉校式」があり、出席しました。

現在は全校児童が15名になって、四月からは隣の小学校と統合されます。また将来的には小中一貫になるのかな?
同じ島内であるとはいっても、卒業生のみなさんや地域の方々にとっては、とてもさみしく受け入れがたいことだと思います。

つづく

2・02 2の2の日

2009-02-02 | 私が出会った子どもたち
あと数分で日付が変わりますが、今日2月2日は、私がいつも言ってる「2の2の日」でした。

A里ちゃん、さっきはメールをありがとう。
もちろん覚えてました。
『にこにこにのに』のみんなもあと2ヶ月で小学校を卒業しますね。30人の仲間も、転校や進学でバラバラになってしまうね。さみしいです。

けれど、いよいよ来年は平成22年!2月2日は第1回目の同窓会ですね。

思えば、受け持っていた4年前の・・・・2学期ごろだったか。
ちびっ子たちの帰った放課後の教室で一人、何気なく広げた道徳の副読本の中に「二年二組のやくそく」というお話を見つけて読んだとたん、不覚にも涙があふれてしまいました。
それは、「2年2組が大好きだから、何年後かの2月2日に校庭の木の下に集まろうとみんなで約束した」・・・的なお話だったと思うんだけど、小学2年生向けにしてはものすごくいいお話だったのです。
感激した私は、この組が解散する3月に、このお話と同じように「二年二組のやくそく」をしようと心に決めたのでした。

その時の2年2組は、みんなで伸びようという雰囲気にあふれた大好きなクラスで、遊んでも勉強してもとにかく毎日が楽しかった。
折りしも4月から私は休職して入院・手術することが決まっており、それは私にとっても重大な決断だったので、なおさら「にこにこにのに」のちびっ子たちを大切に思っていたのだと思います。




ところで、今もあのお話は、2年生の道徳の本に載っているのかな。
そして、日本中のあちこちで2年2組の子どもたちが同じように「二年二組の約束」をしているのでしょうか。


4・12 はるのおたより

2008-04-12 | 私が出会った子どもたち
久しぶりにブログを更新しましたが、4月になって年度が替わり、私の環境も変わりました。

今年は、1年生の受け持ち。
学級通信の名前は、いろいろ考えたけど、やっぱり9年間の義務教育のスタートにふさわしく『よーいどん!』にしました。
結局、おととしと同じです。ちょっと芸がなかったかな?


1年生は、7年ぶり5回目です。
もう!めっちゃカワイイ!

ちびっ子たちにとって、教科書を読むのも、ノートに字を書くのも、なにもかも初めて。
プリントを1枚、自分のだけを取って残りを後ろの人に回したり、後ろからプリントを集めたりする、こんな当たり前のようなことも初めてで、何もかもが新鮮で楽しくてたまらないようです。

昨日の生活科では、初めて運動場に出て、遊具や体育倉庫、飼育小屋などを見てまわりました。
まるでカルガモの親子のように、私のあとにゾロゾロとついて来る子ガモちゃんたち。
一番前のRクンが、キラキラした目で、私にこう言いました。


「先生は、

 どうしていっつも、

 カワイイの?」



うぅ~~っ!

こんなこと、ココ何十年言われたことがあっただろうか?(・・・ないです)



いいデスカ?
「どうして、カワイイの?」じゃないんだよ!
「どうして、いっつも、カワイイの?」だよ!!

「いっつも」・・・デスヨ。(←ココ最重要です)



これから1年間、この子たちが私の大切な人たちになるんだな。
一生懸命愛情を注いでいきます!








3・25 ハッピー

2008-03-26 | 私が出会った子どもたち
毎日、縦割り清掃の時間が終わると、それぞれの掃除場所からちびっ子たちが教室に帰ってきます。
そして、「先生、ほら!」と言って、私の手をギュッと握ってきます。

掃除の時にぞうきんで水拭きをしたのか、その手がとても冷たくて、「あーっ、つめたーい!!」と言うと、その子は「でしょー?」とでも言うように、満足そうな顔をします。
また別のちびっ子が、私の手を握って「どう?」と聞くので、今度は「○ちゃんの手、ぬく~い!!」と言うと、その子もうれしそうにするのです。

「私も!」「私も!」「ぼくも!」・・・と集まってきては、みんなが手を握ってくるので、そのたびに私は「つめたーい!」とか「ぬく~い!」とか大げさに反応しなくちゃいけません。

そして、「一番冷たいのが○ちゃん、次が△ちゃん、次が◇ちゃん、・・・・・一番ぬくいのが●ちゃんね。」と言ってあげると、「どれどれ?」と、今度はちびっ子たちがお互いに、あちこちで手を握り合っています。

これが掃除や昼休み、体育の後のお決まりのイベント。

4年生なのに、男の子も女の子も関係なく手を握り合っては「キャッキャッ」とはしゃぐ姿を見てると、ホントにかわいい!!

それに、私のカサカサでしわしわの手をためらいもなく握ってくるちびっ子たちがいじらしくて、そしてなんだか恥ずかしくて、あわててハンドクリーム(ロクシタン)を塗ったりしてしまいます。(「ぼくも!」と言って一緒に塗る子もいます)




そんな、幼くもかわいいちびっ子たちとも、今日でお別れ。
学級通信『ハッピー』も167号を数えました。
明日からもう書かなくていいんだなと思うと、すごくさみしい。