スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

芋煮汁(山形バージョン) ~その17~

2021-11-30 06:37:38 | 料理

2020年12月26日(土)付、日経新聞のプラス1

「読者が選んだ郷土汁」(何でもランキング)で

第一位に選ばれたのが山形県の芋煮汁だ。

因みに第二位が三平汁(北海道)。

サケにジャガイモ、北の大地らしく。

第三位がカニ汁(鳥取県)。

殻からも良いだし、ぜいたくに。

第四位がけんちん汁(神奈川県)。

実は鎌倉が発祥の地。

第五位が赤だし味噌汁(愛知県)。

深いうまみ、アサリやなめこで。

そして東北の芋煮汁には宮城・仙台の芋煮と福島の芋煮の3バージョンがある。

宮城・仙台の芋煮は肉は豚肉を使用、そして赤みそ(仙台味噌)を使う。

一方、福島の芋煮は醤油と味噌、両方使う。

肉は豚のこま切れで、きのこをどっさり。

芋煮というよりはきのこ汁といった感じ。

山形では秋になると家族や親しい人たちで河原に集まり、

芋煮の大きな鍋を囲んで「芋煮会」を開く習わしがある。

有名な芋煮会は9月に開催される山形市馬見ヶ崎の河川敷で行われる

「日本一の芋煮会フェスティバル」だ。

芋煮の横にある漬物は、さんま寿しでもご紹介した京都展で買った野呂本店の漬物と

上澤梅太郎商店で買った日光みそのたまり漬のらっきょう。

(材料 4人分)

里芋・6個(多めの方が良い)、シメジ・1パック、シイタケ・2~3枚、

こんにゃく・60g、ごぼう・1本、長ネギ・1/2本、牛切り落とし・300g、醤油、酒。

シメジは小房に分け、シイタケは石づきを取り細かく切る。

こんにゃくは一口大に切ったが、お好みの大きさで。

熱湯でザッと茹でてざるにあける。

ごぼうの皮をむき、ささがきに切る。

ごぼうを入れない人もいるが、スミダマンの芋煮はごぼうは必須。

昨日紹介した八百一で買った京都浜詰産の〇芋(読めない)と小さめの里芋

2種類を使用して味比べをしてみた。

牛の切り落としは家族の要望により良い物ということで、

浦和アトレに入店している肉処たかぎで国産牛小間切れを買ってきた。

大きめの鍋に水と顆粒だしで出汁を作りお酒と醤油を入れる。

牛肉とごぼうを投入。

沸騰したらアクを取る。

残りの具材すべてを投入。

少量の塩で味をととのえる。

完成したら丼に盛り、刻みネギをかける。

器は黒系と白系のものに盛り、どちらが映えるか試してみた。

自分的には白の勝ち。

味の方は基本アッサリ系だが牛肉の旨みが後を引く美味しさが口の中に優しく広がる。

そしてなんといっても秋の食材、

里芋のホックラした食感とぬめりが温かく体を包んでくれる。

やはり芋煮は日本のふるさとの味。

素朴な郷愁を感じる料理だ。

この中に七味を少々ふりかけると味がピリッと締まり、是非おすすめします。

 

 


浦和エリア隠れた名店シリーズ ~その22~

2021-11-29 06:24:52 | 地元企業

京都 八百一

さいたま市浦和区高砂1-16-12(アトレ浦和South Area)

TEL 048-883-0203

営業時間 AM10:00~PM9:00

2015年11月25日オープンしたアトレ浦和。

そのサウスエリアに出店してからちょうど6年が経った。

八百一さんは1974年に設立、1992年に「八百一」ブランドを立ち上げた。

京都府内に4ヶ所、そして北海道に農場を持ち、埼玉にはアトレ浦和が初出店となった。

こちらが八百一全体の店舗風景。

「野菜のことをもっと知ってほしい。

昔ながらの八百屋さんの良き心意気と雰囲気を大切にしながら

「八百一に来れば何かある」「お買物が楽しい」と

思ってもらえるようなお店づくりに心掛けている。」

本当にここにはワクワク感を感じさせてくれるものがある。

ここはスミダマンの好きな八百屋さんだ。

店の壁の所には野菜についてや食べることについてのメッセージが書かれている。

「野菜は身体、身体は野菜・・・

変わらずにいること、進化していくこと、

京都八百一はこのふたつを基本にお客様と寄り添っていきたいと考えています。」

いかにも京都らしい和の季節の案内が店内に飾ってあった。

「十月の旬」

旬を求めて毎月表示されているのか?

店はいくつかにゾーニングされている。

入口右サイドエリアの左側の棚には、きのこコーナー。

きのこの種類も多く用意されている。

しめじ1つにしても違う種類、違う産地など、見るだけでワクワクがある。

きのこ等が売られている棚の反対側、

右サイドから入った壁の冷蔵棚ラインは

葉物を中心に珍しいものも混在して沢山の品種が並んでいる。

例えばベルギーエシャロット、もろきゅうり、稲穂、エディブルフラワー、

ベルローズ、紅たて、笹、緑南天の葉、もみじの葉など、

京都の食文化を感じさせるもの。

ローズマリー、デイル、チャービル、タイム、オレガノ、セージ、

レモングラス、レモンバームなどの香草類。

プロが仕入れたくなるような食材が並んでいる。

そしてもやしの種類の多さにも驚いた。

こちらは銀杏のコーナー。

銀杏にブランドがあるのは知りませんでした。

代表的なのが「藤九郎」。

外の硬い皮が薄く、中の実も大粒で食べ応えがあるそうです。

売られているのは静岡県産の銀杏でした。

小かぶら 1束198円(税込213円)。

この価格表示の札にその野菜についてのワンコメントが書かれているのが素晴らしい。

例えばこの小かぶ「さまざまな料理用途がありますが、

漬物として栄養たっぷりの葉も一緒に漬けてみてはいかがですか?」のように。

サニーレタスやグリーンリーフなどの葉物コーナー、

れんこん、玉葱、さつまいもなどの根菜コーナー、

サラダホウレン草、紅芯大根、にんじん菜、イタリアンパセリ、

エシャレット、ベビーコーンなどのマイナーな野菜棚。

当店の陳列ディスプレーは、ただ並べるだけではなく、

素敵な売場空間造りをしていてワクワク感を感じさせる。

こちらは果物の売場コーナー。

手前では箱売りをしているが、奥に入ると棚を3段にして

ディスプレー方法を変えて変化をつけている。

これが全体の売場風景。

フロアーも木目調のフローリング。

部分的に柄模様を入れてアクセントを付けてお洒落感を出している。

この日の目的は明日アップ予定の「山形バージョンのいも煮」を

作るための里芋を買うのが主な買い物。

今が盛りの里芋も生産地が色々な各種里芋が売られており、

どれにしようか迷ってしまった。

その中で京都産の大きな里芋と網袋に入った小さめの里芋との

食べ比べを思いついて2種類買ってみた。

このコーナーは本日中にお召し上がりくださいと書かれた

たぶん訳ありの残り物コーナー。

裏返せばお買得コーナーだ。

この日は種類も多く、柿、いちご、キウイ、みかんなどの果物も安く売っていた。

 

 

八百一さんは京都の会社とご紹介しましたが、

その特色としてこの日も多くの京野菜が売られていて、

これがスミダマンにとってたまらない魅力になっている。

そこで目に付いた京野菜をアップしてみましょう。

価格はすべて税別です。

ゼブラ茄子 298円。

見た目のインパクト強いですネ。

油と相性がよいというなす 298円。

胡瓜まで京都から 1袋298円。

イカやエビと炒めたり煮るのも美味しくいただけるとコメント。

京風の料理か?

赤軸ほうれん草 1袋198円。

軸が極端に赤いのが特徴。

大黒しめじ 1パック980円。

これは料亭等でしかお目にかかれないしめじとか。

本しめじ 1パック298円。

「香り松茸、味しめじ」と言われ、汁の実、しめじ御飯、鍋物に向いている。

京野菜の代表選手の1つ、九条葱。

他の葱では変えられない料理がある。

これも京の伝統野菜、京みず菜(壬生菜と切水菜) 1袋298円。

先ほど紹介した里芋 798円。

何という里芋かよく読めない。

京都の里芋といったら、えびいもが有名。

もう1つの有名な京野菜、万願寺とうがらし 798円。

京都府舞鶴市万願寺付近で唐辛子の交雑種から生まれたと言われる。

もう1つは甘長とうがらし 1パック598円。

枝豆(黒大豆) 1袋598円。

丹波の黒大豆と同じ種。

実に張りがあり、歯ごたえが良く味にも深みがある。

葉付ミニキャロット 1袋198円。

他に京の伝統野菜としては、京うど、京せり、すぐき菜、

賀茂なす、鹿ヶ谷かぼちゃ、京たけのこ、聖護院だいこん、

堀川ごぼう、金時にんじん、丹波くりなどがある。

野菜、果物売りコーナーの向かいには沢山のお惣菜コーナーがある。

これは八百一の系列会社、クック1/2が運営している。

小さなパックに京のおばんざい風のものが並び、ついつい衝動買いしてしまう。

この各種お惣菜はショーケースの後ろの、この厨房で作られている。

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編365~

2021-11-26 06:25:51 | 食~番外編(京都)

京都中華そば 新福菜館

京都市上京区上生洲町197-6

TEL 075-212-7698

定休日 水曜日

(伊勢丹浦和店 京都展 イートイン)

新福菜館の創業は昭和13年(1938年)、屋台からスタートし、

昭和19年(1944年)に今の場所に本店を構えた。

現在15店舗近くあるが、基本のれん分け。

京都のラーメンを語るのにここは外せないそうだ。

注文方法は久し振りの超アナログ方式。

券売機ならぬ仮設ブースでの食券販売。

メニューもイートインの為、限られた4種類。

それ以外にテイクアウトとして冷凍の中華そば、焼き飯、餃子も取り扱っていた。

食券販売所の限られた場所にしっかりと4種のメニューサンプルがあり、

京都から持ってきたようだ。

もうすでに午後1時半というのに、ご覧のように長蛇の列ができていた。

皆さん京都の街中華には興味をお持ちのようだ。

これが店内風景。

デパートの催事コーナーのイートインが

かえって洒落た屋台の雰囲気があって、これ大ありです。

厨房に続く、半分裏舞台の風景。

このエリアはもうてんやわんや。

いったい厨房はどうなっているのか興味津々です。

この際、中華そばもチャーハンも味わってしまおうと欲張ってしまって

「ミニミニセット(中華そば小・ミニヤキメシ)」1,100円を注文。

中華そばはご覧のように漆黒のスープ。

鶏ガラと豚骨ベースの出汁に

特製の醤油だれをブレンドしたスープで見た目よりあっさりしていた。

だいぶ前に紹介した富山のブラックラーメンにとても似ていた。

また、関東ではほとんど使われていない表現のヤキメシも

黒ずんでいるがこれも味は見た目より濃くなく、とても食べやすかった。

具はほとんど何もなく、醤油と出汁だけで勝負しているといった逸品だ。

たまたま浦和でこんな京都中華をいただけて幸せな気分になった。

今度は機会があったら本場の本物の新福菜館に行って

もう一度しみじみ味わってみたいものだ。

冷凍庫の中にあるのがテイクアウト用の冷凍特製餃子12個入り432円、

冷凍中華そば432円、冷凍焼き飯432円だ。

新福菜館の袋入りでしっかりブランド化している。


伊勢丹浦和店 京都展

2021-11-25 07:09:36 | イベント

伊勢丹浦和店で待望の京都展が開催されました。(10月13日~10月18日まで)

今回で地方展のブログアップは第3弾になります。

何と言っても京都展ですからワクワク・ドキドキします。

「伝統とモダンの競演」これが今回の京都展のタイトル。

サァー、どんな出会いがありますか?

期待してしまいます。

ヨオーッ、いきなり来ましたヨ、「出町 野呂本店」。

当店は今読んでいる柏井寿著の

「おひとりからのひみつの京都-カリスマ案内人が教える48の歩き方」に

出てくる一押しの漬物屋さん。

出町桝形商店街の近くにある京漬物屋さんで、

この日は若大将が店頭に居て大いに京都談義で盛り上がった。

店主お勧めの千枚漬は超最高。

あまりに美味しいので翌日また買いに行ったが売り切れだった。

7階催事場の全体光景その1。

緊急事態宣言が解除されて約半月。

だいぶ人の賑わいが戻ってきた。

御室仁和寺の「佐近」。

京の季節料理をやっている。

はも源平寿し、定番・京の鯖寿し、煮穴子寿司などだ。

会場光景その2。

右手は鞍馬・くらま辻井のうなぎ山椒煮。

奥は西陣・五辻の昆布。

どの店もコロナ感染予防のビニールカーテンが下っていて、

会話が聞き取りにくい(マスクもあるし)。

手前が御陵・丹波路宮本商店の「丹波極上ぶどう黒豆」と

奥が清水産寧坂「藤菜美わらび餅・ほろり」。

宇治・中村藤吉本店の生茶ゼリイ(抹茶)。

隣りには祇園・原了郭の黒七味と寺町二条の村上開新堂のロシアケーキ(終了)もあった。

京都清水の藤菜美のわらび餅3色など。

七条御前・東東来の九条ねぎと牛すじの煮込み。

好評につき売り切れましたとの事。

木屋町松原・賀茂とうふ近喜の青碧豆腐。

御所西・京生麩大野・麩まんじゅう。

桝屋町・河道屋倖松庵のにしんそば。

上賀茂神社境内すぐきや六郎兵衛のすぐき。

京野菜のすぐきを売りにしているようだが、今はお茄子が一番美味しいとか。

長岡京市・うお寿の竹の子姿ずし。

派手な赤いのれんは京都っぽくない。

会場光景その3。

右側のみたらし団子の売場辺りは混み合っている。

京名物みたらし団子の由来。

下鴨神社の御手洗(みたらし)祭には別名「足つけの神事」とも呼ばれ

御神体の井戸から湧き出る清水に足をつけ健康を祈願する庶民的な祭りです。

この井戸から沸き出る泡をかたどって作ったと言われていて、

5串ついているのは人間の五体を表している。

東山・義定刃物・京刃物。

特別提供品は三徳包丁 20点限り 5,500円(刃渡り18cm)。

創業360年だそうだ。

京都はそういう町だ。

堀川御池にあるごまの専門店、ふかほりの金つきたてごま。

この女性は長い棒でずーっとごまを叩いてすっていた。

大原の工房・藍の館の藍染めウエア・雑貨。

いつの時代になっても藍あるいは藍色は惹かれるものがある。

特に今、渋沢栄一の深谷を訪ねて、より惹かれるものが強くなっている。

紫野上門前野・大徳寺のさいき家のだし巻弁当。

さいき家は創業1933年の京都仕出し料理の専門店だ。

丹後網野名物のとり松のばらずしは今や我が家の定番となってしまった。

伊勢丹には定期的に販売に来ているし、京都駅構内でも売っていてよく買う。

このおすしは全国でも京都・丹後地方のみに古くから伝わる郷土寿司だ。

会場光景その4。

右側は京伸の京じめ(〆サバ)、とり山卯吉の鶏の黒酢南蛮九条ねぎ和え、なちやの漆器。

一方左側は千丸屋の東寺ゆば、京都和旬の京出汁巻・穴子太巻寿司。

これだけでも京都の名店通りだ。

その中の一軒、京都錦小路の京都和旬の京出汁巻・穴子太巻寿司は今回新登場だそうだ。

人気No1、No2、No3と表示してあって買いやすい。

こちらは向日市にある東洋竹工の竹製品。

また、京都の御朱印帳、先箋、栞、書包みなどを扱っているコーナーもある。

こちらは今年の春、モーニングを食べに行ったイノダコーヒーさんのコーナー。

今回、抹茶と栗のモンブランとアップルパイを買って帰ったが、

この2つは甲乙付け難いほどハイレベルの美味しさで、

もっと買ってくればと後悔するほどの素晴らしい味だった。

これはもう病み付きになりそうなほどだ。

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~その562~

2021-11-24 06:22:26 | 食~居酒屋

隠れた居酒屋 浦和金星(きんぼし)

さいたま市浦和区仲町1-5-16 今泉ビル2F

TEL 048-764-7215

定休日 月曜日

https://akr5021467065.owst.jp/

スミダマンのほのぼの奮戦記の旨い店シリーズでおそらく最もアップ密集率の高い地にある

居酒屋(夜)だが昼はそば中心のメニューを出しているアンバランスなお店が浦和金星だ。

ソサナビルと浦和レッズの酒蔵力とおでんのお多幸の交差点を

北に向かって2軒目左のビル2階が当店だ。

そしてこの店の近くにある酒魂蔵人は姉妹店(2014-8-30その173参照)。

2階にある当店は外階段を昇る。

当店は荒削りの木板に白っぽいペンチを塗り、ちょっと山小屋チックな空気感が漂っている。

客席もテーブル個室、小上り掘りごたつ個室、

仕切られたカウンター席と細かく分かれ、全部で40席もある。

ランチタイムとあって客は次から次へと入ってくる。

こちらがランチメニュー。

ベースは蕎麦系メニュー。

そこに天ぷら、キーマカレー、海鮮丼と好みのメニューが並んでいる。

なんといってもすごいのが大サービスのお蕎麦一枚おかわり無料という大盤振る舞い。

どうやら当店は量を求める人には最高かもしれない。

こちらのメニューは本来の夜の部で、居酒屋メニューが中心だ。

この書体どこかで見たなと思ったら斜め後ろにある酒魂蔵人と同じ。

姉妹店というから当然だが、当店は蕎麦という新しい分野に挑戦という場みたいだ。

メニューの頭に書かれているのが売りの定番メニューと判断し、

肉つけそば750円をお願いした。

メニューの注釈にはアツアツ肉汁に冷たいそば、これが埼玉スタイルと。

そしてさらに当店のこだわりとして蕎麦粉は長野より最高品質の石臼挽きを取り寄せて

店舗でその日の湿度に応じて加水を調整しながら打つ。

現在はコシと、のどごしの面から二八を採用しているとか。

これは居酒屋さんとはいえ本格的だ。

そして少し待ってから着丼。

ご覧のように肉汁具沢山。

蕎麦は一般の手打ちそばとは若干見た目が違う。

すごくそば切りが均一で手打ちの手作り感が伝わってこない。

しかし一口いただくとこの不安は消え、かなり納得のお蕎麦でありました。

そばメニューの下に天ぷら単品5種が目に入り、気になったので

ちくわ天(110円)ととり天(130円)を追加注文。

これだけですごい贅沢感を感じられた。

安いものだ。


浦和エリア旨い店シリーズ ~その561~

2021-11-23 06:29:18 | 食~洋食

鉄板バル グリリア

さいたま市浦和区仲町1-5-2 田尾ビル1F

TEL 048-799-2721

定休日 水曜日

通称グルメ通の裏門通り、鮨屋の名門「二の宮」と

浦和漁港「すみぼうず」の中間、斜め前にあるステーキ屋さん。

当店もご多分に漏れず、コロナ禍でランチを始めた店の1つだ。

コロナのせいで普段行かないディナーだけの店に昼行けるようになったのは変な現象だ。

当店は東日本大震災のあった年、2011年5月6日にオープン。

カウンター席7席と奥にテーブル席2卓8人用というこじんまりした小さな店だ。

奥の部屋の弁柄色の壁がやけに目立っていた。

この日は赤いユニフォームを着た若い男性が1人で対応。

この方が細かな部分まで気付く方で、見ていて気持ちが良いほど手際が良かった。

この方はオーナーシェフなのか?

ただのシェフなのか?

これがグリリアのランチメニュー。

アメリカンビーフのロースステーキが150g、300g、450g、600gと4段階。

他にニュージーランドビーフのサーロインステーキ、

A5ランク黒毛和牛のサーロインとフィレステーキ、贅沢セットも用意されている。

チキンステーキは3種、いろいろ食べたい方にミックスグリル、

アメリカンTボーンステーキ、そして店長のおすすめ手作りハンバーグなどのメニューだ。

はじめに小ぶりのサラダと野菜スープ。

これを一口食べて「オッ、かなりこだわりの味がするぞ!

期待してもいいかも」と感じてしまった。

そしてお願いしたメインの手作りハンバーグ・デミグラスソース980円+税。

これは本格的なプロの味だ。

ここのところ、ステーキ屋さんではハンバーグばかり食べているので

自然に舌の中で比較してしまう。

当店のは合格点で間違いなしのレベルだ。

デミグラスソースも手間暇かけている奥の深いソースだ。

ここでも浦和レッズの選手のサインがご覧の通り。

若いアスリートがステーキ屋さんに来るのはよくわかるが、

とにかくあちこちの店でレッズのサインのオンパレード。

よく外食するのだなと感心してしまう。


森林公園ゴルフ倶楽部

2021-11-22 06:17:28 | ゴルフコース

https://www.skgc.info/

関越自動車道嵐山小川ICより約10分の好アクセスにある森林公園ゴルフ倶楽部。

平成2年(1990年)11月3日に開業した。

世の中、まさにバブル経済で沸いていた時である。

当コースは鹿島建設グループが開発した四季折々の恵まれた自然の中に

ゆったりとレイアウトされた名門コースだ。

因みに設計は安田幸吉、川村四郎だ。

フロント受付も木を基調としたゆったりした空間の造りでイイ感じ。

フロントの前にはこじんまりした抑えめのプロショップで良い。

フロントの横にはみやげ物品コーナーが。

普通はプロショップと一緒だが、ここは分けている。

クラブハウスの一角に冬の大味覚杯と称してオープンコンペの案内コーナーがあった。

肉、果物などの写真が飾られていたが、こんな品物が賞品として出るのだろう。

とても良い企画だと思う。

広々としてすっきりしたロビーの風景。

この一番先がレストランになっている。

このクラブハウスの動線はとてもシンプルでよく検討したのが伝わってくるようだ。

広々したラウンジはなかなか贅沢な空間だ。

右サイドの長テーブル椅子はパーティで使われるのか?

当クラブのレストランはUの字の型をし、

全面ガラス張りでとても明るく、開放的なレイアウトになっている。

後ほどの写真を見れば半ば宙に浮いているのがわかると思う。

半ばアルコールボトルの置き場になってしまったようなバーカウンター。

おそらくその役割を今は果たせていないのだろう。

クラブハウスの壁の一角に名球会ゴルフコンペのサインとか写真集が貼られていた。

名球会とはプロ野球のスター選手OBの会だ。

ロッカールームもなんとなく温かみのある雰囲気でとてもイイ感じ。

ゴルフ場到着後、最近の朝のルーティーン。

ロッカールームで着替えてから隣りにある風呂場と脱衣所のチェック。

ブロガーはゴルフをやるにも大変なのです。

当ゴルフ場はすべてに照明がつき、お風呂にもお湯がもう入っていた。

準備万端OKです。

この写真が先ほど触れたクラブハウスレストランから見たキャディマスター室の前の風景。

レストランが宙に浮いているのがなんとなくわかると思います。

どうですか?

これがその正解の姿です。

当クラブはゼネコンが事業主体なので、その設計にプロとしての誇り、意地を感じます。

朝のスターティングホール、アウトNo1ミドルホール。

フェアウェイは十分な幅があり、ゆったりと下って次に若干上りになるホール。

このコンペの幹事さんが顔役のようで

黒のスーツを着たクラブの社員の方がわざわざ見送りに来てくれた。

No4のロングホール。

当コースは開放感あふれるフラットな丘陵コースでスミダマンの好きなコースの1つだ。

No6ミドルホール。

ゆるやかによった先には池がグリーン手前でガードしている。

美しいがなかなか手強いホールだ。

No7、148Yショートホール。

打ち下ろしの気持ちのいいホールだが、

スミダマンも腕が落ちてきたので簡単にはいかない。

午前中ラスト3ホールまできて、お腹の方も空いてきた。

最近のゴルフの楽しみの1つがランチタイム。

このコースのランチおすすめメニューは何かキャディさんに聞こうとしたら、

カートのナビに人気定番メニューが出てきたのにはビックリ。

海鮮あんかけ焼きそばと三元豚特製かつ丼がオススメだそうだ。

ランチメニューは12種類とあまり多くはないが、

和洋中まんべんなく用意されており、これで十分だ。

アルコールのおつまみは9種。

ハルピン漬けとごぼうの唐揚げは比較的他のコースでも見かける好物。

玉ねぎの串カツは食べたい一品だ。

今回は前述のカート情報により三元豚特製かつ丼1,860円に決め打ち。

良質な柔らかい三元豚ロースで旨味たっぷりに仕上げましたと書かれていたが、

そば屋のかつ丼に慣れていただけに味が上品(薄味)で

ちょっと物足らなかったのは残念だった。

サァー、午後のスタートNo10ロングホール。

このホールはよく憶えていて攻めがいがあるホール。

この日は午後イチで良かったが、朝イチだと朝日が眩しくて見づらいホールだ。

フラットなショートホールNo2。

コースは入念に整備されていて天候にも恵まれ本当に気持ちが良い。

No14、一部谷越えのメンタルなショートホール。

インコースはアウトコールに比べて印象に残るホールが多く、

おもしろいという印象だ。

度々書いたが森林公園ゴルフ倶楽部はまた来たくなる大好きなゴルフ場です。

 

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~その560~

2021-11-21 07:17:15 | 食~ラーメン・中華

うさ担 浦和本店

さいたま市浦和区東仲町8-22 レオンウラワ1ST 1F

TEL 048-887-6577

定休日 年中無休

営業時間 11:30~22:00(LO 21:45)

https://peraichi.com/landing_pages/view/usatan-urawa

浦和駅の改札を出た所の柱に当店のPR看板を発見。

「NEWオープン! 埼玉初上陸

渋谷神泉の人気ラーメン店「うさぎ」プロデュース」と書かれている。

いちラーメン店でこの手の広告宣伝は珍しいケースだ。

随分お金がかかっただろう。

浦和駅北口から徒歩1分、大善院前につい最近竣工したばかりのビル1階に、

今年9月28日にオープンしたばかりの担々麺とらぁめんのお店。

どうやら上板橋にあった店がここに移転してきたらしい。

この情報を聞きつけ、早速行ってきました。

ご覧のように若干のウエイティングがありました。

店内に入るとカウンター席9席のみのコンパクトな造り。

内装デザインもニューヨーク風でBGMはピアノジャズが流れ、

とてもらぁめん店とは思えぬお洒落な雰囲気が満ち溢れていた。

当店もしっかりオーダーは券売機方式を採っていた。

メニューは写真付きですっきり整理されていてわかりやすい。

担々麺、汁無し担々麺・白・各900円。

白はまろやかなゴマ風味。

担々麺、汁無し担々麺・黒・各980円。

黒は濃厚なコクと旨みのある芳醇なオリエンタルな味わい。

あとは醤油らぁめん3種、担々つけ麺(白・黒)等々。

当店はらぁめん専門店なのに、ごはんも売りらしい。

壁に張り出されたごはんのアピールポスター。

やまがた自然農場の「はえぬき」を使用しているとか。

メニューにも敢えて「おいしいごはん」と枕詞をつけている。

うさ担の辛さは6段階ある。

1辛・・・ほぼ辛さなし、2辛・・・辛さ控えめ、

3辛・・・うさ担のスタンダードな辛さ、4辛・・・本格的でスパイシーな辛さ、

5辛・・・本場四川の極上の麻辣味、6辛・・・最上級の辛さの極上麻辣味。

なお、5辛は+100円、6辛は+200円と有料となっている。

この規模のらぁめん店は大方オープンキッチンになっている。

新規オープンしたばかりの為、厨房設備の全てが真新しい。

黒装束の料理人の背中のうさ担の絵が心意気を表しているようだ。

とりあえず最初は定番人気No1の担々麺・白900円、辛さは2を注文。

出てきた第一印象は美しい。

自家製辣油と香り高い芝麻醤、極上の四川花椒を使用した絶妙なバランス。

スープの味の印象はマイルド。

まろやかのあっさり系で当店のレベルはかなりのハイレベルと判断した。

麺は細麺のストレートで、茹で加減もバッチリ。

食感のよい麺でした。

コンクリート打ち放しの5階建。

道路面のゆるやかなアールが上品なフォルムとなった良いビルだ。

食べ終わって外に出るとさらにウエイティングの列が延びていた。

LEON URAWA 1STのネーミングも今風に感じる。

この通りも浦和レッズの赤いフラッグがはためいていた。

 


さんま寿し ~その16~

2021-11-20 07:13:23 | 料理

皆様にも「おふくろの味」の料理があると思います。

スミダマンにもいくつか子供時代の懐かしい味があります。

その1つがこの「さんま寿し」。

今や秋になると我が家にとっての定番料理になっています。

これは旨いですヨー!

酢めしにさんまの甘く煮たそぼろを乗せた「さんま寿し」の完成形。

横に添えられた色鮮やかな漬物は伊勢丹京都展で買った野呂本店のもの。

一昨日アップした角上魚類で買ったさんま(秋刀魚)。

北海道で獲れたものを三枚におろしてもらった。

本当はさんまの皮も剥いてもらおうと思っていたが、

うっかり伝え忘れてしまった。

ここ数年は秋刀魚の不漁が続いて値段が下がってこない。

今回とうとう待ちきれなくなって1尾250円の当店のものを買ってしまった。

大きさはそこそこのものであった。

ということで、さんまの皮を剥ぐ。

この料理で最も手間がかかり、面倒くさい作業のさんまの小骨取り。

骨抜きの道具はとげ抜きピンセットだ。

骨抜きが終わったら、さんまを小間切れにしていく。

さんまのそぼろが作りやすいように。

仕込み工程が終わり、いよいよ調理へ。

小間切れにしたさんまを鍋に入れ加熱して、

その中にお酒、醤油を投入し、味付けをしていく。

さらにかき混ぜながら次に砂糖を投入。

この量によって旨味が左右される。

いよいよさんまのそぼろ煮の仕上げ段階。

しゃもじでよくさんまを潰して握りの上に乗せられる大きさに細かくしていく。

酢飯の俵握り。

我が家には母親より譲られた俵握りを作る木の道具があり、

まだ慣れていないがそれを使った。

俵握りの酢飯の上にさんまの甘く煮たそぼろを乗せ完成。

見た目はあまり美しさはないが、なんといっても旨い。

どうにも止まらない。

お腹が満ちるまで食べ続けてしまう。

今回ブログを意識して彩りが増すよう、京都の漬物を添えてみた。

これによってビジュアルが随分変わるものですネ!


浦和エリア隠れた名店シリーズ ~その21~

2021-11-18 06:24:19 | 地元企業

新潟県寺泊港 角上魚類 川口店

川口市柳根町17-5

TEL 048-269-9550

定休日 無休

営業時間 (平日)10:00~19:00

(土・日・祝)9:00~19:00 (当面の間)

https://www.kakujoe.co.jp/

この季節の料理ブログでお袋の味「さんま寿し」を作るため、

さんまをデパート・スーパーでずっとチェックしてきたが、

ここ数年不漁が続いているようで値段が全然下がってこない。

そこでゴルフ帰りに「そうだ、高速外環道から降りてすぐ近くに

「魚のアメ横」角上魚類に久し振りに寄ってみよう」と思いつき、

「隠れた名店シリーズ」としてアップしました。

当店は川口店ということで本来は番外編扱いになりますが、

さいたま市との市境にあるため、浦和エリアの名店といたしました。

当店は1993年(平成5年)に開店。

もうオープンして28年も経つのか。

日本一を目指す鮮魚専門店「角上魚類」さんは新潟県長岡市寺泊に本社があり、

1976年(昭和51年)に設立された。

現在関東エリアを中心に22店舗展開している。

(埼玉7店、東京4店、千葉3店、神奈川2店、群馬2店、長野2店、

そして地元新潟は、たったの2店舗だ。)

これを見ても海ナシ県の埼玉がダントツに多いのは

県民の気持ちを掴んでいる結果だとすごく納得できる。

現在さいたま市岩槻区に美園本社を設けているくらいだ。

因みに2021年3期の売上高は394億4,124万円だ。

江戸時代に網元として創業した当時から卸問屋を通さず

大量仕入れで直接販売するスタイルを貫き、

店内には港から直送された魚がトロ箱ごと、量も鮮度も良く、

店にダイナミックに並んでいる。

 

 

それでは各売場のご紹介をしてみましょう。

入店した右端サイドコーナーには、お酒のお供の乾物が売られている。

焼あじが月間特売品として目玉のようだ。

貝ひも照焼、ソフトくんさき、皮付きさきいか、のしいか甘口、太いかくん、

ぬれいか天、いわし佃煮、鮭とばチップ、姿フライクラッシュR、等々。

こちらの棚は、のりなどの乾物コーナー。

特売品は、とろろ昆布。

魚屋のお弁当コーナー。

海鮮天丼、銀鮭塩焼弁当、銀だら西京焼弁当の見本写真が貼ってある。

ご覧のようにケース内はほぼ売り切れ状態だ。

こちらは西京漬コーナー。

赤魚、銀だら、銀鮭、カラスカレイ、さわら、アトランサーモンなど

みな自家製で西京漬が好きな方にはたまらない棚だ。

魚の原産国も書かれてある。

穴子蒲焼、うなぎ長蒲焼、あさり飯、焼サバほぐし飯、のどぐろ飯の売場。

丁寧に美味しいうなぎの温め方が書いてある。

この棚は焼魚とフライのコーナー。

焼魚、魚のフライは店内で作っているみたいで売れるとどんどん補充していた。

こちらは冷凍コーナー。

今や鮮魚は冷凍技術の進歩によって鮮度を維持しながら

長期保存できるようになった。

月間特売品の冷凍カキは2割のディスカウント価格だ。

こちらは寿司コーナー。

中トロ入り12貫で1,400円(税込1貫117円)、

赤身中とろ大とろ入10貫1,300円(税込1貫130円)。

これ超安くないですか!

本まぐろ、ミナミまぐろ、メバチまぐろなどの切り落し。

お刺身の盛り合せコーナー。

さすがまぐろ刺身の量は多い。

この棚にはだし巻玉子、厚焼玉子、松露の玉子焼もある。

他にずわいがにの甲羅盛り、カニフレーク、赤貝にホッキ貝、

つぶ貝、ホタテなどの貝類が売られている。

ショーケースの上に風流な一句が書かれてあり、すごく印象的だ。

「佐渡へ八里のさざ波こえて 鐘が聞こえる寺泊」

当店では昨日まぐろの解体販売を行ったようだ。

このケースでは甘塩銀鮭(当店一番人気1切160円(税込))、

ほっけの開き、あじ、赤魚の開きなどがあった。

チリメン、釜揚げ桜エビ、いか昆布、あみ佃煮、

小女子、しらす、山海漬、数の子山海、松前漬。

どの札にも「日本海 丸ごとやってきた」のキャッチコピーが響いてくる。

店員さんとやり取りしながら買う旬の魚は、鮮度抜群で一般の店より安い。

ここは海なし県である埼玉にあって魚と魚好きで活況を呈している。

店外には製氷機が置いてあり、

魚の鮮度が心配な方用にセルフで氷がつめられる。

当店は月に1度、全品10%引きの「角上の日」というのがある。

この日はおそらく店内が押し合い、へしあいになっているのでは。

角上魚類の隣りには野菜、果物などの青果、そして精肉を中心に販売している

スーパー「YAOFUJI 川口店」がある。

このスーパーは県内(本庄店、所沢店、蕨店)に4店、他に千葉県流山市にある。

角上魚類との関係はわからないが、

この2店で魚・野菜・肉すべてが揃い、とても便利だ。

スミダマンの目には当店はコバンザメ商法に見えてしまう。