スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

東京ガーデンテラス紀尾井町

2017-01-31 07:17:57 | 建物

西武ホールディングスが過去最大となる総事業費1040億円をかけ

旧赤坂プリンスホテル(通称赤プリ)跡地を再開発。

(解体は風景 2013-4-1付ブログ参照)

2016年夏、ホテルやオフィス、住宅などの複合施設

「東京ガーデンテラス紀尾井町」として誕生した。

敷地面積は約3万400㎡、建築延べ面積は約22万7200㎡。

紀尾井タワー(36階建)をはじめ、紀尾井町レジデンス(135戸)

赤坂プリンスクラシックハウス(旧赤プリ旧館)の3つの

建物を配置。敷地内の緑化率は45%を確保してある。

当初は旧赤プリを宿泊施設として改修する構想を考えたが、

収益源を分散してリスクをコントロールする狙いから複合施設計画に決定した。

花の広場の花のオブジェ。タワーの1階から4階までは

飲食店を多くそろえ、周囲を散策しやすくするなど

長く滞在できる仕掛を随所に取り入れている。

花のオブジェの奥には、クリスタルイルミネーションの

「輝きの集い 2016 クリスタルツリー」が。

約43,000粒のクリスタルガラスが昼は自然光だけで7色に輝き、

夜はライトアップされて幻想的に輝く。

このオブジェは箱根ガラスの森美術館提供のようだ。

今回は建物内で目立ったオブジェ、インテリアデザインを中心に紹介します。

これは草月会東京西支部が製作したもので、タイトルは「躍動」。

歴史ある場所で伝統芸術が融合新たな可能性を求めて・・・!

この先の未来に一歩踏み出すことをコンセプトにしている。

 

タワーの30階から36階までがホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」。

客室数を従来より7割減らして、都内プリンスホテルで

最も少ない250室にした。そして高級路線に変更し一泊6万円からとか。

ホテルフロントに入る手前にあった雪柳の植木。

回りをブルーのLED照明で囲んで、近未来的な作品に仕上げている。

メインダイニングのWASHOKU 蒼天 SOUTEN。

アイスコンセプトをテーマにしたクリスタル調のインテリアなどで

店内を演出している。主に和食を提供しているダイニングで

SAKEバーや鉄板焼カウンター、寿司カウンターなどがある。

それにしてもLED照明はインテリアデザインの奥深くまで

入り込んできたとの印象を強く持った。

このインテリアはすごいと思う。お正月の飾り付けだろうが、

お祝いの水引をモダンに活用していて私の好みのデザインだ。

こちらはあくまでオーソドックスでクラシカルな生花だ。

オフィスのエントランスに飾られていたものだが、約6割を占めるオフィスは満室で

当ガーデンテラスは1日平均1万4千人が訪れているとか。

エスカレーターもデザイン性のこだわりを感じる。

上り下りの間スペースをフランク・ロイド・ライト風の格子模様。

手前のスペースに小さな門松が立っていた。

壁面緑化を意識したデザインのオブジェ。遠くから見ると

生花に見えるが、手で触ってみるとよく出来た造花だ。

目を凝らして見るとお正月らしく小さな扇子がポイントポイントに差してあった。

タワーの1階から4階まで33店舗が入店しており、1階から2階は

気軽に立ち寄れるカフェなどが中心。3階から4階は

接待にも使える高級店などとしている。これは施設全体の

印象を決める重要な要素とみてテナント構成をしたとの事。

テナント表示も合理的に単純に並べるのではなく

あくまでデザイン空間の一つとして作られていた。

敷地内には高低差を生かし、いくつもの眺望スポットがある。

ホテル、商業エリアを利用しなくても足を運びやすい工夫がしてある。

社長曰く「ここは品川の再開発のモデルケースになっている。」

最後に赤プリと言ったら誰もが思い出す旧グランドプリンスホテル

赤坂旧館。ここは旧李王家東京邸として都の

指定有形文化財になっている。この赤坂プリンスクラシックハウスは

曳家(ひきや)工法で建物全体を移動。1930年当時の

雰囲気を残しつつ、大改修された。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~その19-Ⅱ~

2017-01-30 07:08:27 | 食~ラーメン・中華

本格佐野ラーメン  たかの (2011-5-16付)

さいたま市南区太田窪2-6-8(産業道路沿い)

TEL 048-881-0930

定休日 月曜日第3火曜日

駐車場 店頭に4台 他に3台

最近、店長の自信作中華ワンタン麺(900円)にはまっています

まず数杯スープを飲む所からスタート

魚介だしの効いた醤油スープ。初めは魚介の風味が

鮮烈だが食べていく内に優しい味わいに変わり

すごく納得してくる不思議なスープだ

そして「たかの」のチャーシューは定評があり

トロッとしていていつ来ても旨い

「たかの」のもう一つの売りは最強の麺だ

佐野ラーメンの特色、青竹手打ちの中太縮れ麺

昔ながらの味をさらに美味しく仕上げ、ツルッとした食感

ふわっとした優しい味わいは他店ではなかなか味わえないレベルだ

そこに本格的ワンタンが4、5個入っているだろうか

これが更に味の質、量とも高め、満足感を

上げていく。もちろん満腹感も

この日は更に餃子を久し振りに注文。5ヶで360円

二人でシェアした。餃子の評価は

なかなか難しいといつも感じているが「たかの」さんの

餃子は当然合格点だ

おすすめ品の2つのワンタン麺メニューと自慢のチャーシューの

土産持ち帰り案内。そしてたかののメインメニューだ

当然昼間はランチのコースメニューもある

このメニューをしみじみ見て「たかの」にタンメンがあるのを発見した

店内は24席ある。カウンター席が8席、小上がりテーブル席が4人用4卓

たかのさんは現在食べログラーメン部門で浦和エリア

第4位にランキングされている。以前より

大部上位に評価されてきた

そのせいもあってか、最近はすごく混んできた

行列が出来ているのは今や当たり前で店内で

ウェイティングが納まっているか、店外まで延びているかが

入店の私のチェックポイントだ

カウンター席でオープンな厨房内を興味深く

見ていると店主を含めて男性3名女性1名が

戦争状態で働いている

中央にいるのがオーナー店長の高野さん

皆、手際が良くほれぼれしてしまう

老舗人気店「たかの」は今や首都圏の

ラーメンフリークなら知らない人がいない程

埼玉を代表するお店の1つになった

遠くからわざわざこちらに来るお客から

思えばこの名店のごく近い所に居るだけでも

幸せだと思う。

 


新春の鎌倉若宮大路

2017-01-28 07:10:25 | 旅 ~国内

鶴岡八幡宮への参道の若宮大路は1182年(寿永元年)源頼朝が

京都(平安京)の朱雀大路を参考にして

鎌倉の都市計画の第1歩としてまた、妻政子の

安産祈願の為造られた

稲村ケ崎のブログでもご紹介した鎌倉町

青年会が大正7年3月に建立した

「段葛」の石碑

その当時の青年会は他にも重要な場所に

この様な石碑を建てたにちがいない

何かその頃の青年会の心意気が伝わってくる

若宮大路の最大の特徴は二の鳥居から三の鳥居まで

造られた「段葛」

2015-10-17付ブログでご紹介した通り

その当時は段葛の大改修中であった

2014年10月より工事が始まり2016年3月に完成

通り初めには中村吉左衛門らが参加した

この段葛は遠近法によって実際の

距離より長く見えるように鶴岡八幡宮側に

道幅が狭くなっている

ご覧の様に初詣で客で、参道は人又人

2015年の初詣客はなんと200万人だったそうだ

石段の所では時間規制になり

お参りを済ませるのに何時間かかるかわからない程の人の群れだ

それにしても日本人を後ろから見ると真っ黒の頭の波だ(当たり前だけど)

そこで、幸い三の鳥居の所に丁度賽銭箱が

用意されていたので、ここでもって参拝したことに代えた

若宮大路は一部が国の史跡に指定されている

又、昭和61年には日本の道100選のひとつにも選定されている

そしてサザンオールスターズの

「通りゃんせ」の歌でも歌われている。

段葛は二の鳥居から三の鳥居の間480Mを

盛土によって大路中央部分を一段高くし

その両側に堤を築いて石を置いた歩道になっていて

鎌倉時代は作道と呼ばれていた

そして、桜の木が左右に多く植えられて春になると桜の名所となる。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編137~

2017-01-27 07:53:30 | 食~番外編(県外)

豊島屋菓寮  八十小路

鎌倉市小町2-9-20

TEL 0467-24-0810

定休日 水曜日(祝日は営業)

若宮の二の鳥居を過ぎ小町通りに左折する途中の

路地にある広々とした庭空間の

菓房「八十小路」がある

こちらは鳩サブレで有名な豊島屋さんが経営している

因みに豊島屋本店は八十小路の表側、若宮大路に面してある

店内はとても落ち着いていて、モダンな和風の雰囲気がとても心地いい

今日も一日鎌倉の街を歩き続けて、ちょっと

ひと休みで入店した。そんな気持ちを満たしてくれる

メニューとおもてなしのサービス。路地裏にある

ロケーションがさらに気に入った

ショウウィンドウに飾られたメニューサンプルも上品でお金をかけている

八十小路さんは右下にある

本わらび餅が売りで逸品らしい。

睦月のお品書。甘味処のメニューは和の響きが伝わってきてなぜかホットする

さくら餅、くずきり、しる粉、小倉白玉

わらび餅・・・・・良い響きだ

各数量限定のお雑煮750円。蒸し寿司1100円(本日売切れ)

お正月らしいメニューだ

1つはくずきり1000円を注文

本葛を用いたくずきりに黒蜜と白蜜をお好みで

もう1つは豆羹600円を注文

さっぱりした白蜜、濃厚な黒蜜、折々のお好みで

とても色艶やかで美しい


鎌倉 長谷寺

2017-01-26 08:00:17 | 旅 ~国内

天平8年(736年)開創されたという古い歴史を持つ長谷寺の山門。

宗派は浄土宗で開山は徳道上人

ここは「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれている

観音山の裾野に広がる下境内

妙智池と旅生池、2つの池の周囲を散策できる

回遊式庭園に成っている

これが境内の案内図。境内はひと山と言える程広い

観音山の裾野に上下境内が二つに分かれて、各御堂が

点在している。ここは花と眺望の祈願寺だ

下境内から上境内へ昇って行く途中で

発見した小さな良縁地蔵

父母娘の三体だろうか笑顔が本当にかわいらしい石像だ

本堂である観音堂と阿弥陀堂並びに鐘楼

観音堂には本尊の日本最大級(像高9.18M)十一面観音菩薩像

(長谷観音)が安置されている

残念ながら堂内は一切撮影禁止の為本尊の大きさを紹介できない

回転式書架の経蔵(輪蔵)中には一切経

(大蔵経)が収められている。書架を一回転させることで

一切経をすべて読誦した功徳が得られるという

又、建物内壁の回りには18基のマニ車(チベット仏教に用いられる道具)がある

そして経蔵を出ると目に優しい竹林が待っていた

鎌倉の海と街並みが一望できる見晴台。そして

傾斜地を利用した眺望散策路があり、周辺には

40種類以上、約2500株のアジサイが植えられており

鎌倉でも有数の景勝地となっている

鎌倉には他にアジサイで有名な寺として

明月院、成就院などがある

阿弥陀堂の中で1人のオバアチャンが、物思いに耽っていた姿が印象的だったのでパチリ

下境内にある大黒堂には鎌倉江の島七福神の1つに数えられる

出世大黒天像を祀ってる

弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟

その名にちなみ、窟内壁面には弁財天と十六童子が

彫られている他、弁財天と同じ神様があるとされる

民間信仰の宇賀伸(人頭蛇身)をお祀りされている

長谷寺の境内全域は四季折々の花木が一年中

彩られている。社務所の横に掲示されていた花だより

今、1月は水仙、千両、万両

子福桜、つばき、蝋梅。そして写真の冬至梅などが見頃とか

お正月らしく、2人の若い女性の着物姿が目に止まった

この長谷寺さんは毎月何か行事を行っており

一日1万人(?)の参拝客があるとか

長谷寺は天平開創という古りでありながら、今日に向かって

一生懸命努力している姿が境内を巡ってヒシヒシと伝わってくるお寺だ

境内の玉砂利敷も歩いて散らからないように

ご覧の様な建材を使って工夫している

これを見ても今を生きているという感じがわかる

 


鎌倉の大仏

2017-01-25 07:12:08 | 旅 ~国内

江ノ電長谷駅より徒歩9分。有名な鎌倉の大仏は浄土宗のお寺

高徳院(山号は大異山)にある。小学校の修学旅行以来の参拝。

なんと〇十年振りの訪問だ。今回この地を選んだ理由の1つに

鎌倉の大仏を見たいという思いがあった。

高徳院の案内図。境内はコンパクトでほとんど大仏像が中心。

仁王門に通じる参道。3箇日の午前中に行った為か、

参拝者の数は少なく、それがかえって厳粛な空気に通じていた。

仁王門にある仁王様。山号「大異山」を記す扁額が

揚げられた山門は、18世紀初頭、内部に安置された一対の

仁王像とともに他所より移築されたものと伝えられている。

本尊の鎌倉大仏(長谷の大仏)は阿弥陀如来像で国宝だ。

開基と開山はともに不詳。大仏の造像についても資料が乏しく、

不明な点が多い。吾妻鏡によると1252年(建長4年)から造立が

開始された大仏が現存する鎌倉大仏であるとするのが定説になっている。

それにしても雲一つない快晴のなか緑濃い山々に囲まれた

大仏様は想像以上に感動的であった。暫し足がとまって

その尊顔を眺めていると、時代が巡り、

小学校時代にタイムスリップしてしまう。石段の所で

集合写真を撮ったっけ。本当に来て良かったと思った。

昨年1月13日から3月10日まで国庫補助金によるご尊像の

保存・修理工事が行われた。その為か全体的に

汚れが少なくとても綺麗な感じであった。因みに像高は約11.35M

(台座を含めると高さ13.35M)。重量は約12tもある。

青銅製(?)の蓮の花と炉。炉の前にいるロシア人(たぶん)の

女性は信心深く御線香を炉の中にくべ、盛んに煙を

頭に付けていた。最近の外国人は日本文化の深い所まで

本当に理解している人が増えた。

鎌倉の大仏は胎内の拝見ができる。入場料はたった20円。

今時珍しい単位だ。今から750年も前に造られた大仏は

驚くべき高度の技術を駆使した造像技法が使われてる。

鋳型を30回以上わけて鋳造しており、「鋳繰り」という工法だ。

ここでも若いロシア女性(炉の所で祈っていた人)が

いつまでも大仏に頭をつけて祈願していたのが印象的だった。

寺務所の回廊の所には鎌倉大仏の資料と同時に、

古今の写真展が行われていた。古いのは幕末から

関東大震災の頃の写真が展示してあり、興味深く見た。

我々の後から主にアジア系の外国人がゾロゾロ参拝に来た。

その中には何組も靴を脱いで正座し額が地面に付く程、

深々と拝礼している人々がいた。日本では見られない姿なので

どこの国から来たのか聞いたら、ミャンマー人だった。

ミャンマーは敬虔な仏教国なのだろう。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編136~

2017-01-24 07:10:46 | 食~番外編(県外)

鎌倉 染太郎

鎌倉市長谷3-12-1 ツタヤビル2階

TEL 0467-22-8694

定休日 水曜日 営業時間11:30~21:00

江ノ電長谷駅より2分、長谷寺の参道沿いに立地している

お好み焼、もんじゃ焼屋さん。下町(浅草)の味を鎌倉でということで

観光客にも地元の人にも人気のお店です。

内装は大きな梁など昔懐かしの風情溢れる店内で、良き時代の

ノスタルジーが堪能できる。最大座敷数は50席もあり

鉄板を囲んでワイワイ&じゅうじゅう。

ここの店主は人懐っこくおしゃべりでいい感じの人だった。

メニューは大きく分けてお好み焼、もんじゃ焼、焼きそば

鉄板焼。お好み焼ではさすが横浜に近くしゅうまい天、

又ネバネバスタミナ天。もんじゃ焼は湘南らしくしらすもんじゃ

焼きそばはチョリソそば、鉄板焼はチャモロ風とりもも等が気に成る。

これらのメニューは初めてでは注文しずらいレシピだ。

コスパはちょっと観光地値段かな。

生ビールのお供にしらすおろし400円を注文

鎌倉は釜揚げしらすが名物だが、しらすの優劣は

なかなか難しい。美味しかったのは間違いないが。

当店一番人気のめんたいもんじゃ1200円を注文。

油はラード100%を使用で風味はひときわアップ。

ご覧の様に明太子の量は半端じゃない。昨年12月にも月島もんじゃ

(2016-12-2付ブログ)に行き、ここの所もんじゃずいてきた。

チーズもトッピングしてあって段々もんじゃにはまりそうだ。

もう一品は当店定番メニューの王様五目そば900円を注文。

牛、豚、エビ、あさりなど。素材のこだわりのある美味しさは格別だった。

製法からこだわっているそうでこれも逸品だ。


稲村ヶ崎

2017-01-23 07:19:14 | 旅 ~国内

旅に出るとなるべく早朝散歩をするようにしているが、

今回宿泊した鎌倉パークホテルの前はもう海。海沿いに15分位

歩いて行くとそこは新田義貞の伝説がある稲村ヶ崎だ。

1月3日の早朝は快晴。新春の散歩は本当に清々しく気持ちが良い。

稲村ヶ崎は由比ヶ浜と七里ヶ浜との間の岬で、

地名の由来は稲穂を重ねたように見える為付いたと言われている。

「今ヲ距ル五百八十四年(1333年)ノ昔元弘三年

五月二十一日 新田義貞(上野国今の群馬県新田荘を本拠とした)

此ノ岬ヲ廻リテ鎌倉ニ進入セントシ金装ノ刀ヲ海ニ投ジテ潮ヲ

退ケンコトヲ海神ニ祷レリト言フハ此ノ処ナリ」

この石碑は大正6年3月に鎌倉町青年会が建立したものだ。

今から99年前のもので、後日のブログでも他の石碑を紹介します。

七里ヶ浜から見た稲村ヶ崎。午前6時41分、東の空が段々赤味を増して

もうすぐ日の出えを迎える。向こうに見えるのが三浦半島。

早朝から1人釣りをする人がいた。一体何が釣れるのだろう?

この一枚はちょとしたポエムだ。

ドライブインパシフィック前でマイバイクを英語が書かれている

板壁を背景に熱心に写真を撮っている人がいた。

何か物語性を感じてパチリ。

日の出間際頃から刻々と表情を変えていく霊峰富士。

日の出をバックに色々なポーズを取って写真を撮っていたカップル。

この時間は全ての人が詩人に成ってしまう様な美しい風景がしばらく続いた。

日の出を見つめる人々。皆頭の中に新年を迎えた思いが巡っているのだろう。

正に厳粛な時の瞬間だ。

日の出の瞬間「あけましておめでとうございます。」といった

言葉が自然に出てくる。自然の力は本当に偉大だ。(午前7時07分 日の出)

浜辺を散歩する男性と犬。残念ながら犬は離れていて

入っていない。犬が写っていればもっと良い一枚に成ったはずだ。

この一時はワンシーン、ワンシーン、すべてが絵になってしまう。

昨年(静岡 三保の松原 2016-1-23付ブログ)に続いて

七里ヶ浜から見た新春の富士山。改めて比較してみると

今年の富士山の雪の量は昨年よりずっと多い。この山は

日本人にとってやはり特別の山だ。

日の出を撮ろうと集まったカメラマンの向こうに江の島が見える。

朝日で映えるしょう酒な住宅。この通りには海が大好きな

人達がそれぞれ思いを込めたデザインで建てた住宅が並んでいる。

駐車している車のナンバーを見ると横浜ナンバーが多い。

おそらくほとんどが別荘ではないか。

この通りはお洒落なロードサイドレストランもある。

ジャンルも湘南海岸らしくハンバーガー、イタリアン等の店だ。

ここ稲村ヶ崎の居るカメラマンは、だいぶ前からカメラを構えていた。

向いている方向は富士山。刻々と表情を変えていく富士の姿を

真剣に撮り続けていた。又、稲村ヶ崎はサザンオールスターズの

桑田佳祐が監督をし1990年封切られた映画

「稲村ジェーン」の舞台としても知られている。

再度湘南海岸と江ノ島とそして富士山。

今年も良い年に成りますように祈念してホテルに帰った。

 


鎌倉パークホテル

2017-01-21 07:41:30 | ホテル・旅館

江ノ電長谷駅から徒歩約11分。ただ青い海と輝く太陽の空を

満喫できる贅沢が味わえるシーサイドリゾートホテルだ。

地下1階地上3階全46部屋と小じんまりとしているが、ゴージャスだ。

自分的にはこの規模が好きだナ。

鎌倉市坂ノ下33-6

TEL  0467-25-5121

ロビーに一歩足を踏み入れた瞬間からここは日常を忘れる

特別な場所になる。「日常から鎌倉へ」これが鎌倉パークホテルのキャッチコピーだ。

丁度この日は宿泊客向けのお正月イベントをロビーで行なっていた。

エントランスロビーをはじめ各所にイタリアの職人が丁寧に

仕上げたこだわりのインテリア。ベネチアングラス、大理石、

色とディテールにこだわったファブリックなどイタリアンテイストが

館内を居心地のよい空間に造り上げている。

館内の廊下も真新しい大人好みのシックなジュータンが敷かれていた。

照明器具も本物指向でちょっとバブリーな感じもあるが

重厚な雰囲気を醸し出している。窓越に湘南の海が見える。

実は当ホテルの経営者は当社会長の知人で、特別な配慮で

スイートルームにランクアップしてくれた。

ルームエントランスに入ると、この様なロビーに飾ってある様な花が

しつられたあり、ビックリした。そして床は白い大理石。

部屋には2010年にリニューアルされ、イタリアの家具と調度品、

大理石を贅沢に使ったヨーロッパ仕様のバス。そしてシャワーブースも付いていた。

すべての部屋から相模湾の眺望が楽しめる様になっていて、

専用バルコニーを渡る潮風が大変心地よかった。

ゴージャスな空間の中で、素朴な春の七草の鉢植えは

かえって新鮮で、目に止まった。

地元の旬の食材を生かした四季折々の美味を堪能できる

和食レストラン「みなと」。竹を組んだオブジェ、これも素晴らしかった。

こちらはフレンチの正統と斬新なセンスでここしか

召し上がれない料理が出されるレストラン「ペルゴーラ」。

当ホテルでは「鎌倉フレンチ」とネーミングしているそうだ。

鎌倉アミューズ。ここでは鎌倉ハムなどこだわりの鎌倉食材を

使っているのが最大の特徴だ。

かぶのブラン・マンジェの蟹のサラダ トマトのクーリソース。

なんと美しい盛りつけなんでしょう。しばし見とれてスプーンがなかなか入れずらい。

こちらでは毎日採れたての鎌倉、三浦野菜を仕入れている。

生産農家と地元消費者の食への意識の高さが作りあげた食材だ。

パンも自家製の焼き立て。ちょっと小ぶりだが上品で量的に食べ過ぎず健康に良い。

 

これからは3種のメニューが選べる。2人でシェアーして2種を2倍楽しんだ。

これはあつあつのオニオングラタンスープ。

かなりレベルが高い逸品だ。

鎌倉の海は魚介類の宝庫。名産の鎌倉サザエの

ブルゴーニュ風とプティス―プの一皿。

いかにも新鮮なのが口の中に伝わってくる。

オマール海老のロースト ペルノー酒風味

写真からも丁寧でいい仕事をしているのが伝わってくる。

特選黒毛和牛のフィレ肉の網焼き。付け合せの野菜も

美しくてしかも旨い。ペルゴーラさんでは地産地消の料理をベースとして

40種類以上の野菜がフルコースで楽しめる。

アヴェンデセール スペシャルデザート

当ホテルパティシエの腕も確かだ。チョコレートムースは富士山を

模しているのだろう。もうお腹がいっぱいでプチケーキは部屋に持ち帰った。

それにしてもここのシェフは相当の腕前と見た。なかなか

都内でもこのレベルのフレンチは食することができない。

ここに宿泊しなくてもわざわざディナーをしに来る価値は充分にあると思う。

部屋のベランダから見た夜明け前の相模湾。向こうに見えるのが逗子の街。

なんとロマンチックな風景だろう。

昨夜とは一変した朝食というよりはブレックファースト。

ナプキンが折り鶴になっている。パティオの植木鉢がなんとも清々しい。

鎌倉パークホテルの一日通した印象は従業員の方の

接客が素晴らしい。本当に感じの良い時間を過ごすことができ、

気持ちの良い一年のスタートが切れた。

なんて美味しくて美しい料理なのだろう。海老と帆立の水々しさ。

厳しく選別された三浦野菜のすごさ。感服です。

ビュフェスタイルで取った各種パン。これも小振りで上品だ。

このスクランブルエッグは何が入っているのか忘れてしまったが

今まで食べたことのない味で驚いた。

デザート。この苺も厳選に厳選を重ねたものというのが伝わってくる。

鎌倉パークホテルは米糠酵素風呂もある。毎週日曜日の朝に

ヨガレッスンを開催し、湘南の海の空気を思い切り味わうこともできる。

チェックインは14:00~24:00チェックアウトは11:00と

ゆったりと過ごせる時間システムになっている。

鎌倉パークホテルは意外と知られていない名ホテルだと実感した。

私はいっぺんにここが好きになった。

 


江ノ電

2017-01-20 07:31:04 | 地元企業

一度乗ったら江ノ電の魅力にはまってしまう・・・そんな江ノ電(愛称)の

本社は藤沢市にある。正式には江ノ島電鉄㈱。会社設立は大正15年7月10日で

東証二部に上場している。小田急電鉄グループの1社だ。

実は藤沢駅に途中下車したのにはもう一つ理由がある。

約45年ほど前わずか数ヶ月とはいえ藤沢駅南口駅近で勤務していたことがあり

その面影を訪ねてみた。駅前周辺は全く変わりとうとう分からなかった。

この半世紀、日本の駅前はほどんど変わってしまったのではないか。

最近旅行へ行くと御当地のJリーグチームのポスターをはじめ

関連したものを探すのを楽しみにしているが今回の湘南エリアで

湘南ベルマーレのポスターを見たのはここだけだった。

浦和レッズの浦和とはあまりにも違うので驚いた。

江ノ電は藤沢駅から鎌倉駅まで15駅ある。この10km間を34分で行く。

その間に無人駅が6駅ある。

車輌は13m弱の高床式タイプの小型車輌。

平日7:00~18:00までは4両編成で運行している。

途中4番目の駅「鵠沼」に下車してみた。鵠沼海岸エリアは高級住宅街だと

よく聞いていたので実際はどんな所なのか見たくなり行ってみた。ここは大正期からの

高級住宅地化、クロマツの木が各所に生い茂り、

閑静な住宅地の風情が色濃く残されている。県条例「鵠沼風致地区」で

今も厳しく規制され住宅環境を守り続けている。

神奈川県に入って驚いた1つがこれです。電柱には皆

海抜〇mと表示してあり、津波注意と書かれている。

海無し県の埼玉では考えられぬことだ。

江ノ電の車輌は小ぶりで車幅も狭い。床は昔ながらのフローリングで

人の温もりを感じさせる。そんな江ノ電にも一時は廃止の危機があった。

しかし電車の持つ定時性、テレビドラマや鎌倉、湘南ブームで

江ノ電の人気が復活して今日がある。

極楽寺駅に着いた頃は午後5時半を過ぎ周囲は真っ暗。

極楽寺開山忍性が開いた道と伝えられ、京都鎌倉間の往還路だった

極楽寺切通は不気味であった。尚江ノ電の一部の駅ではホームが

短いため一番後ろの車両のドアは開かない駅もある。

狭い所を走り抜ける江ノ電らしい話だ。

ここはドラマやアニメに登場する場所で有名。

湘南らしさNo.1の景色の鎌倉高校前。

思わず途中下車したくなる沿線オススメ絶景スポットがここを含めて5つある。

①ここ鎌倉高校前駅

②夕陽のスポット稲村ヶ崎駅。サザンオールスターズのPV撮影や

映画稲村ジェーンの舞台となった。

③あじさいで有名な成就院がある極楽寺駅。縁結びの人気パワースポットだ。

④日本の渚百選にも選ばれている七里ヶ浜駅。

江ノ島と富士山が眺められる。近くにはお洒落なカフェなどもある。

⑤人気スターバックスコーヒー鎌倉御成町店がある鎌倉駅。

漫画家横山隆一氏の邸宅跡地に建てられている。

江ノ電の特色は住宅の間をすり抜けるように走り、海あり、

そして山ありの素敵な景色が堪能することができる事だ。

江ノ電は早朝、深夜を除き、12分間隔で運行している。

鎌倉駅に到着。すぐ折り返し藤沢駅に向かって出発した。

湘南の香り漂うエリアをレトロな電車がゆっくり走る江ノ電は

サザンオールスターズの多数の楽曲に歌われている。