スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

雅叙園 百段階段

2019-07-31 06:14:40 | 建物

ホテル雅叙園東京のエントランスの所に

平成21年3月に東京都指定有形文化財に

指定された「百段階段」がある。

その時は特別企画 百段階段 STORY展

~昭和の竜宮城タイムクルージング~、

同時開催 未来へつなぐアート展from日藝 が、開催されていた。

入場料1,600円。

47名定員の大型エレベーターには螺鈿細工が施されている。

内部の唐獅子牡丹の絵は橋本静水の屏風が原画となっている。

描かれている牡丹は百花の王、獅子は百獣の王と

最も美しいものと強いものの組み合わせになっていて

古くからのポピュラーな画題の一つだ。

エレベーターを降りるとそこに豪華な着物、

2点がディスプレイ的に展示されている。

そこからはかなり広いみやげ物ショップがある。

階段を上がっていくとトイレ(東司)の部屋がある。

当然便器は和式。

実際使ったら落ち着かないだろうと思う程広い。

窓もとても素敵なデザインだ。

「百段階段」とは通称で、旧目黒雅叙園の3号館にあたり、

昭和10年に建てられた当園で現存する唯一の木造建築だ。

食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を

99段の長い階段廊下が繋いでいる。

階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。

階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、

各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が

飾り上げた美の世界が描かれている。

この部屋の絵を手掛けた画家、荒木十敏の名にちなみ

名づけられた十敏の間。

この部屋は百段階段の中で唯一の平屋であり、

畳の部分が42畳、天井の髙さも4.8mと

7つの部屋の中で一番の広さを誇っている。

又、天井には23面の四季の花鳥図が描かれている。

床柱、欄間、天井が彫刻で装飾された「漁樵の間」。

この部屋の床柱に掘られた中国の画題「魚樵問答」に由来している。

「昭和の竜宮城」と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、

装飾の破格な豪華さにある。

最近の研究によるとその豪華な装飾は桃山風、

更に日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに

見られる江戸文化に属するものと言え、

伝統的な美意識の最髙到達点を示すものとされている。

ここは草丘の間。昔は天気の良い日には富士山が見え、

昼間の宴会場として人気を集めていた。

この部屋の日本画は伊勢崎市出身の

磯部草丘という日本画家が描いたものだ。

静水の間はふた間からなる作りになっている。

この部屋は広島県出身の画家、橋本静水の名から取っているが、

実際には全部で5人の画家が携わっている。

この部屋では食文化の展示が行われていて

非常に興味深いものがあった。

この星光の間は京都出身の画家、板倉星光によって装飾されている。

この部屋は百段階段の7つの部屋の中で最も天井が低く、

約2m80cmとなっている。

しかし、職人の心配りにより心安らぐ空間の造りとなっている。

この部屋では結婚式場としての歴史的展示がされていて、

時代を感じてしまった。

この部屋では近代日本画の巨匠、

鏑木清方が手掛けた絵が飾られている。

清方は西の松園、東の清方と称された美人画の大家だ。

又、この部屋の建築の一番の見所は本間の床柱。

ここでは木の肌がでこぼこした出絞丸太という

珍しい材木が使われている。

この部屋では弓良麻由子の作品の展示が行われていた。

外国の方も外国語対応(3ヶ国語)の文化財

イヤホンガイドを付けて興味深げに鑑賞をしていた。

窓から見えた昭和初期の風景の木造の建物がやけに懐かしい。

改修工事をしているのか足場があって

ちょっと雰囲気を壊しているのが残念だ。

ここは最上段の頂上の間。

ここの床柱には非常に名品と言われる黒柿が用いられている。

この部屋では竹村太一の作品展示が行われていた。

雅叙園90周年の歴史、雅の日(結婚式)、

昭和のエピソード、写真を募集していた。

このポスターの写真を見ると親の代の写真とダブって

戦後復興へのエネルギーを感じる。

百段階段は階段の数が99なのになぜ百段なのか?

その理由は諸説ある。

例えば古来中国では奇数がおめでたい数字と言われており、

それが重なっている99段にした。

あるいは100は完璧な数字で、後は満月が欠けるが

如く衰退をイメージするため、一つ手前の99を良しとしたなど。

現在の雅叙園はこれで完璧なのではなく、

これからも一層発展していくという気持ちを込めて

あえて99段にしたと考えているそうだ。


ホテル雅叙園東京

2019-07-30 06:52:11 | ホテル・旅館

https://www.hotelgajoen-tokyo.com/

知人の息子さんの結婚式で目黒区にある雅叙園に行って来た。

雅叙園は昭和3年に創業し約90年の歴史を有する

日本初の総合結婚式場だ。

名前の由来は「文雅叙情」教養人や趣味人が1日居ても

飽きずに優雅に過ごせることから来ている。

こちらは併設されているホテル棟で全室60室。

このホテルにも創業以来追い求めてきた

おもてなしがかたちとして現れている。すべてのゲストルームに

スチームバスとジェットバスが完備され、

80㎡以上の広々としたスイートルームなど

贅を極めたくつろぎの空間になっている。

これがホテル雅叙園東京の案内図。

当園は2018年4月1日にリブランドオープンしたばかりだ。

リブランドコンセプトは「心をつなぐ、麗しき祝祭百景」

(Tie Your Hearts in the Colors of Nipoon.)

エントランスを入ると早速、時を経て昇華した

日本の気品ある美しさの美人画が迎えてくれる。

美人画が描かれた扇型の天井画と花魁通りと呼ばれた

廊下を装飾した彩色木彫板が壁に施され、

一日をお大尽のように過ごしてほしいと思わせる

絢爛豪華な装飾美が夢の世界へ誘ってくれる。

ひと目ですごいと思う空間が続いていく。

片や一方には緑あふれる豊かな自然美と色鮮やかな

日本の芸術美が織り成す空間が広がる庭もある。

正にインスタ映えする「招き大門」。

昔、あるところに昭和の竜宮城と謳われた日本美の

館がありましたと言われた当園のシンボルがこの大門と言える。

この門は宮崎駿 作の「千と千尋の神隠し」の湯屋の

モデルにもなったと言われている。

水面も美しい招き大門を抜けると右手に自慢のレストラン、

ニューアメリカングリルKANADEテラスに出る。

通路から見るとアーチ状の空間の奥に女子受けする

インテリアのラウンジが広がり、

アメリカ料理に留まらず各国の料理を融合させた

New American Cuisineが楽しめる素敵なレストランだ。

KANADEテラスの向かい側にはお洒落な空間で

アフタヌーンティーやハンバーガーなどの軽食を

ピアノ演奏を聴きながらゆったりとした

時が過ごせるカフェ・ラウンジパンドラがある。

ここでは差し込む光の中で庭園の滝を眺めることができる

全天候型のアトリウムになっている。

カフェ・ラウンジパンドラを過ぎると圧倒される

空間のアトリウムの中にシースルーの

エレベータとエスカレーターがあり、

特にエスカレーターは上の方に行くにつれ、

和の空間の中を抜けて行き、

とても不思議な空間体験を感じさせる。

この巨大なアトリウムの一番奥には茅葺き屋根の

日本家屋の日本料理・渡風亭がある。

本当にこの辺一体の空間は複雑な要素が混ざり合って

異次元の空間を造り上げ不思議な気持ち

(驚き、意外性、非日常など)にさせられる。

宴会場の廊下の天井にも、トイレの入口にも、

美人画が描かれている徹底さ。

ここは本当に日本美が詰まった唯一無二の

ミュージアム総合結婚式場だ。

ホテル雅叙園東京の歴史を伝える空間のひとつとしての

和室宴会場の入口、組子障子などの

伝統工芸品に彩られ、まさに別世界だ。

ここには90年の伝統と経験から積み上げられた

食、婚礼、祭事、創業者の究極的ホスピタリティの

追求から育まれた絢爛豪華な美術、工芸品、更に文化財がある。

ここで目黒雅叙園のルーツについて記してみます。

創業者・細川力蔵が東京芝浦にあった自宅を改築して、

純日本式料亭「芝浦雅叙園」を開く。

昭和6年に本来の髙級料亭を庶民や家族連れの客が

気軽に入れる料亭として目黒の地に誕生させた。

平成29年4月1日に施設名称を今日のものに変更し、

現在は米ファンド、ラサール・インベストメント・

マネージメントインクが運営している。

雅叙園が和の会場の為、お嫁さんが和の飾り物が

ほしいとのことで新郎の母親とその友人が

この日の為に手作りした作品。心がこもっている。

当日の披露宴の御献立。

縁起の良いものが並んでいる。

話は変わるが、当時「お嫁さんをもらうなら

雅叙園の接客係を」というエピソードがある程、

社員教育を徹底しているそうだ。

雅叙園では90年の歴史の中で22万組の旅立ちに立ち会ったそうだ。

神様は出雲大社より御霊をお迎えしているとか。

エントランスの所にある「お七の井戸」。

この地には明治13年まで明王院という寺院があり、

恋焦がれた寺小姓吉三(後の西運)に

会いたさに自宅に放火し、鈴ヶ森で火刑にされたお七。

そのお七の菩提を念じながら、水垢離をこの井戸でとったことから

「お七の井戸」と言い伝えられている。

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~その4‐Ⅱ~

2019-07-29 06:47:34 | 食~イタリアン・フレンチ

イタリア食堂  サムシング・デュエ

さいたま市浦和区仲町1-9-13 カンコウビル2F

TEL 048-824-2282

定休日 火曜日(2019年より)

浦和駅西口より徒歩約4分程。

この辺は浦和エリアのグルメエリアの中心的場所だ。

当店はサムシンググループの2号店。

気取らずにイタリアンを楽しめる隠れ家的な名店だ。

サムシンググループには他に玉蔵院前の本店

(2013-8-10付、2015-2-7付ブログで紹介)と

トレ店(与野駅西口)、クアトロ店(北浦和駅西口)、

ベッラ・ジョイア店(武蔵浦和駅西口)の4店がある。

実は当店は「スミダマンほのぼの奮戦記」

イタリアン・フレンチ編で最初に紹介したお店だ。(2011-2-18付)

因みに1階に写っている「天ぷら ふじ」は

2012-7-12付で紹介した店。

当店は2階にあり階段を上がると自由で

フランクな時間が待っている。

ささやかなことだが個人的にここの階段がなんとなく好き。

階段の蹴上げがほんのりライトアップされ、

壁は枕木の木製、インテリア的に

ワインの空瓶がぶら下がっている。

片側の壁には浦和レッズのポスターが。

(当店のオーナーは大の浦和レッズサポ)

なんかイイですネー。

店内は木を基調とした暖かい造りで

テーブルクロスも紅白のチェック模様、

可愛い内装は女性に人気があり、

この日も圧倒的に女性客が多かった。

席はテーブル席以外に「コの字」のカウンター席があり、

一人客やカップルに向いている。

又、小上りの掘りごたつ式の個室もあり、総席数は44席ある。

ランチ時の店内はまるで陽気なイタリア家庭のようだ。

メニューも多彩。6種のサラダ、4種のスープ、

15種のスパ、名物料理の4種のソフトシェルクラブ、

前菜(Antipasti)も14種もある。

それ以外にピザ、ドリア、ピラフ、グラタン、

肉料理、魚料理とジャンルは幅広い。

そしてサムシングの一番人気

「真夜中のスパゲティ」の夏バージョン、

冷製 真夜中の生リングイネ、ランチセット

1,200円(税込)も始まった。

実はこの日サムシング・デュエに来たのには一つの目的がある。

知人の当店オーナーから

「真夜中のスパゲティもいいけど、

一度ギリシャのスパゲティも食べてヨ!旨いヨ!」と言われ、

それを食べに来たという訳。

これが当店自慢のアサリ入りのガーリックホワイトスープ仕立ての

「ギリシャのスパゲッティセット」

Mサイズ 税込1,180円。

なるほど、真夜中とは違ったガーリックが

ほのかに効いた深いスープスパで納得の逸品だった。

これに又、当店名物のドレッシングがかかったサラダと

デザートに表面を焼いたカラメルの乗ったプリンと

アイスコーヒーが付いていた。

これでもう一つくせになるバージョンが増えた、と

一人微笑みながら店を後にした。

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~その439~

2019-07-27 06:06:32 | 食~ラーメン・中華

中国料理 金福燕(キンフクエン)南浦和店

さいたま市南区本町1-7-4丸広百貨店6F

TEL 048-865-6150

営業時間 11:00~22:00

南浦和駅西口前にある丸広百貨店内に入居している中国料理店。

前店の王府井(横浜中華街)の後、昨年11月にオープンした。

当店は地元密着をモットーに味、価格、立地を売りにしている。

6階に入居していることもあり、特に眺望の良さは抜群で

当店の自慢の一つに成っている。

デパート系のレストランにはかならずショーケースがあるが、

当店もご多分に漏れずご覧の様なショーケースが。

しかし半分くらいは紹興酒などのアルコール類が占め、

申し訳程度状態のものだ。

店内は解放感溢れる空間の造りで、

貸切100名までの宴会もOKだとか。

その時は人数に応じて中華のビュッフェスタイルも可能らしい。

又、中国料理店ならではの円卓個室も用意されている。

そんな雰囲気の中でのおもてなしを楽しむことができる。

入口の所には手書きで今週のランチメニュー4つが表示されてあった。

一律税込で850円。

しかも夕方17:00迄ランチタイム扱いになっているのが良い。

片や11時から22時迄の定食メニュー6種は税込で1,080円。

これには春巻1本、唐揚3個、エビマヨ3個のうち

お好みで1品が選べる。

又、半チャーハンが付いた3種のラーメンセット税込880円と

担々麺、福燕ラーメン、海鮮麺に半チャーハンが付いて

税込980円のラーメンセットもある。

こちらは杏仁豆腐がついた4種の冷麺セット880円。

これにプラス200円で半チャーハンが付けられる。

完熟トマトを使ったスープ(リコピンがたっぷり含まれている)の

トマトラーメン3種。

頭〇〇おすすめと書かれているが消されているのが気に成る。

それ以外にもご覧の様に夥しい数の写真付メニューもあった。

当店の多彩なメニューが伝わってくる。

その中で得セットメニュー Eランチ

福燕ラーメン+半チャーハンセット980円(税込)をオーダー。

まず驚いたのは出てくるのが超早かった事。

ラーメンスープはほのかな魚介系。

チャーシューは厚く中国の味がした。

チャーハンにはチャーシューではなくハムを使用。

味は普通のレベルだった。

全体的に中国の味がしたのは中国東北地方からの

コックが作っているからだそうだ。

台湾と上海の味が混ざっているテイストだった。


アルフレッド・ハウゼ・タンゴ・コンサート

2019-07-26 06:06:23 | イベント

半世紀以上にわたり、

絶大な人気を誇ってきた伝説のオーケストラ、

アルフレッド・ハウゼ・オーケストラの

コンサートに行って来ました。

アルフレッド・ハウゼ・オーケストラは

コンチネンタル・タンゴの王様と言われ、

待望の2年振りの再来日だ。

会場は川口駅西口前の川口リリア。

今回の日本公演は東京、埼玉、神奈川、千葉の会場で

8回予定されている。

尚、コンサート中は一切、撮影禁止だったので

残念ですがその雰囲気は伝えることが

できないことをご了承下さい。

アルゼンチン・タンゴ、コンチネンタル・タンゴが

一世を風靡したのが、戦前、戦後間もない時

ということもあってか、

客は圧倒的に髙令者層が多かったのが印象的だった。

個人的にはだいぶ以前、

アルゼンチン・ブエノスアイレス、

アルセンチン・タンゴの発祥地ボカ地区に行った時、

哀愁のこもった音色と妖艶なダンスに触れ、

その魅力にハマってしまった。

又、その歴史背景にも興味をもった。

その後、当ブログにも何回かアップした

京谷弘司ダンゴ・リサイタルにも通じている。

尚、コンサート終了後、このホワイエでサイン会も行われた。

アルフレッド・ハウゼは1921年、

北ドイツのヴェストファーレン生まれ。

10歳の頃からヴァイオリンを始め、

16歳の時に名髙いワイマール音楽院で音楽教育を受ける。

その後は音楽の勉強を続けるため、

そしてダンス音楽の経験を積むためにベルリンに移り、

3つの楽団などに参加して経験を積み、

1942年に自身のオーケストラを設立した。

戦後にハンブルグの北ドイツ放送局に入り、

1948年には現在のアルフレッド・ハウゼ・

タンゴ・オーケストラを結成。

彼のスタイルは戦前に有名になっていた

コンチネンタル・タンゴに独自のアレンジを取り入れたもので

ドイツからヨーロッパなどで広く知られるようになった。

華麗で魅力的なアレンジで「碧空」

「真珠採りのタンゴ」などを演奏。

これら彼の代表作が後に

コンチネンタル・タンゴのスタンダードとなった。

日本には1965年に初めて来日した。

指揮者はジャック・パウエル氏。

演奏曲は第一部

1、オレグァッパ 2、淡き光に

3、黒い瞳のジプシー 4、ヘルナンドス・ハイダウェイ

5、ブルータンゴ 6、さらば草原よ

7、アディオス・ムチャーチョス 8、碧空

9、カミニート 10、ハンガリー舞曲第5番

11、ジェラシー 12、オー・ドンナ・クララ

13、ママ恋人が欲しいの 14、ラ・クンパルシータ

第二部

15、黒い瞳 16、ラ・モローチャ

17、月下の蘭 18、フェリシア

19、小さな喫茶店 20、白鳥の湖のテーマ

21、唯一度の機会 22、奥様お手をどうぞ

23、エル・チョクロ 24、夜のタンゴ

25、ロドリグス・ペニャ 26、真珠採りのタンゴ

27、雨のロマンス 28、タンゴ好きのお嬢さん

本日のアンコール曲

ミリタリータンゴ、ラ・クンパルシータ

ブラームスの子守唄 計31曲

心地良いタンゴのメロディと流麗なストリングスで

極上の時間が過ごせた。

川口総合文化センター(愛称リリア)は1990年5月に完成。

S造地下2階、地上15階(タワー棟)と

SRC地下2階、地上6階(ホール棟)の

2棟の建物に分かれている。

今回行われたメインホールは2002席で

有名アーティストのコンサートやプロレスでの使用が多い。

音楽ホールは600席の規模で

クラシックコンサートで使用され、

音響効果が良いことで定評がある。


浦和エリア旨い店シリーズ ~その438~

2019-07-25 05:51:09 | 食~うなぎ・寿司・天ぷら

うなぎ割烹 谷田川本店

さいたま市緑区原山4-32-28(浦和東口 日の出通り)

TEL 048-887-2554

定休日 水曜日・第3火曜日

浦和東口、日の出通りに面してデンとした日本家屋造りの

うなぎ割烹「谷田川本店」がある。

当店で浦和エリア旨い店シリーズの

うなぎ・寿司・天ぷら編も50軒目になった。

当店は昭和47年創業、先代は確か小島屋で修行し、

現在は2代目、今は亡き知人の娘さんが嫁ぎ

女将をつとめている。

宴会場で使える大広間は70席、入口のテーブル席が20席、

その横の小上り席が51席、全部で141席もあり、

法事や宴会で利用するには最適な雰囲気がある。

駐車場も広く40台前後も置ける。

まさに贅沢なくらいのゆとりがあるうなぎ割烹店だ。

ご覧の様にかぎ方の一軒家の間は中庭になっていて、

ホッとできる空間を作っていて、とても落ち着く。

献立(メニュー)は、うなぎ料理はもちろん、

鯉料理、なまず料理、どぜう料理などの川魚料理、

そしてすっぽん料理まで幅広く取り扱っている。

又、古くからの技法・調理法を大事に継承もしているとか。

当店は浦和では珍しく、

ひつまぶし(肝吸い、お新香付) 3,850円(税込)も、ある。

通常ひつまぶしは三膳の食べ方が一般的だが、

当店では四膳目の召し上がり方をすすめていた。

この日はちょっと良い事があったので

少し抑え目の特上うな重3,500円を注文。

ご覧の様に若干のごはんが出ている蒲焼の量だった。

又、器や座卓はすべて漆塗りで重厚感を醸し出していた。

うなぎは愛知県三河一色産を使用しているそうだ。

一色うなぎは西三河地方の西尾市一色町の漁業協同組合が養殖し、

生産量は全国の生産量の20%を占めているとか。

当店の入口の所には意味深なメッセージが。

「谷田川のうなぎ食して努力してすべてが実り家族安泰」

 

 

 


ジェフ・バーグラント京都外国語大学教授

2019-07-24 06:04:13 | レポ

日本での生活がまもなく50年を迎えるジェフ・バーグラント氏は

1949年(昭和24年)米国サウスダコタ州生まれ。

70年にカールトン大学を卒業し、同志社髙校に就職。

92年から大手前女子学園教授、

98年から帝塚山学院大学人間文化学部教授、

08年から京都外国語大学グローバル観光学科教授を務めている。

演題は「日本から文化力~遠くから見たNIPPON、

日本から見た世界~」。

講演では、流ちょうな「京ことば」で私たちが

いつの間にか忘れてしまった日本独特の生活文化、

心の豊かさなどを、ユーモアたっぷりに語ってくれた。

NHK「キラッと生きる」で10年間司会を務めてきたが、

国と国とはベースに価値観、

その先にその国の常識、そしてビヘイビアがある。

たとえば日韓の間にはちゃわんの持ち方、

箸が木と鉄の違いなど、その国の背景がある。

外国人にとってはうなぎは蛇と一緒の国もある。

バーグラントさんは20才で日本に来て

初めて傘をさしたそうだ。

アメリカ・サウスダコタ州は雨が降らないからだそうだ。

初めて覚えた日本語は「ベタベタ」。

京都の夏の陽気がそのことを言わせた。

日本は受信力のある受信者文化の国。

とてもおだやかな国だ。

英語圏の国は発信者責任型文化。

アップルの創始者のスティーブ・ジョブズは

一番尊敬する国は日本だと言った。

国連の明石康氏、緒方貞子氏は

人の気持ちを読みとって(受信力)平和を作った。

根回し上手ということ。

1%でもできると思うのがトランプ大統領。

日本人は99%できると思ってもできないと考える。

トランプはこれ程、受信力のない人だ。

中国人は家族を出すと共感する国民性がある。

中国は発信型文化だ。

喉が渇くと取りに行くのが中国人。

東日本大震災を見ても日本人は

水をもらうのに整然と並ぶ。

発信型の人はゲストに何ができますか?と

ゲストに選択させる。

日本人はホストがゲストの気持ちを読みとって

さりげなく出す人間関係文化の国民だ。

空気がおいしいという言うのは日本人の感覚だ。

世界の人達は日本人のことがわからない。

世界は発信型が主流だ。

おもてなしは素顔でやってほしい。

相手を認めながら自分で認める。

世界が平和になるにはこういった日本人の価値観、

ビヘイビアが重大だ。

ラグビーワールドカップ、

東京オリンピック・パラリンピックはチャンスだ。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~その437~

2019-07-23 06:53:35 | 食~ラーメン・中華

麺処 はら田

さいたま市南区南浦和2-18-13(西口徒歩3分)

定休日 火曜日・木曜日

注目のラーメン店が令和元年5月1日に南浦和にオープンしました。

この模様を令和元年の初日のテレビの特番で放映され、

たまたまそれを見て知りました。

噂では連日長蛇の列のウエイティング列が

できていると聞いていたが、

もうそろそろ空いているだろうと興味津々で行ってみましたが、

やはり路上に4人のウエイティング。

後からも続々とお客が来て、

列はどんどん延びていきました。

店内に入ってみると9席のカウンター席のみ。

厨房には大宮の麺処「ほん田niji」の

店長をやっていた新進気鋭の若き大将と若い女性。

外には親戚のオジサン(?)と女性の4名が

忙しそうに働いていた。

尚、ほん田nijiの本店は東十条にあるらしく、

大宮店は閉店した。

当店もご多分に漏れず券売機方式。

通路に並んでいると優しくて感じが良いオジサンが

事前に食券を買ってください、と言い

メニューの説明をしてくれた。

メニューは大きく分けると

濃厚豚骨魚介系のらーめんとつけめん。

変わった所では夏1日限定5食の

カレータコスまぜそば 880円。

又、鴨出汁100%の淡麗スープの鶏白湯つけ麺 1,060円。

国産の数種類の昆布と鰹の枯れ節で出汁をとった

トロトロの昆布水が麺にかかっている

昆布水の淡麗つけめんなど。

オープンして約50日。

やや落ち着いてきたのか、おじさん曰く

今メニュー数をどんどん増やしているところとか。

この日はなんとなくらーめんが食べたくて

特製濃厚豚骨魚介らーめん 1,100円を注文。

スープは適度に濃厚な豚骨魚介スープで

確かに奥深く旨い。

麺は管野製麺所のもちもち中太ストレート麺。

そこに柚子と魚粉が乗っている。

具は太めのメンマ、これがコリコリしていてベリーグッド。

そして極小の玉ねぎが入っていて複雑な味にしている。

味玉もレベルが髙い。

問題は個人的には5枚も入っている

チャーシューというよりは半生豚肉チャーシュー。

これがかみ切りにくくて往生した。

隣にいた客が「スープ割りってなんですか?」と

聞いたら優しいオジサンが

「そば湯みたいなものです。」

と答えていたのが印象的でした。

店内は皆、黙々と食べていて一種独特な空気が流れ、

とても写真を撮る雰囲気ではなかったので、

今回はわずかな写真となってしましました。


日光みそのたまり漬

2019-07-22 07:15:01 | 地元企業

https://www.tamarizuke.co.jp/

日光ニコニコ本陣を西に車で数分行った

春日町の交差点角に江戸時代から続く、

日光みそのたまり漬の上澤梅太郎商店がある。

昔からここのらっきょうのたまり漬が大好きで、

日光鬼怒川方面へ行くとかならず買って帰る。

最近では宅配もお願いしている熱烈のファンだ。

当店は創業400年。

長きに渡り醸造家として蔵を守り続けてきた上澤家。

厳しい冬に備えて野菜を味噌に漬け込んできた

しもつけの習わし。

ふたつが出会い、ここ日光の地で

「たまり漬」は生まれた。

はじまりは先々代当主、梅太郎。

味噌造りで生まれる濃厚な「たまり」の中に

野菜やらっきょうを漬けることを思いつく。

その研究に没頭し、やがて上澤梅太郎は

「たまり漬」の創始者となった。

店内は広々として開放的。

昔の店舗と全く変わっていない。

たまり漬は味噌と同じ生き物だから、

手をかけ目をかけるほど旨くなるそうだ。

その日その日の状態を職人が見極め、

最髙の瞬間にたまりから上げ、店へ出すそうだ。

伝統より、昨日より、まだまだもっと旨くする。

だから毎朝蔵出しする。

それが上澤の心意気だそうだ。

これが上澤の人気ナンバーワンのらっきょう。

収穫したてをすぐ下ごしらえし、

半年以上熟成させたのち甘口のたまりへ。

素材本来の美味しさ・食感を守るため

非加熱でシャキシャキの歯ごたえを作り上げている。

150g 600円(税別)

上澤はほぼすべての野菜が信頼できる生産農家のもので、

さらに選別した優れた素材だけをたまりに漬ける。

種類はらっきょう以外にも沢山ある。

しその実(500円)、ふき(500円)、

みょうが(500円)、ふわふわ大根(500円)、

鬼おろしにんにく(500円)、ザクザクしょうが(500円)、

国産にんにく(1,000円)、にんにく(600円)、

おうちたまてばこ(1,000円)等々。

これ全て試食ができるが多くて味がわからなくなる。

日光産大豆、日光産こしひかり、純国産塩による

最髙級みそ 梅太郎。

白みそ、赤みそ、粒みそ 各900円(500g)、

他にひしお、辛ひしお、カレーひしお 各500円(150g)

などが売られている。

売場の横には休み処があり、自由にお茶が飲める。

漬物をいくつも試食するとどうしても

お茶が飲みたくなるのを当店はよく知っている。

たまたま、当店をくまなく見て回っていたら、

ガラス越しに事務所風景が目に入ってきたのでパチリ。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編263~

2019-07-19 08:41:06 | 食~番外編(県外)

そば処(上三衣きずけの郷) 蕎粋庵(きょうすいあん)

栃木県日光市今市733-1

(日光街道ニコニコ本陣 商業施設内)

TEL 0288-25-5778

定休日 第3火曜日(変動あり)

https://www.nikko-honjin.jp

2015年4月27日にグランドオープンした道の駅

「日光街道ニコニコ本陣」は全国でも非常に珍しい

市街地にある道の駅で、その中に入店している蕎麦屋さん。

店内はテーブル席と小上り席、合わせて40席ある。

日光のそば粉と湧水を使用した腰のある

二八手打ち蕎麦を堪能できる蕎麦屋さんだ。

壁には浦和エリアではお目にかかれない

熊南蛮そば、炭そば合せ、ちたけそば、葉わさびそばなどの

大きな木板のメニューが掛かっていた。

厨房内は広く清潔そう。

その中で皆同じグリーンのシャツを着た店員が

この写真の中だけでも6人も働いている。

これが当店のメニュー。

皆写真付きでワンコメントが付いている。

その上、英語での説明文まで付いている。

日光はさすが国際観光都市、

外国人のお客も多く来るのだろう。

その文章を1つ紹介してみましょう。

冷かけとろろそば 1,150円

(とろろと温泉卵のマイルドなのどごしをお楽しみください)

Please enjoy mild going down

theat of Greated yam paste and Egg

boiled in hot spring.

一通り目を通して閃いたのが、この

「葉わさびそば」 850円

日光の特産、葉わさびのスキッとした

辛味をお楽しみ下さい。

Please enjoy retreshing taste of

Leaves wasabi.

鼻に抜けるワサビの香りが病みつきになりそうな味だ。

これは絶対にオススメの逸品だ。

もうちょっと食べたくなったので相方とシェアして

天ぷらの盛り合せを追加注文(850円)。

四季折々の山の食材を盛り合せいたします。

Assortment of each season

mountain food ingredients.

1~2ヶ食べた後に撮ってしまったので実際はもっと多い。

日光ひたしそばのオススメの召し上がり方。

つゆが温で1,150円(かき揚げとおそばを

つゆに浸してお召し上がり下さい。)

当店にはこれ以外にも興味をそそるメニューがあり、

機会があったらもう一度来たいお店だ。