誰もが知っている小便小僧は、世界各地にいるが、最も有名なのがベルギーのブリュッセルにいるジュリアン坊やだろう。
小便小僧誕生の小話で、「市街地にあった爆弾の導火線にオシッコをかけて火を消し、街の英雄になった」というのが一般的だが、それ以外の由来があるようだ。
12世紀のベルギーにて、死んだ支配者の父の代わりにまだ乳児の坊やが、戦場の兵士を鼓舞する為にゆりかごに入れられ木に吊るされた。吊るされた状態から敵に向かって小便をした姿を見た兵士は思惑どおりに奮闘し、その戦いに勝利したという伝説だ。
とはいえ、どちらも説の1つに過ぎないので、どちらを信じるかは各々。
元祖小便小僧像は1619年にベルギーの彫刻家ジェローム・デュケノワによって制作されたものだが、盗難に遭い今あるものはレプリカである。近くには小便少女なる銅像もあるようなので、セットで観てみるのもいいだろう。
教科書も間違っていた 歴史常識のウソ
行事・慣習のウソ