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スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

奈良 春日大社と鹿

2010年12月28日 | 文化/歴史/技術
今年も残りあとわずかとなってまいりました。皆さん忙しくされていることでしょう。僕は何故か奈良に来ています。(何故ってこともないけど。)もちろん仕事です。すっかり寒くなってきて、ここ奈良盆地は内陸性の冷え込みなのか寒かったです。朝は少し温かくなってきて、朝日も穏やかな輝きを放っていました。少しだけ時間があったので奈良公園を散策しながら春日大社へ行ってみました。春日大社は縁結びで有名なので結活でもしているのかと誤解されそうですけど、特に大きな意味はありません。行ったことないからです。東大寺も正倉院も興福寺も唐招提寺もあるんですけどね。若草山は修学旅行でしたっけ。一の鳥居を抜けると右手に飛火野が見えてきます。鹿の群れは朝ご飯なのか、しきりに地面に落ちている何かをむさぼっていました。奈良の中心地は観光客で賑わうはずですが、この日は人の出は少ないようです。それもそっか。朝ですし。何とも言えない気怠さのある一時です。鹿はいたるところにいて、人慣れしているせいか、初対面の鹿は大抵目を合わせて少し近寄ってきます。ですが、鹿せんべいを持っていないことを悟るとすぐに興味を失うみたいで離れていきます。こいつに付き合ってもシカたがないとでも考えているんだろうと思います。その見極めは早く、餌をくれないと判断した途端にシカトします。愛嬌もありますが、過剰なサービスはしてこない動物です。シカったりしてはいけません。でも開店前の鹿せんべいの売り場でたむろしている鹿達はちょっとがめつい魂胆が透けています。そうだそうだ。春日大社にお参りするんだった。鹿を尻目にして、なだらかな坂を登りながら参道を進むと朱色に染められた南門に辿り着きます。春日大社と言えば回廊ですね。本殿もそうですが朱に染まった建物は神々しい限りです。今は修繕工事の最中で本殿には近付くことができませんでした。残念。仮の拝殿として賽銭箱が用意されています。ちゃっかりしていますね。(当然か。)世界遺産の一つに触れられた喜びはありますけど、ここで縁結びの祈願もないのですから、ただただ無心になって拝んできました。今年も無事に過ごせるように。



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