スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

海軍零式艦上戦闘機五十二型

2013年08月27日 | 文化/歴史/技術
ジブリ映画「風立ちぬ」が封切られたのですぐに映画館で観てきました。それで堀越二郎のことが知りたくなるし、零戦ってどうだっけ?と気になってきたら、とうとう本物を見たくなって所沢までやってきました。所沢航空発祥記念館では期間限定でアメリカから五十二型の零戦が展示されています。この零戦は世界で唯一実際に空を飛ぶことができます。映画は堀越二郎と堀辰雄という人物へのオマージュで構成されているため決して零戦をクローズアップしているわけではありませんが、堀越二郎が零戦を設計したことにちなみ、ここ所沢航空発祥記念館では堀越二郎展も開催していました。戦争体験者と思われる方々が大勢来場しているようで、立ち話で経験談が止まらない人や熱心にカメラのシャッターを切っている人がいました。僕はここへ来る前に文春ジブリ文庫から刊行されたばかりの「腰抜け愛国論議」を読み終えたばかりで映画のイメージががらりと変わっていました。宮崎駿監督は所沢の零戦見学を断ったそうですが、それは本を読むと理解できます。宮崎監督のお父さんは零戦の下請け工場を兄弟で経営しておられ工場長でした。終戦まで製造していたそうですから、息子が戦闘機に特別な思いを持つことは自然なことでしょう。さらにお母さんはカリエスで長らく闘病生活が続きストレプトマイシンで完治したとはいえ、宮崎監督は歩くこともできなかった姿を見て育っています。その上にお父さんは前の奥さんと結婚して一年で結核によって死に別れているのです。堀越二郎と堀辰雄の組み合わせは、宮崎監督の父と母の思い出と重なり合っています。堀越二郎の傑作は九十六式艦上戦闘機ですが、その試作機である九試単座戦闘機を映画のポスターに採用しているところに零戦賛美の映画ではないことが読み取れると思います。僕の父は、零戦の誕生と同じ皇紀2600年の昭和十五年生まれでもう亡くなりましたが、生前に空襲のことをよく話してくれました。我が街は戦争中アメリカの爆撃機に焼夷弾を落とされました。その理由は、名古屋で零戦を作る工場(三菱重工業)があるから攻撃目標にされ、フライトコースだったために落としていったというものでした。零戦とBー29のことは戦争の話にはよく出てきました。でも僕にとって零戦は遠い存在です。そして戦争も。見学した五十二型は完成度が高い戦闘機でした。近くで見ると放物線だけでデザインされ肉体のような滑らかさを感じるし、遠くから眺めると紙飛行機のようなシンプルさ感じました。美しいものは美しい。

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どうしてもフルーツパフェ

2013年08月25日 | 料理/グルメ
今思うと子供の頃は、喫茶店でパフェを食べるのはこの上のない贅沢な出来事でした。小学生の時に親に連れられて喫茶店へ行くとメニューにパフェがありました。それほど食べた記憶はありませんが、喫茶店でコーヒーをすする小学生はいないので、お店では子供のためにパフェを用意しているのです。親におねだりしてもらうことがお店側のマーケティングなので、豪華で採算度外視したものが多いのです。子供ながらに悩むのはフルーツパフェにしようかそれともチョコレートパフェにしようかといことです。結局僕はチョコレートパフェばかり頼んでいたような気がします。しかしこれも考え直すと基本は生のカットフルーツに生クリームとアイスクリームという組み合わせですから、チョコシロップをかけるのか、かけないかの違いです。フルーツパフェが美味しいお店は子供が放っておきません。我が娘はもう大きいのでパフェをねだる歳ではありませんが、ねだられました。げげっ!しかもお店まで指定してきました。僕の住む街は喫茶店天国なのでパフェを出すお店は数知れず。ケーキ屋まで入れると強豪ひしめく激戦区ではないかと思います。さて、下の娘がどうしても行きたい、どうしても食べたいパフェのお店は「フルーツショップ セリーヌ」です。近所では有名で果物屋を兼ねた喫茶店があり、フルーツパフェは看板メニューです。もともとは果物屋がメインだったような気がします。随分前に訪れたことがありますが、最近リニューアルされ、お洒落なカフェになりました。相変わらず片田舎で近くに田園が広がっていますが、根強いファンがいるらしく繁盛していました。贈答用の高級フルーツしか今は扱っていないみたいで、ショップよりもカフェの方が目立ちますね。メニューも豊富で旬のパフェの写真を眺めながらその値段にもびっくりです。これで鰻が食べられるじゃないかと親子でわいわい騒いでいましたが、周囲はどこか上品な家族やカップルばかりで、表示価格にいちゃもんをつけているのは我々だけのような気がします。迷った挙句に定番の「セリーヌ特製パフェ」(1180円)にしました。僕は「リンゴ&リンゴのスムージー」(480円)です。さすがセリーヌのパフェ。イチゴ、バナナ、リンゴ、メロン、マスカット、葡萄、オレンジ、マンゴー、イチジク、桃、グレープフルーツ、ドラゴンフルーツ。全部入ってます。もちろん生クリームにアイスクリームも。満足そうに頬張る娘はまだ子供なんだよね。



フルーツシショップ セリーヌ 公式サイト
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オープンウォーター炬燵水練記 59

2013年08月25日 | スポーツ
8月はまだ続いていますが、早くもシーズンオフを決め込んで水泳の練習ペースを落としています。なるべく泳がないようにしたいと思いながら、たまには泳がないと忘れてしまうのではないかと不安になったりします。何かと忙しい夏が過ぎて休日も少し時間がとれるようになったので午後から泳ぐことにしました。今日は、朝から雨が降っていて今までの猛暑が嘘のような気温です。昼食をとってから向かったのは祖父江の森温水プールです。雨が降っていたにも関わらず親子連れがいっぱいやって来ていたのでプールは混んでいました。子供プールは泳ぐ場所がないくらい人がいました。夏休みのお昼時ですからね。宿題の追い込みはまだ始まっていないようです。短水路のプールも数多く大人がいたようでしたが、ここはちゃんとラップスイミングができるコースを確保してくれていて、僕のようなスイマーには嬉しいプールです。ストレッチをすると、少し腱が硬くなったようにも感じました。念入りに身体をほぐし、軽くクロールで500M泳いでみました。イージースイムで10分くらいのペースです。イージーで泳げば、筋肉の傷みもブレスの苦しさもなく、スムースに最後までペースが保てました。(まだコンディションは崩れていないな。)水が綺麗なプールは気持ちがいい。少し休んで今度はブレストを泳ぐことにしました。今年のOWSのレースでは、最後のブイをターンする時、ブレストに泳法を変えたところ足がつってしまった苦い経験があります。残り600Mほどをほぼプルだけで海を泳ぐことになり、タイムにも大きく影響しました。練習中、クロールを泳ぎ、クールダウンでブレストを泳ぐと決まって足をつることがありました。使う筋肉が違うのでいいだろうと思うのは間違いで、疲労困憊しきった下半身を神経だって制御しきれないのです。今日のように軽いトレーニングなら大丈夫ではないかと恐る恐るスイム25Mを10本泳いでみました。ストロークは大きめでピッチは落とさずしっかりと。最後まで足がつらなかったのは、それほど脚を使っていないからですが、臆病になりたくないからクロールとブレストの混合トレーニングも取り入れることにしたいと思います。最後はヘッドアップクロールを50M泳いで終了しました。合計800Mです。
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箱根町 おくど茶寮 利休庵

2013年08月21日 | 温泉
箱根の温泉は箱根山、芦ノ湖周辺に点在し数多くあります。小田原から箱根湯本まで移動し、山を登り切ると一番奥にあるのが仙石原です。遠い気もする仙石原ですが、御殿場方面から車で乙女峠を越えたらすぐです。お盆も過ぎて夏休み気分が抜け出した頃なので箱根も人が少なくなっただろうと思い、仙石原の温泉に入ってきました。猛暑もちょっと和らいだかなと思える曇り空でした。おくど茶寮利休庵は、目立たない温泉宿です。日帰り温泉を歓迎するところではありませんが、13時から15時の2時間だけ、予約を入れたら60分入浴ができます。専用の貸切風呂なら40分間利用できます。電話で予約すればよかったのですが、ハンドルを握るとそのまま現地に早く到着してしまったので、玄関に赴き直接仲居さんに申し込み予約をとりました。小さな旅館ですけど京都の町屋のような趣があり、暗い照明も合わせて静謐な佇まいでした。時間になって再度訪問しても他に客足がある感じはなく、60分の内風呂を指定してみたけど、誰も他に利用する客はなかったので貸切でした。やったあ。読みは的中。一人でのんびり湯汲みが楽しめます。この温泉が良さそうだと思うコツはあまりなく直感で選んでみて正解でした。内風呂と聞いていたので広くて窓もないとばかり想像していたら、狭くて半露天の浴槽があるので貸切専用の間違いではなかと思うほどでした。外の湯船は冷たい水でしたので入ることができませんでした。普段どうやって使っているんだろうと思ったけど、手前の温泉で十分だと考えて気にしないでおくことにしました。やや熱めだったので水を足して温度を下げて浸かりました。箱根七湯と言うだけあって箱根の湯は多彩です。仙石原には白い濁り湯があります。利休庵の温泉成分は、酸性ーカルシウムー硫酸塩・塩化物温泉。塩化物(ナトリウム)の影響から塩気のある湯であると気付きます。そして硫黄臭。一番気になるのではないでしょうか。火山性温泉の特色が濃い湯です。うーん。さすが箱根仙石原。ヘビー級の湯触りでした。ぬめり感がなく、さらりとしていますが何か強烈な個性を感じます。それで成分表をよく見直してみたら、ペーハー(水素イオン指数)が2ではありませんか!強い酸性です。硫酸の値が多いからかな。これなら皮膚に効能がありそうです。暑い中、熱いお風呂に入っても汗を拭えばさっぱりしますよ。



おくど茶寮 利休庵 公式サイト
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三島 宗

2013年08月20日 | 料理/グルメ
ここは蕎麦屋です。店構えから飲食店には見えます。仕事で三島に泊まることになりました。三島の駅前から広小路町まで歩くと街には鰻屋が目立ちます。そうでもないか。僕が気にしているからかな。三島は鰻が有名な街です。ですが、他の食べ物も美味しいものが多いと前から思っています。三島は柿田川に象徴されように富士山の雨水や雪解け水が湧き水として地下から出る土地柄で飲用水の質が格段に良いのです。水が良いなら蕎麦も美味しいはずです。三島の市街地でどこか美味しい蕎麦屋はないか。できれば格調を高くして入りづらいお店ではなく、サンダル履きでも構わない街角の小じんまりした店。それがここ宗です。暖簾をくぐり中に入ると割烹料理屋のようなうどんの屋のような板張りのカウンターが主体の小さなお店です。BGMはジャズが流れていました。そして何故か競技用の自転車であるロードバイクが置いてあります。店の主人は若く見え、蕎麦職人らしからぬ風貌で切り盛りしていました。それもそのはずで、店の中に置いてあったバイクはどうやら本人が乗るものらしく、相当入れ込んだ自転者野郎だったのです。見た目はスポーツショップの店員みたいでした。どうしてこんな話を書くのかというと常連客等と店の主人の会話が自転車競技の専門的なことばかり続けていて、そのうちトライアスロンにまで及んできました。僕は面白そうだと思い話を耳に入れていたら、主人の方から話しかけてきて「何かやってますか?」と聞いてくるものだから、オープンウォータースイミングをやっていることを告白し、結局、主人と常連客達としばらく水泳と自転車とマラソンの話に興じることになったのです。ここはアスリートが集まるお店なのか?と問いただすと、「たまたまです。」と主人は照れ笑い。だけどロードバイクが置いてある蕎麦屋なんて初めてです。体育会系で蕎麦好きの皆さん。是非、宗でお蕎麦をいただいたらいかがですか?忘れていましたが蕎麦のことです。メニューはシンプルでした。基本、蕎麦と天ぷらくらいしかありません。その組み合わせになるだけです。注文したのは「もり」(750円)と「辛味大根」(100円)にしました。蕎麦はせいろで江戸前風でした。香りは弱い方で上品さがあります。つなぎは少ないでしょうね。出汁は薄くて辛め。先っちょに少しだけ浸けて江戸っ子気分で食べましょう。蕎麦湯は濃いです。この時季にないだろうと思いながらも頼んでしまった辛味大根は辛くなかったです。やっぱりね。でもとても気持ち良い蕎麦なので僕は好きです。



住所 静岡県三島市本町9-24
電話 055-981-2840
場所
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一宮 新京 ~ベトコンランチ

2013年08月18日 | 料理/グルメ
今年のお盆は暑いですね。暑い。暑い。僕は今年もお盆は特にどこかへ行くこともありませんでした。そして珍しく今日は上の娘が家にいました。いや、正確に言えば夏風邪をひいたらしく体調がすぐれなくて外出を控えたのです。家を空けることが多くなった上の娘と一緒に過ごすのも久しぶりなので、少々無理に外食へ連れ出しました。といっても近所のお店ですけど。歩いて行ける新京は昔から通う馴染みのお店です。二代目になって営業時間が長くなり、メニューも大衆中華に近づきました。先代のメニューは、難しいレストランレベルのものばかりでそれはそれで好きでした。「イカの前菜」「北京ダック風中華風クレープ」は僕のお気に入りのメニューでしたね。今の新京は元祖ベトコンラーメンを中心として、見る限り普通になりました。もう少し踏み込んで思い出すと、「鶏のカラアゲ」は、骨付きで2ブロックが基本で、お客が箸で解体しないと食べられなかったし一人では食べきれないほどでした。蟹チャーハンにいたっては三人前しか作らなかったのです。営業時間も18時から20時までに入店した人しかいただけない敷居の高い中華料理店だったのです。その新京がお昼のランチをすること自体にファンとして感謝したいと思うし、小分けで提供してくれるようになって嬉しく思っています。僕は体調が悪くなると「ベトコンラーメン」で元気にしてきたくらい愛好してきた人です。上の娘が体調不良だというので、ここは「ベトコンランチ」(850円)を勧めました。新京を昔から知る者にとってこのメニューは驚くほどコストパフォーマンスが良いです。「ミニベトコンラーメン」「ミニチャーハン」「鶏カラアゲ」(ゲソカラアゲと選択)「シューマイ」(杏仁豆腐と選択)の4品でこの値段です。日本人は食べ残す習慣がないので、一品一品3人前くらいが当たり前で食べ残すのも当然の大陸文化は違います。先代のリアリティは尊重したいところですが、気軽に行けなかったことを考えると、今のスタイルを歓迎すべきではないかと思います。ベストコンディションラーメンを略して「ベトコン」と言いますが、ニンニクと唐辛子がたっぷりで目が覚めるような刺激が癖になります。(もうなっています。)「鶏カラアゲ」は魔法のスパイスを付けて口に運ぶと幸せになれます。これだけでも満足なのに「チャーハン」と「シューマイ」までセットになっているなんて感無量ではありませんか。上の娘は汗をかきながら一生懸命食べていました。(元気になれよ。)そうそう。来月、東京池袋にお店を出すようです。



ベトコンラーメン新京 公式サイト
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一宮モーニング巡礼 ~グリーンカフェ

2013年08月15日 | 料理/グルメ
一宮市の喫茶店はモーニングサービスががいいと昔から評判です。地元では当たり前のサービスで定着しています。市は街おこしで経済活動の活性化を図るため「一宮モーニング」を立ち上げました。ゆるキャラは「イチモ」と言います。では本日の巡礼地を紹介します。松降通にある「グリーンカフェ」です。一宮モーニング協議会が発行する一宮モーニングマップを見て、妹と下の娘が相談して決めたので僕が選んだお店はありません。お盆に開いていそうなお店ということでしたが、到着してみたら駐車場はいっぱいですし、ファミレスのようにエントリーシートに名前と人数を書いて待たなければ入れないほど人気のあるお店でした。キャパシティがあるほうの大型店舗で、アルバイトを雇いレストランタイプの喫茶店です。グリーンカフェというからに建物は緑色で塗りつぶされていました。この混みようは慣れてるはずの僕でも少々驚いています。午前中ですからね。一宮モーニングは、コーヒーに無料でついてくるサービスがどれだけ凄いか競い合うところがあって、ケチで有名な地元市民がそれを支えることで成り立っています。モーニングサービスは種類が豊富で何が何だかわからないので、基本のブレンドコーヒー(380円)を注文し、看板メニューのAグリーンカフェセットを選択しました。自家製サンド、菓子パン、カップスウプ、ポテトサラダ、ゼリー、ゆで卵がワンプレートに納まり給仕が持ってきました。びっくりしないぞー。と思いながら料理を口に運ぶと、どれも美味しいので意外でした。失礼ですが、ただで出て来るものに味を問うのはどうかと遠慮している客を更に驚かそうとしています。よくわからないままやって来たお店なので何も知りませんでしたがこだわりを強く感じます。まず、パンが美味しい。自家製だそうです。なるほど。パンが美味しい店はちゃんとしているところが多いです。購入品じゃないのが凄いです。カップスウプも自家製。業務用缶詰ではありません。ゼリーもよかったけどどうやって作るのかわかりません。専属農家から直送される無農薬野菜を使っていることがわかったので、ここは喫茶店の域を超えていますね。人気が高い理由も頷けます。本当はコーヒーを飲むだけにつもりでしたが、食事になってしまいました。モーニングサービスの思い出が甦ってきます。



グリーンカフェ 公式サイト
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自宅から花火

2013年08月14日 | 文化/歴史/技術
昨年の濃尾大花火大会は雨で流れて日程が変更され、いろいろ都合がつかず見学するのを止めました。今年は、下の娘も楽しみにしていたけれど、義理の父の初盆でお寺のスケジュールの関係で法要と重なってしまったので断念しました。自宅に戻って花火は残念だねえと言っていたら、我慢できない下の娘は、時間になるとバルコニーに出て花火を観ていました。我が家からは真っすぐ西の方角に打ち上がった花火が見えます。ちょっと距離があるので大きくはないけど。建物で多少邪魔が入るのは大らかな気持ちでそれを度外視すれば、時間差で音が聞こえるのも風流に感じ。観賞に堪えることはできます。いつもは川岸で見上げながら観賞していたので、目がくらみ耳をつんざく花火が花火らしく思っているので物足らなさを感じます。来年は行きたいなあ。とぼやきながら15分ごとに打ち上げられる20号花火に心の照準を合わせます。濃尾大花火大会の名物はなんといっても20号花火です。他の花火と比べて格段に大きいことと爆発音の響きが違います。離れた場所からでもその違いは分かり易いもので、最初の一発はガラス越しに家の中までよく聞こえました。僕の家から聞こえる20号花火の爆発音は自衛隊の演習で聞いた戦車の主砲のようです。バルコニーから花火を観ていたら、段々面白くなってきてカメラで写してみることにしました。使うのはコンパクトデジタルカメラ。至近距離ではないので、花火モードを使うことはしないで、マニュアルモードで適当に設定して撮ってみました。シャッタースピードは1.3秒。絞り値8。ISO80。焦点距離は105mm相当。当然三脚が必要ですが、手すりに載せて両手で押さえて安定させ、手ブレ覚悟でチャンスを狙いました。花火を撮影するのは難しいのです。次はどんな大きさの花火が来るのか予想できないからです。しかもコンパクトデジタルカメラでは一回シャッターを押すごとにピントがずれるので、毎回ピント合わせをしなくていけません。(だったらピントも固定すればよかった!)20号花火を大きくフレームに収めたかったのですが失敗しました。明るい色で写っていませんでした。何とか撮れたのが連射中の中型花火。しっかり準備して望遠レンズで狙うべきでした。やっぱり近くで観たかったなあ。
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鯛の赤ワイン煮 ~若鶏のソテー アルル風

2013年08月10日 | 料理/グルメ
暑いですねえ。集中力も低下してやる気が失せる暑さです。今日は、古田祐二氏をお迎えしていつものフランス料理教室が開催されました。夏向けのあっさりさっぱりメニューかと思ったら、フレンチらしいヘビーな料理を選んできました。「鯛の赤ワイン煮」は白身魚を白ワインではなく赤で煮込みます。一同仰天。「若鶏のソテー アルル風」はナスとオニオンをミルクに浸けるので、またしても仰天した料理です。フレンチ恐るべし。では作り方。「鯛の赤ワイン煮」の鯛はウロコを剥がして三枚おろしにして塩・コショーで下味を付けておきます。ベルギーエシャロットをみじん切りにしてフライパンで鯛とベルギーエシャロットを赤ワインで煮込みます。火が通ったら鯛を取り出し、代わりに殻を剥いて背わたを抜いたエビとムール貝を殻ごと入れて同じように火が通るまで煮込んでフライパンから取り出します。おろした後の鯛の頭(カシラ)と中落ちを水で洗い、鍋にローズマリーと一緒に入れて水で煮込みスウプを作ります。先ほどの煮込みに使った赤ワインの中に、鯛のスウプを入れて煮詰め、ブルマニエを足してソースにします。最後に塩・コショーとバターモンテで味を調えますが、鯛とエビとムール貝から塩分が出ているので塩は軽めで十分ですし、入れなくてもいいかも知れません。盛り付けたらレモンを搾って完成です。「若鶏のソテー アルル風」は若鶏のムネ肉を100gくらいにカットして塩・コショーで下味を付けてからオイルバターでソテーしておきます。バットにミルクを入れて塩・コショーをふっておき、ナスとオニオンを輪切りにしたものを両面数分浸けてから取り出します。キッチンペーパーで水気を拭って小麦粉をはたき、オイルバターでソテーします。トマトは皮付きのまま輪切りにして、塩をふってオイルバターでソテーします。ソースはデミグラスソースを用意し、ニンニクのスライスをバターソテーしたものを足して煮込み、塩・コショーとバターモンテで味を調えます。若鶏は白ワインをふってオーブンで蒸し焼きにして二度火を通します。盛り付けはトマトを下敷きにして若鶏を載せ、その上にオニオン、ナスの順で載せ、ソースを半がけして完成です。赤ワインの色がついた鯛なんて初めていただきましたが、濃厚なソースでも白身魚はいけますね。発見。若鶏はさっぱり仕上げて香り高い濃厚なソースの組み合わせになりました。もちろん美味しかったです。残った魚のスウプはよくできたので、シェリー酒で臭みを消して塩・コショーで味を付けてサイドメニューのスウプにしました。

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オープンウォーター炬燵水練記 58

2013年08月09日 | スポーツ
オープンウォータースイム大会と市内の水泳大会に立て続けで参戦したので、しばらく泳ぐのは止めにしてダイエットに励んでいました。ダイエットに励むと言っても、朝はいつものようにヨーグルトとジュースだけをジュースの代わりにお茶にするとか、お昼は一人前の並にするとか、夜は炭水化物を抜くという食生活をしているぐらいです。3000Mを泳ぐにはスタミナがいるだろうとモリモリ食べていたらぶくぶくと太ってしまい、人生で一番太った限界を軽く超えていました。はたとそのことに気が付くと、痩せなきゃという気持ちでいっぱいになります。最初の一週間であっと言う間に2キロ痩せて、その後減るにしてもペースが遅いので毎晩飲んでいたビールを止めた途端に二日で更に2キロ痩せてくれたので、4キロは減量できました。あと1キロか2キロ痩せたいところです。どうせ年末にまた太り出すのだから、そのためにゆっくりダイエットをしていくつもりです。運動をしなくても痩せることは昨年立証できました。食べて運動すると筋肉が付き体重が増えますがエネルギー代謝が高まるので、その状態で食事を減らせば痩せるという理屈です。実際、大会後一度もトレーニングはしないのに痩せることはできました。これからは体脂肪率も落としていきたいので、食生活と運動のバランスを考える時期に入りました。今日は、仕事帰りに中村スポーツセンターで泳ぐことにしました。猛暑が続き、夕方でも蒸し暑く歩くだけで汗が出てきます。プールに入れば汗が流れて気持ちいいはずですが、結局発汗して体温が上がるので、着替えて外に出るとまた汗が出てきます。プールは混んでいました。中村スポーツセンターにやってくるスイマーはほとんど健康志向の年配者です。当然、ペースはスローです。8月に入ったばかりでオフシーズンを迎えた僕は、のんびり泳ぐことにしました。ストレッチを終えてまずクロールで500M泳いでみました。ダイエットで食事を減らしているため、持久力がないことがはっきりとわかります。全然力が入らないんですねえ。自分の身体が石炭をくべないと走らない蒸気機関車のように思えてきました。逆に言えば石炭を放り込めば走るという感じです。その後、同じくクロールでスイム25Mを10本泳いで終了しました。合計750M。25Mはダッシュしたいところですが、そんなことはできませんでした。ブレスは2回に制限してスピードをつけてみたのですが、後半はバテてしまってブレス2回では無理でした。しばらく、水泳はダイエットのためになりそうです。
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