BGM/YELLOW MAGIC ORCHESTRA
記念すべき100回目のスローミュージックはYMOのBGMにしました。かなり悩んだのですがどうしてもこのアルバムについて書きたいことがあります。自称チルドレンの僕としては無視できない作品であり、人生を大きく変えてしまったと言っても過言ではないくらい衝撃を受けたことを告白しておきます。細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一の三人が揃うと摩訶不思議で近未来的な音楽ができてしまうのですから、若かった僕はもう夢中になって聴き入っていました。リリースは1981年。日本は元気だったのです。僕の中でもこのアルバムを起点にYMOのイメージががらりと変わりましたが、世間も最高傑作の声が高いことからもこの作品のビフォア・アフターはテクノ界のみならず音楽作りに変革をもたらしたのは大納得です。全10曲それぞれがその後の方向性を示すような音が詰まっていて、数々の評価が既に出尽くしていると思うので、素人の僕が解説することは何もありません。(だから書くことが何もない?)考えてみれば30年以上も前に発表されたのに、今でもたまに聴いてしまう魅力とは何だろうと自問自答しているのです。当時は画期的だったとか、ちょうど感受性が高かったからとか、いくらでも理由は思い付きますけど、音楽そのものに何か秘密がありそうです。どれも好きだけど特に取り上げるならB面の1曲目「CUE」と3曲目「CAMOFLAGE」。どの曲にも言えますが、メロディー。リズム。ハーモニー。どれもユニークで何ものにも似ていない。あまりにも凝ったレコーディングのためか音と音の妙が幾重にも入り組んでいて、耳の傾け方を変えると表情を変えてしまう奥深さがあります。音楽にコンピュータを使うことが当たり前になった今でもシンセ音の味わいは色褪せていないと思います。ドラムは、生演奏と打ち込み、ウエットとドライ、などが緻密に計算されているようで奇妙なグルーヴ感に酔いしれて今に至っています。(俗な言い方ならブッ飛んだ!)全体のトーンとして独特な暗さを持つことは、発売直後に同時に聴いたクラスメート達も同じ意見でした。世の中は、経済的に力強さがあった時代。ナイーブでどこか影のあるものは、クールで神秘性が高く人の心を惹き付けたものです。今現在、こんなにワクワクドキドキするアルバムが現れるなんて期待している人はいるのでしょうか?僕は想像できません。
BGM
記念すべき100回目のスローミュージックはYMOのBGMにしました。かなり悩んだのですがどうしてもこのアルバムについて書きたいことがあります。自称チルドレンの僕としては無視できない作品であり、人生を大きく変えてしまったと言っても過言ではないくらい衝撃を受けたことを告白しておきます。細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一の三人が揃うと摩訶不思議で近未来的な音楽ができてしまうのですから、若かった僕はもう夢中になって聴き入っていました。リリースは1981年。日本は元気だったのです。僕の中でもこのアルバムを起点にYMOのイメージががらりと変わりましたが、世間も最高傑作の声が高いことからもこの作品のビフォア・アフターはテクノ界のみならず音楽作りに変革をもたらしたのは大納得です。全10曲それぞれがその後の方向性を示すような音が詰まっていて、数々の評価が既に出尽くしていると思うので、素人の僕が解説することは何もありません。(だから書くことが何もない?)考えてみれば30年以上も前に発表されたのに、今でもたまに聴いてしまう魅力とは何だろうと自問自答しているのです。当時は画期的だったとか、ちょうど感受性が高かったからとか、いくらでも理由は思い付きますけど、音楽そのものに何か秘密がありそうです。どれも好きだけど特に取り上げるならB面の1曲目「CUE」と3曲目「CAMOFLAGE」。どの曲にも言えますが、メロディー。リズム。ハーモニー。どれもユニークで何ものにも似ていない。あまりにも凝ったレコーディングのためか音と音の妙が幾重にも入り組んでいて、耳の傾け方を変えると表情を変えてしまう奥深さがあります。音楽にコンピュータを使うことが当たり前になった今でもシンセ音の味わいは色褪せていないと思います。ドラムは、生演奏と打ち込み、ウエットとドライ、などが緻密に計算されているようで奇妙なグルーヴ感に酔いしれて今に至っています。(俗な言い方ならブッ飛んだ!)全体のトーンとして独特な暗さを持つことは、発売直後に同時に聴いたクラスメート達も同じ意見でした。世の中は、経済的に力強さがあった時代。ナイーブでどこか影のあるものは、クールで神秘性が高く人の心を惹き付けたものです。今現在、こんなにワクワクドキドキするアルバムが現れるなんて期待している人はいるのでしょうか?僕は想像できません。
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