スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

秋になってもナミアゲハの幼虫

2013年09月28日 | ネイチャー/ペット
またしてもナミアゲハです。バルコニーで幼虫二匹見つけました。何となくですが、チョウの羽ばたく場所はお花畑と決まっていて、花が咲き出す季節は春です。だから春の昆虫だと思っている人も多いと思いますが、チョウは春から秋まで活動します。気候や地域によって違いがあるのだろうけど、暖かいうちに孵化と羽化を繰り返すのがチョウです。サナギで越冬するので、この時期の幼虫は恐らく羽化して成虫になり、今年のうちに卵を産卵して一生を終えるはずです。完全変態の昆虫は、一生が二回あるのではないかと思います。卵の殻を破り幼虫になることで一回。サナギを裂いて羽化するのも一回です。昨年、我が家のバルコニーではナミアゲハの幼虫が何匹も生まれましたが、観察しているうちに数が減ってしまい、中々チョウの姿になってくれませんでした。ヒヨドリやスズメなど野鳥もやって来るし、ハチもよく飛んでいるので、天敵は多いでしょう。アマガエルもヤモリもクモも見かけます。ところで、てっきりミカンの木だと思っていた鉢植えの木は柚子の木でした。ナミアゲハは柑橘系の葉を食べるので、卵は幼虫の餌となる葉に産みつけられるのです。だから、いつも同じ鉢植えの柚子の木に幼虫がいます。幼虫は何度も脱皮してあの緑色の綺麗な姿になる頃には、終齢幼虫と呼ばれます。こうなると葉をむしゃむしゃよく食べるんです。面白いのは、卵から孵ったばかりの幼虫は褐色で、鳥のフンに擬態しているくせに、葉っぱが姿を隠してくれなくなる時のために葉を大量に食べる時期の身体は緑の葉に擬態することです。自然は作られたかのように理にかなう現象が起きるから不思議ですね。僕が見つけた二匹は明らかに身体の多きさが違い、兄貴と弟がはっきりしています。これも、天候の善し悪しや天敵に教われるタイミングなどをずらす方が生存確率が高くなることを知ってか、同じ木に成長度合いの違う幼虫がいることが多いです。弟の方はまだ終齢幼虫になりたてのようでした。そう言えば昨年、片方の羽が小さくて飛べないナミアゲハの成虫が、この柚子の木にいました。羽化に失敗したのだろうと思われます。我が家の方針でそのまま何もしないことがいいとは思っていますが、何とかこの幼虫君達には空を羽ばたいて命をつないでもらいたいと思います。部屋の中に入れて飼った方が良いものかどうか悩んでいます。

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養命酒駒ヶ根工場 健康の森

2013年09月22日 | 料理/グルメ
雑誌の広告で見たランチの写真を見て、「ここへ行ってみたい。」と願い出たのは妻の方でした。場所は、長野の駒ケ根、健康の森。そこは養命酒の生産工場の中でした。養命酒の愛好家ではありませんが、面白そうです。滋養強壮に養命酒。最近はCMで見かけませんが、オロナミンCやリポビタンDとは一線を画して、命の母Aと並ぶ健康促進剤のような印象があります。最近は、やずやのニンニク卵黄とか世田谷のグルコサミンが勢力を伸ばしているようですが。中央アルプスの斜面に建てられた工場は、その敷地の大半が森でその中にカフェがあります。入り口は社員と同じゲートをくぐり、休日出勤の養命酒の社員の方に案内されます。古い倉のような建物が記念館と併設するカフェでした。予約を入れてあったのですぐに席に案内されました。まるで森の中で食事するようにオープンなテラスで、食後はそのまま歩いて森林浴ができます。一日限定20食のワンプレートランチ(1000円)には200円でデザートを付けることができます。健康を企業の事業テーマにしているだけあって、自然と一体となって健康的な食事ができるよう心配りが感じられました。最初に運ばれた健康茶はクロモジブレンドといって不思議な味がするお茶です。これが断然美味しい!何これ?と今までに経験したことがない味でした。ワンプレートには、豚しゃぶのレモン味噌ダレ、カラーピーマンのカレーツナ炒め、金針菜とニンジンにきんぴら、青梗菜のナムル、きのこの酒蒸しクルミ味噌和え、といった野菜中心の品々です。素材な味が伝わる家庭料理のようなメニューですね。スウプはカブと糸寒天が入ったコンソメ、野菜サラダには「くらすわ」のオリジナルドレッシングがかかり、ご飯は白米と五穀米で炊いています。山に棲む鳥の鳴き声を耳にしながら、森の木陰でランチをいただけば、よりいっそう美味しくいただくことができます。空気までも美味しい。少し涼しく感じる風に紅葉を迎える前の森に囲まれているだけでも健康になれそうです。デザートは「わらび餅ウショウ黒蜜添え」にしました。わらび餅にはシナモンが練り込んであるこだわりの一品です。それにしてもお茶が美味しいなあ。お代わりします。食べ終わった後、付近を歩いてみました。そうしたら毬栗がいっぱい落ちていました。中身が綺麗にないので、動物が食べたのでしょうか。養命酒の工場も見学してきました。試飲ができますが、運転手は駄目です。養命酒はお酒ですから。



養命酒製造株式会社 公式サイト
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駒ヶ根 露天こぶしの湯

2013年09月22日 | 温泉
秋の三連休は行楽日和となりました。先週は台風で全国規模で多大な被害が出て、旅行やイベントを中止した人も多いのでしょう。後半の三連休は人の移動が激しいみたいです。たいていは家でひっそりしているのですが、予定を延び延びにしていた計画があり、今日は妻と車で駒ヶ根にやって来ました。当然、中央道は渋滞していました。駒ヶ根は何度も足を運んでいるところです。夏は涼しくて気持ちいいです。近くにそびえる木曽駒ヶ岳は中央アルプスの最高峰であり、千畳敷カールへ続くロープウエイは子供の頃学校のキャンプで乗ったことがあります。駒ヶ根高原の早太郎温泉郷は駒ヶ根I.C.から近いので便利なところです。お昼ご飯を食べる前に一風呂浴びてきました。信州駒ヶ根高原・家族旅行村の中にある「こぶしの湯」です。こぶし?握りこぶしじゃない。春には真っ白なコブシの花が咲くそうです。しかし、駒ヶ根は秋の色です。ここへ来る途中に蕎麦の畑がいっぱいあって小さな白い花が咲き乱れていました。蕎麦の収穫はもうすぐ。新蕎麦の季節はすごそこに・・・。温泉の話題でしたね。入泉料は600円。露天と書いてありますが、内湯もあるし、洗い場も広いです。小さいですがサウナもちゃんとありました。露天は何といっても眺めでしょうね。南アルプスが展望できます。中央アルプスじゃないの?と思われるかも知れませんが、駒ヶ根は中央アルプスの中なので、並列している南アルプスがよく見えるのです。仙丈ヶ岳、北岳、間の岳など3000Mを超える峰の輪郭が空を割いています。薄曇りで山肌の様子が分からなかったのが残念でした。満月の光りに照らし出され、雪を被った山肌が鈍く反射する南アルプスの雄大な景色が綺麗なんですけどねえ。お湯はとてもプレーンな性質です。アルカリ性単純温泉に循環濾過、加水、加熱、消毒といったフルコースの衛生管理のために個性がありません。まるで飲料用の天然水に浸かっている感じがします。ここを経営する会社は名鉄の傘下なので、保守的な対策をとっているんじゃないかと勘ぐります。安心して入浴ができることを目指していることは張り紙からも察します。美人の湯というだあって、肌ははいいようです。薬臭くないのでこれはこれでいいのかな。ライトボディの白ワインってとこでしょうか。



中央アルプス観光株式会社 公式サイト
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京都 蕎麦屋 にこら

2013年09月21日 | 料理/グルメ
京都は、日本人のみならず海外の観光客もどっと押し寄せる観光地です。歴史も古くかつては日本の首都でありました。当然、地元の人だけではなく訪れる人達の舌をうならせる料亭やレストランが碁盤の目にひしめいています。京都の蕎麦は最近いいお店が増えたと評判です。それもそのはずミシュランのガイドブックに掲載されたお蕎麦屋さんが出てきました。二日酔いの僕は、寝覚めの昼ご飯を蕎麦に決めていました。以前から気になっていて、一度は行きたいと思っていた店があります。西陣の「にこら」です。へんてこな名前ですね。ロシアの画家ニコラから命名したそうです。後から知ったので店内で飾ってある絵は見ていません。地下鉄今出川駅から歩いていったので少々散歩になりました。智恵光院通沿いにあり、本当に何気ない京町屋の建物なので、知らずに行き着くお店ではありません。開店と同時に入店しました。待っている人もいたし、あっという間にお客さんでいっぱいになりました。造りもインテリアも純和風ですが、リフォームされてモダンなデザインです。メニューを見る限りこのお店は、アバンギャルドな蕎麦屋だと思った方がいいです。蕎麦は、シーズニングされた茨城は常陸の蕎麦をその日に挽いた十割です。蕎麦はシンプルで王道を行くものですが、蕎麦前の一品ものには、「黒豚スペアリブ幽庵焼き マンゴーソース」「京鴨もも肉のコンフィ」なんて料理があるんです。「にこら」に来たら、何をつまむか。何を飲むか。きっと迷うことでしょう。しかしですねえ。二日酔いにはさっぱりした冷たい蕎麦だけで十分です。「おろしそば」(1150円)を頼みました。辛味大根が付いたざるそばです。見た目は大人しそうですが香りがほんのり漂い素晴らしい蕎麦です。生粉打ちなのに絶妙のバランスで喉越し良い蕎麦に仕上げています。辛味大根は本物でした。この季節手に入り辛いのですけど。喬山坊を思い出しました。出汁は濃いめで濃厚なスタイルだけど味は優しい甘さが印象的です。今度は素面で来るぞ。



蕎麦屋 にこら 公式サイト
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中秋の名月は満月で雲はなし

2013年09月19日 | ネイチャー/ペット
最近、豪雨で洪水になったり、竜巻で建物が破壊されてあちらこちらで被害が出ています。一体、日本はどうなってしまったのか?と思わざるを得ない現象です。被害に遭った方々にはお見舞い申し上げます。だけど、こんなことが続くと何かの警告なのかと僕なんかは思ったりするんでよね。先日も雨で交通機関がマヒして、タクシーがつかまらず缶詰状態になって大変な思いをしました。今週、猛威を振るった台風18号が列島を去ると、嘘のような秋晴れの日々になりました。日が暮れて暗くなり、コオロギの声が響き、少し肌寒く感じる風が吹くと、穏やかな風景が甦ってきます。さて今日は、中秋の名月です。そして満月なのだそうです。いつも満月じゃないの?と思うのは浅はかでした。そもそも中秋は秋の真ん中。旧暦でいうところの8月15日のことでした。だから月の満ち欠けは毎年ずれていきますね。今年を逃すと2021年まで中秋の名月は満月で見られません。しかもここ数年、雲に隠れて月を眺めることができなかったので今年はいいチャンスです。自宅に戻って早速カメラを用意しました。昨年亡くなった義理の父が遺したレンズがあります。生前、ニコンのマニュアルレンズで400mmを所有していると聞いていたのですが、ほとんどのカメラとレンズの居場所が未だに分からず、ようやく見つけたのが単焦点の180mmレンズです。一眼レフカメラニコンD90はニコンマウントのマニュアルレンズがそのまま装着ができます。三脚があればそこそこの月が撮れると踏みました。絞り値を最小の32に設定し、ISOは200。測光パターンをシングルにすれば、後はピントを無限大にするだけでいいはずです。20時過ぎると月は高くなっていました。地平線から顔を出してしばらく昇った月が良かったかな。昇り始めは色が黄色くていい感じなんだけどね。高度が上がると白く変わっていきます。うまくいかなきゃ何とかするつもりのセッティングでしたが、一発でいいショットが撮れました。さえぎるものが何も無いし、アングルに苦労などありませんから当然か。DXフォーマットでは270mm相当になると思われます。写真はトリミングをして露出、コントラスト、明るさを微調整してあります。演出らしいものが何もないので工夫が足りないことは反省しています。今日は本当に静かでいい月夜ですよ。
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オープンウォーター炬燵水練記 60

2013年09月18日 | スポーツ
今年の前半は、レースのためにスタミナをつけなくてはいけないと思って、毎日よく食べていました。トレーニングもしました。当然、体重が増えました。自分でもびっくりするくらいに。7月にオープンウォータースイム大会に参戦し、続けざまに市内の水泳大会でも競泳をしたので、8月からは減量時期に入っています。減量というのはお昼ご飯を一人前にして、夜は炭水化物を摂取しないというやり方です。間食もほとんどせず、朝夕のドローイングも欠かさずやっています。最初の数週間であっという間に痩せてくれたのですが、思うところまで痩せてくれません。減量時期になって二ヶ月経っていないわけですが、あともう1kgは痩せたいと思っています。どうせ年末になると太り出すので11月までは体重と体脂肪を減らしておきたいものです。やや間隔が開きましたが、今日は温水プールで泳いできました。場所は千種スポーツセンターです。つるべ落としが始まったことを感じる薄暗さでした。仕事の後にプールへ向かうと日の長さが分かります。道路の向かい側には東山動植物園があり、遊戯施設の観覧車が木々の先からひょいとはみ出して日が暮れた空に哀愁を漂わせてそのシルエットが映っていました。プールはやや年齢層が高めのスイマー達で賑わっていましたが、ペースを乱すことなく泳げるレベルの集まりでした。食事を抑えているので力が入らないだろうなあと思って、おそるおそる泳いでみました。クロールで25Mを12本泳ぐぞと心に決めて始めたら、5本目くらいから疲労感に襲われます。あれえ?イージースイムなのに。ぜーぜー息を吐きながら12本泳いだけど力が入りません。あきらめてその後はイージーのブレストを8本泳ぎ、ダウンは水中歩行にしました。合計500M。500Mなんてコンディションができていたらウォーミングアップの領域でエンジンがかかる頃の距離です。水泳のトレーニングを減らして食事制限を重視していたら、こんなにも泳ぐのが大変になってしまいました。燃料を補給しないと力が出ないものですねえ。だったらもう少し痩せてくれてもいいのだけれど。一度付けた贅肉を取り去るには、努力が必要ということでしょうか・・・んー。努力というより我慢かな。
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秋鮭のバター焼き ホワイトソース 季節の野菜と共に

2013年09月16日 | 料理/グルメ
休日に朝寝坊して、お昼ご飯を自分で作る。いい時間の潰し方です。最近体調を崩した上の娘は珍しく家で療養していました。普段、家にいないことが多くなったのでとても珍しいことです。一人の時は簡単な食事を作って済ませるのですが、二人前必要になったので何か作ることにしました。外は台風で雨風がひどいので外出したくありません。それで何か食材はないのかと漁っていたら、冷蔵庫から冷凍の鮭の切り身が二枚出てきました。そろそろ鮭が美味しい季節です。よし。決めた。フレンチでいこう。在り合わせでなんとかしよう。だけど特別なものは何もありません。ソースが一番悩むところです。鮭だったらホワイトソースだろう。ミルクはギリギリ残っていました。あとは野菜をソテーすればいいか。魚には芋も欲しいな。タイトルは贅沢そうな言葉を使っていますが、正確には「解凍鮭のバター焼き ホワイトソース 在り合わせの野菜と共に」と書き換えるべきでしょうね。では、ガロニから作ります。ジャガ芋は皮を剥いてカットし面取りし、塩茹でした後、手鍋で火を入れながら塩をふって粉吹きにします。グリーンアスパラは真っ二つにカットし、赤ピーマンは短冊にカットしてオイルソテーします。ナスは拍子切りにしてこれもオイルソテーしました。解凍した鮭は塩・コショーと乾燥タイムで下味を付けて、エクストラ・バージン・オリーブオイルとバターでソテーします。両面焼いたら白ワインでフランベします。肝心のソースはいたってシンプルなホワイトソースです。オニオンのみじん切りを焦がさないようにバターでソテーしたら、ミルクを足して煮詰めます。そこへブルマニエを作って足し、とろみを付けます。鮭を焼いた時の煮汁と白ワインを加えて更に煮詰めて味を引き締め、最後に塩・コショーとバターモンテで仕上げました。仕込みから全部一人でやると大人数は大変です。一品二人前だったら簡単ですね。焼き魚の切り身ごときで大騒ぎすることありませんが、その気になればフレンチメニューにすることはできます。味の方はまずまずだと思っているけど、盛り付けが今一つなんです・・・。フレンチって盛り付けが素晴らしいので美味しく見えるんですよ。いいアイデアが思い浮かばず適当に並べたら適当になってしまいました。修行不足だよなあ。向かい合わせで黙ってもぐもぐやっている上の娘は感想無し。おいっ。何とか言え。
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勝手に生えてきたイヌホオズキ

2013年09月15日 | ネイチャー/ペット
今年は、猛暑が続く暑い夏でした。ガーデニングをされている方々はさぞお困りでしたでしょう。集合住宅のベランダやバルコニーで鉢植えをされている人は暑さ対策に気が入ったと思われます。我が家はルーフバルコニーがあるのでスペースが確保し易いけれども西側なので夏は長い西日に草木がやられてしまいます。しかも手入れをする妻は仕事を持っているので面倒をみるにも限りがあって、暑さのために枯らしてしまったものもは枚挙に暇がありません。土はあるけど何も植えた様子がない鉢植えも時々置いてあります。ある日、その使っていなかった鉢植えに蓋のようなものが置いてあり、その隙間から立派に育った草がありました。高さ30cmか40cmか。小さな白い花が咲き、黒い実がたくさんついています。その実は小さいけれど食べられそうなくらい見事だったので、一体何を植えたのだろうと妻に聞いてみたら、「知らん。」と素っ気ない返事。とうとうボケが始まり、自分で何を育てているのかも分からないようになってしまったのかと心配したら、「放っておいたら勝手に大きくなった。鳥かなにかが種を運んで来て生えたのだろう。」ということだったみたいです。妻のボケはまだ潜伏期間とみなすとして、この植物は一体何だ?と疑問が湧くので調べることにしました。しかし、インターネットが便利とは言え、とっかかりがあるのとないのでは探し易さに雲泥の差があるので、何だと思うかもう一度妻に尋ねると、葉っぱがナスに似てるからナス科じゃないかと見当をつけてくれました。それじゃあ。ということになって検索すると、すぐに見つかりました。ネットって凄い。それにナス科の見当は正しかったのです。これは「イヌホオズキ」という植物でした。典型的な雑草です。雑草?考えてみると雑草という草はありません。人間が特に用がなく珍しくもない草花をそう呼んでいるだけなのです。有益性は何も無く、せっかく植えた観賞や栽培向けの植物の栄養を横取りするので引っこ抜いて処分しなければならないと考えられている類いのものです。調べてなんだと残念になりました。何か有益性があるかもと期待していましたからね。「イヌホオズキ」のイヌはその価値がないこと差す言葉なのだそうです。しかも実は毒があり、どうやっても食べることはできません。危ない草だったのです。植えたわけでなく、勝手に堂々と鉢中で育ってしまった「イヌホオズキ」ですが、見た目は悪くないと思います。引っこ抜かず、そのまま寿命をまっとうしていただきましょう。

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豚ロース肉のバター焼き カリビアン クレオールソース ~カジキマグロのバター焼き ソースベルシー

2013年09月14日 | 料理/グルメ
台風接近により、蒸し暑い日が戻ってきました。虫の声が聞こえてくるようになり秋も近いです。今日は、シェフ古田祐二氏を講師に招いてフランス料理教室が開催されました。メニューは、やっぱりフレンチはソースだと思わせてくれる二品です。「豚ロース肉のバター焼き カリビアン クレオールソース」はトマトベースのソースでラテンの荒っぽさを感じる料理です。「カジキマグロのバター焼き ソースベルシー」はどちらかというとさっぱりしているカジキマグロに魚のブルテを使ったソースでしっかり味を載せた料理になります。豚ロース肉は塩・コショーで下味を付けてからオイルバターでソテーして、更に盛り付ける前にオーブンで二度焼きします。カリビア風のクレオールソースの作り方は、まずトマトの湯剥きをして種を取り去って大きめのコンカッセにカットしたもの、トマトの水煮から種を取り、汁ごとミキサーでペーストにしたもの、最後にトマトピューレの三つを合わせて鍋で煮詰めます。別の鍋を用意して、オニオンを粗くみじん切りにしてバターソテーし、その中にペペロンの種抜いてみじん切りにしたものを加え辛味を移してからトマトソースと混ぜます。赤ピーマンと緑ピーマンは大きめのペーザンヌにカットしてバターソテーしてから白ワインでフランベし、これもトマトソースに加えます。しばらく火を通し味が馴染んだところで仕上げに塩・コショーとバターモンテで調え完成です。パンチがあるちょっと辛いトマトソースになりました。付け合わせにニンジンのグラッセ、白ネギとセロリを煮込んだもの、ニンニクのオイルソテーを添えてエキゾチックに演出できました。「カジキマグロのバター焼き ソースベルシー」のカジキマグロの切り身は、塩・コショーして小麦粉をまぶしオイルバターでソテーします。かけるソースは、魚のブイヨン(パウダーをお湯で溶かしたものを使用)を作り、ブルマニエを加えて魚のブルテを作っておきます。ブルマニエはダマにならないように加熱しながら撹拌します。スプリングオニオン(ここでは白ネギで代用)をスライスしてバターソテーしたら、白ワインでフランベして、魚のブルテに足します。生クリームを入れてコクを増やし、しばらく煮込んでから塩・コショーとバターモンテで味を調えたら完成です。付け合せにキノコとカボチャとナスを添えてみると見事なレストランメニューになりました。ソースはパンに付けても美味しい!

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垂井町 南宮大社

2013年09月13日 | 文化/歴史/技術
一宮巡りが面白くなってきて時間を見つけては諸国の一宮と言われる神社へ足を運んでいます。全国行脚をしてすべて参拝した猛者の話も面白いのですが、時間をかけても自分の足で出かけることに意義があるような気がして、僕はゆっくりと焦らず参拝をしています。美濃の国の一宮は垂井町にある南宮大社です。美濃の国とは岐阜県の美濃地方のことで、僕の住んでいるところからはそれほど遠くありません。国道21号線に参道がつながる場所にあり、名前の語源ともなった南宮山の山麓に位置します。車で滋賀県に出張したので帰り道立ち寄ったのですが、本当に国道から近くて驚いています。この道は何度往来したかわからないほど走っていたのに興味が無いときはその存在すら意識していませんでした。おかしなものです。もっと早く来るべきでした。赤い立派な楼門をくぐるとすぐ境内で中はよく整地されていました。中央の高舞殿が目に飛び込んできます。その奥が拝殿になっていて本殿は壁に囲まれてみることができません。どれも朱色に塗られ、大陸を思わせる建築様式で南宮造りと呼ばれているそうです。シンプルですが、奈良の春日大社、京都の下鴨神社などの影響もあるのかなと思いたくなります。鮮やかな配色を施したレリーフも随所に見られ、干支や何かの物語りの一場面のような絵が印象的です。どこか東照宮ぽいところでもあります。由緒も古く、伝説では崇神天皇時代に建立されたとか。建造物のほとんどが重要文化財に指定されています。今日は、休日でもなければ正月でもないので参拝客はあまりいないだろうと思っていました。だけどパラパラと人影があるかも知れないと期待もしていましたが、見事に誰もいませんでした・・・?いた!誰かいる。拝殿の隅で何やら手を合わせて動かない女性がいました。「参拝する人の邪魔になるので長い時間祈祷される方は中央を避けてお祈りください。」とか何とか言う注意の張り紙がありますけど、その通りにずっと祈祷を続けている様子です。隣で何かつぶやいているので気になってしかたがなく、参拝の手順を間違えてしまった僕です。最近多いんですよ。こうして長い間祈祷を続ける人。どういう人が何のためにどうやって祈りを捧げているのでしょう。さっぱりわかりません。これだけしっかりとした神社なのだから、地元の信仰は厚いのだろうと想像します。岐阜にこんないい神社があったなんてやっぱり驚異でした。

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