スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

iMacG5が起動できない

2010年11月03日 | アイテム
先週泊まりがけで出張へ出かけ、家を留守にしていたら下の娘から携帯電話にメールがあって、「パソコン壊れた!サイレンみたいな音がする。」と緊急連絡がありました。家日帰って調べてみると、確かに画面が表示されません。そろそろ寿命が来ると注意はしていましたが、突然の発作でした。手遅れか?と心落ち着かず、慌てて処置をしました。当初は緊急停止からの再起動の方法がわからず、手こずったのですが、Macのショートカットキーを駆使して何とか立ち上げホッと一息ついて何とかなるかな?と思ったのは甘かったようです。ハードディスクには大量の写真データが残ったままで、どうしても蘇生させたかったので、新しくパソコンを買い直してデータを移し替えることにしたのですが簡単ではありませんでした。死にかけたこのパソコンの治療でこの数日睡眠不足になってしまっています。ネットで調べていくうちに、同じ症状に陥り何とか甦らせた苦労話が数多く発見できました。僕の所有しているiMacG5は5年もすると問題が出てくる、いわく付きのモデルだったようです。PRAMのクリア、再起動、セーフモードなど不安定ながら何とか起動を成功させますが、どうしてもすぐフリーズしてしまい、緊急停止せざる得ません。それでも新しく買ったiMacG5をイーサネットでつなぎ、移行アシスタントをスタートさせたものの二度もフリーズしてそのまま画面が起動ができなくなりました。もう駄目か?と何度も再起動を試みますが、起動モードで失敗してフリーズします。そのうち画面は暗いままになってしまいました。ターゲットモードも受けません。無理に押し込んだ起動ディスクは飲み込まれたまま出て来ることもできなくなるほど衰弱していきます。ハードディスクは多分問題ないでしょう。保冷剤で冷やしてみても微熱しかないので熱暴走は関係ないみたいです。段々専門的な情報を得るうちに電源ユニットに大きな問題があることに行き着きました。どうやら使用している安価なコンデンサが劣化して問題を起こすようです。期限は切れていますがアップル社からリコールもあったようです。ここで遺伝的な持病があることを知った僕は愕然としました。完全復旧は難しいかも知れないと。とにかくバックアップに集中しようと思い、できることから少しずつ試すことに方針を変更します。本体のカバーを開けてオペに入りました。掃除機でホコリを吸い取りました。コンビニで入手したリチウム電池で内蔵電池を交換しました。それでも駄目。リセットボタンを押してロジックボードから再起動をしてみるものの、アラーム音と冷却ファンが廻るだけです。もう意識は戻りません。システム・マネージメント・ユニットをリセットしても同じ反応です。チェック用のLEDランプは1と2が点灯します。電源はきているけど、ロジックボードからビデオボードへ信号が届いていない様子です。脳死状態。植物と化す。こうなると最後はハードディスクの臓器移植です。本体からハードディスク・ユニットを取り外し、市販のケースに納め外部ハードディスクへリニューアルしてUSB経由で新しいパソコンにデータを移植して何とかデータは完全に移植することができました。残った本体のディスクユニットも分解して、隙間から起動ディスクをピンセットで摘出し、助け出すことにも成功しました。無傷です。電源ユニットをネット販売で入手して、もう一度本体を再利用しようとも考えましたが、これだけ処置をしても復活できなかったことを思うと、これ以上使うのも無理があるかなあと感じます。今まで愛用してきたiMacG5アンビエント・ライト・センサーは延命措置を取らずに安楽死させる方がいいでしょう。悲しい。



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