Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「ゴッホ展-巡りゆく日本の夢」

2017年12月29日 22時50分22秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本日は東京都美術館に「ゴッホ展-巡りゆく日本の夢」を見に行った。当初、見に行く予定にはしていなかったが、妻のリクエストに従った。
 しかし訪れてよかったと思った。何よりも今まで目にしたことのなかったゴッホの作品が多数展示されていた。それもなかなか惹かれる作品ばかり。特にサン=レミの療養所時代や1890年オーヴェール=シュル=オワーズでの作品は自然をモチーフとした作品に惹かれた。
 詳細はいつものように後日頭の整理を若干したのちに記していきたい。


「現代の写実・近代の写実」展

2017年12月29日 21時01分36秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
      

 本日は東京都美術館にゴッホ展を見に行った。帰りに案内を見ると「現代の写実-映像を超えて」と「近代の写実」展が開催されていた。ゴッホ展の半券提示で無料ということで、3つに分かれた展示を見て回った。
 展覧会の案内には「東京都美術館、東京藝術大学などがある「上野」は、多くの芸術家が育ち、輩出してきた長い歴史のある芸術家のメッカです。なかでも「公募展のふるさと」とも言われる東京都美術館は、さまざまな芸術家の発表と成長の場として大きな役割を果してきました。その歴史の継承と未来への発展のために、一定のテーマを決めて、現在公募団体で活躍している現代作家を紹介するシリーズ「上野アーティストプロジェクト」を開催します。第1回のテーマは「現代の写実― 映像を超えて」です。都市の看板や大型スクリーン、そしてテレビやスマホなどを通して写真やビデオの映像情報がめまぐるしく氾濫する現代社会の中で、絵画でしかできない「現代の写実」を真摯に追究する画家たち9人を紹介します」と紹介されている。
 同時に「近代の写実」展については、「東京都現代美術館所蔵品の中から、明治、大正、昭和の写実的洋画を紹介します。明治洋画の先駆者本多錦吉郎による精緻な油彩表現、大正期の洋画グループ「草土社」の一員だった河野通勢による細密な油彩とデッサン、さらに昭和前期の人々の暮らしと社会の様相をヒューマニズムに満ちたまなざしで描き出した池部鈞と吉井忠、そして穏健な写実による画風で知られる牧野虎雄など。明治、大正、昭和の美術と公募団体を支えた洋画家を中心に展示して、写実絵画の近代を紹介する展覧会です」と記されている。
 私は小野田尚之の「発電所跡」(2013年)が強く印象に残った。この喪失感、虚無感が私の心に共振した。残念ながら私の鑑賞眼が至らないためと思われるが、他の作品については今ひとつ心は動かされなかった。「近代の写実」展も同様の感想であった。

      

シューマン「クライスレリアーナ」(伊藤恵)

2017年12月29日 09時50分04秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本日ゴッホ展に出かけるまでに聴いているのは、昨日と同じシューマンの「クライスレリアーナ」。ただし演奏は伊藤恵で録音は1988年。伊藤恵のシューマンのピアノ作品全曲録音のシューマニアーナの第1巻。ショパンに献呈されたこの「クライスレリアーナ」は初期の作品ながらシューマン自身がもっとも「最良のもの」といったという作品。第2曲が気に入っているが最近第8曲もいいと思うようになった。
 最近知ったことであるが、伊藤恵はショパンの「24の前奏曲」とこのクライスレリアーナを同梱でCDを出したらしい。バッハの「平均律クラヴィーア曲集」に倣ったというショパンの「24の前奏曲」と、シューマンとの組合せ、是非聴いてみたい気がするのだが‥。このふたつの組み合わせ、どういう意図の組み合わせなのだろうか。