昨日の棋士会は9月23日に行われたイベントの報告、その他将棋まつりの報告と今後のイベントについてが議題でした。
あまり身内を持ち上げ過ぎるのは良くないですが、トップ棋士の方々が、どうすればファンに喜んでもらえるのかいままで以上に真剣に考えている姿は素晴らしいと思いました。自分にもできることを精一杯やって、将棋界に貢献していきたいです。
一方で昨日は参加者が少ないのが残念でした。トップがいくら頑張っても、ついてくる人が少なくては良いものはできません。棋士は本質的に一人なので、なかなか組織だって、まとまって動くのは得意ではないのでしょうが、そこを何とか頑張っていきたいものです。
表題の件、実はすでに9月から始まっていますが、最近連盟HPにもその旨記載されているのを見つけたので、書いておくことにしました。
3月まで(年度内)文化庁の予算で、全国で伝統文化を普及する親子教室を開きます。個人的には、将棋にいままで触れることのなかった親子をターゲットに開くのが趣旨に合っているのではと考え、都内数か所で実施しています。
全く初めて将棋を習った子どもに、ちゃんと僕の王様を取ってもらえるようになるのを、一応の目標にしています。「詰み」が理解できれば「終局」「投了」といった概念が理解できるようになりますが、1回1~2時間でそこまでたどりつくのは難しいというのが、現時点での結論です。
レベルの違いがあったり、子どもだけの場合と親子の場合ではやり方を変えないといけなかったりでなかなか難しいですが、こちらも勉強しながら、試行錯誤しながら頑張っています。指導法はあまり確立されていないので、これからも努力していかないといけません。今日はこれからひもんやにある児童館に行きます。
以下はちょっとしたopinionですが、「普及」というかけ声が、実は僕は好きではありません。何だか印籠のようなというか、普及と言えば何でも許されるかのような風潮を好まないからです。
基本的に将棋に関わるすべてのことは「仕事」だというのが僕の考えです。個人指導であれ、教室であれ、相手が初心者であれ実力者であれ、あるいは話すこと、書くこと、その他もろもろひっくるめて、そこに仕事と普及の線引きは自分にはありません。
すべてのことにプロ意識、職業意識を持って、取り組んでいきたいと思います。棋士会のような組織だった活動の一方で、棋士一人一人がそういう意識を持って将棋ファンに接することが、いまの将棋界に必要なのではないかと思っています。
あまり身内を持ち上げ過ぎるのは良くないですが、トップ棋士の方々が、どうすればファンに喜んでもらえるのかいままで以上に真剣に考えている姿は素晴らしいと思いました。自分にもできることを精一杯やって、将棋界に貢献していきたいです。
一方で昨日は参加者が少ないのが残念でした。トップがいくら頑張っても、ついてくる人が少なくては良いものはできません。棋士は本質的に一人なので、なかなか組織だって、まとまって動くのは得意ではないのでしょうが、そこを何とか頑張っていきたいものです。
表題の件、実はすでに9月から始まっていますが、最近連盟HPにもその旨記載されているのを見つけたので、書いておくことにしました。
3月まで(年度内)文化庁の予算で、全国で伝統文化を普及する親子教室を開きます。個人的には、将棋にいままで触れることのなかった親子をターゲットに開くのが趣旨に合っているのではと考え、都内数か所で実施しています。
全く初めて将棋を習った子どもに、ちゃんと僕の王様を取ってもらえるようになるのを、一応の目標にしています。「詰み」が理解できれば「終局」「投了」といった概念が理解できるようになりますが、1回1~2時間でそこまでたどりつくのは難しいというのが、現時点での結論です。
レベルの違いがあったり、子どもだけの場合と親子の場合ではやり方を変えないといけなかったりでなかなか難しいですが、こちらも勉強しながら、試行錯誤しながら頑張っています。指導法はあまり確立されていないので、これからも努力していかないといけません。今日はこれからひもんやにある児童館に行きます。
以下はちょっとしたopinionですが、「普及」というかけ声が、実は僕は好きではありません。何だか印籠のようなというか、普及と言えば何でも許されるかのような風潮を好まないからです。
基本的に将棋に関わるすべてのことは「仕事」だというのが僕の考えです。個人指導であれ、教室であれ、相手が初心者であれ実力者であれ、あるいは話すこと、書くこと、その他もろもろひっくるめて、そこに仕事と普及の線引きは自分にはありません。
すべてのことにプロ意識、職業意識を持って、取り組んでいきたいと思います。棋士会のような組織だった活動の一方で、棋士一人一人がそういう意識を持って将棋ファンに接することが、いまの将棋界に必要なのではないかと思っています。
なにかのはずみで連盟顧問弁護士兼プレイヤー
なんていう現在もありえたわけですねすごいなあ
オピニオンについて
以前先崎八段が棋士個人が外部に顔を売り込む
こともまた即ち広義の「普及」なんだよ、とおっしゃておられたのが印象に残っています。
また森内九段が有名クイズ番組で優勝したこと
がありましたが、これなんかは棋士個人の趣味と実益と対外アピールを兼ね備えた「好形」な
素晴らしい出来事だったように記憶しております。
名棋譜の詳細を堪能することは一部の有段者にしかできないであろうことですが、将棋界にまつわる人物や世界観についてなら万人が楽しむことができるはずですものね
棋界でもやはり実際にお会いした先生方はファンになります。私のようなオッサンでそうですから子供はそれ以上でしょうね。(Jリーグ辺りでも子供対象のイベントやってますね)で、子供達にしてみれば最初に教えてくれた先生がタイトル戦とかで戦う姿を見れば。。。。ですよね。
そうですね。そういう「好形」「広義の普及」の機会は、たくさん転がっているように思います。自分もこの1年ぐらい、いままでは想像しなかったようなこともずいぶん経験しました。
>瀬戸のひしお。さん
たしかに、「会ったことのある人」というのは大事なんですよね。その機会をできるだけ増やすようこれからも努力します。
会ったことのあるプロ棋士は、やはり特別です。私は子供の頃に会った青野さんのことを今でも気にしていますし^^
片上さんにも連盟で何度かお会いしていますよ!
どうもありがとうございます^^
また、ハチワンダイバーの影響で友人も虜になりました。
そういった意味で将棋の楽しさを知る前に、
将棋のかっこよさを分かりやすい映像で知ることができました。
男の子はかっこいいものに弱いです。
また、いい意味で大の大人が○○戦法などと
普通に言える文化も
将棋のおもしろいところだと思います。
将棋のかっこよさが広まって欲しいですね。
私が小学生の時のことですが、学校で厚紙に将棋盤と駒が印刷されていて切り抜いて遊べるものが、駒動かし方の説明プリント付きで配布されたことがあり、それが将棋との出会いでした。詰みを知らずとも友人や兄弟との将棋は楽しかったです。
イベント、指導の類はある程度将棋に興味のある方しか存在すら知らない場合も多いかと思いますし、駒の動かし方やプロ棋士の存在すら知らない人も多いですから、小学校・幼稚園にまずは将棋をゲームとして紹介するような、そんな取り組みもあればよいのではないかと思います。