この1週間ほど、久々にコメント欄が荒れてしまっていて、頭を悩ませています。
承認制にしてからも、あからさまに汚い罵り言葉だけで構成されたものと僕以外の方への誹謗中傷以外は、すべてそのまま承認していたのですが、ちょっと方針を変えようかなと思っています。
誰しも言いたいことがあるからコメントを書くわけで、それに対してフィルターをかけることもないかなとこれまで思ってやってきたのですが、「連盟の理事だから答えなくてはいけない」という意見がけっこう多いのですね。
また、自分への誹謗中傷は過去何度か経験があり、それはスルーすればいいやと思っていたのですが、理事となるとそういうわけにもいかない、のかどうか。
悩んでいるのですが、まだ答えは出ていません。
これまでも、コメントはすべて目を通しています。
見ていないのではと思われるのは本意でないので、↑↑のような方針でなるべくオープンにしてきました。
ただ申し訳ないですが、こちらから見えない多数からのご意見にひとつひとつお答えするのは、僕には無理です。
答えたいものだけ答える、というのも誠実でないなと思っているうちに、最近はあまりレスはしなくなってしまいました。
僕はtwitterもFBも(mixiも)比較的初期の頃からやってきて、それに比べてブログは比較的きちんと意見なりを発信することが多かったのですが、いまやブログに顕名でコメントをいただく方は少数派ですし、他のツールで実名の度合いは逆に高まっているので、その点も考え直す必要があるのかもしれません。
このブログももう7年以上やっていて、個人として、棋士(プレイヤー)として、連盟の一員として、など自分なりに使い分けて発信してきたつもりではあるのですが、今後も悩みは尽きなさそうです。
知人や、長年コメントを下さっているファンの方からのコメントが埋もれてしまっていることには(しかもレスしてないので)とても申し訳なく思っています。
僕が理事をやっていることで、不愉快な思いをしたり、反感を持ったりという人もたくさんいると思うのですが、自分としては精いっぱい務めていますし、また今後もそうするほかありません。
電王戦は本当に多くの方から注目されるので、ちょっとした挨拶だけでもいつも緊張して臨んでいます。
もちろん仕事はそれ以外にもたくさんあって、わずか1年足らずの間に本当にいろいろな経験をさせてもらえて、自分としては理事をやらせてもらって良かったなと思っているところです。
これからも一生懸命頑張りますので、応援していただければ幸いです。
さて、昨日の第3局は豊島君の勝ちでした。
おそらく「△6二玉というコンピュータのスキを突いて勝った」と見られるのだろうと思うのですが、それはプロ棋士としてはすこし残念なところです。
最近は公式戦でも100手前後まで想定内の進行というケースもあり、それでいてそこからまた大変な勝負、ということがよくあります。
結局は中終盤のねじり合い、腕力の勝負になるわけで、昨日の将棋も、そうなることを覚悟しての踏み込みだったはずです。
具体的には▲2一角に△4四角や、その後の△4四角で△4五桂など、本譜より良かったと思われる対応がいくつかありました。
対応にミスがあったために、結果的に一気に差がついてしまったという印象です。
これはコンピュータvs人間という戦いの性質ではなく、横歩取りという戦型の性質からくるもので、こういう将棋はちょっとした二択を間違うだけであっという間に取り返しのつかないことになっているケースがよくあります。
タイトル戦という最高峰の舞台でも、実際に何度も起きていることです。
ただ本局はその分かれ道を迎えるよりも手前で、いきなり人間がこれまで考えたことのなかった一手が出た、ということだと思います。
第4局を1-2で迎える展開は昨年同様です。
森下さんには本当に大きなプレッシャーがかかると思いますが、前3局以上の良い将棋と、良い結果を、期待しています。
承認制にしてからも、あからさまに汚い罵り言葉だけで構成されたものと僕以外の方への誹謗中傷以外は、すべてそのまま承認していたのですが、ちょっと方針を変えようかなと思っています。
誰しも言いたいことがあるからコメントを書くわけで、それに対してフィルターをかけることもないかなとこれまで思ってやってきたのですが、「連盟の理事だから答えなくてはいけない」という意見がけっこう多いのですね。
また、自分への誹謗中傷は過去何度か経験があり、それはスルーすればいいやと思っていたのですが、理事となるとそういうわけにもいかない、のかどうか。
悩んでいるのですが、まだ答えは出ていません。
これまでも、コメントはすべて目を通しています。
見ていないのではと思われるのは本意でないので、↑↑のような方針でなるべくオープンにしてきました。
ただ申し訳ないですが、こちらから見えない多数からのご意見にひとつひとつお答えするのは、僕には無理です。
答えたいものだけ答える、というのも誠実でないなと思っているうちに、最近はあまりレスはしなくなってしまいました。
僕はtwitterもFBも(mixiも)比較的初期の頃からやってきて、それに比べてブログは比較的きちんと意見なりを発信することが多かったのですが、いまやブログに顕名でコメントをいただく方は少数派ですし、他のツールで実名の度合いは逆に高まっているので、その点も考え直す必要があるのかもしれません。
このブログももう7年以上やっていて、個人として、棋士(プレイヤー)として、連盟の一員として、など自分なりに使い分けて発信してきたつもりではあるのですが、今後も悩みは尽きなさそうです。
知人や、長年コメントを下さっているファンの方からのコメントが埋もれてしまっていることには(しかもレスしてないので)とても申し訳なく思っています。
僕が理事をやっていることで、不愉快な思いをしたり、反感を持ったりという人もたくさんいると思うのですが、自分としては精いっぱい務めていますし、また今後もそうするほかありません。
電王戦は本当に多くの方から注目されるので、ちょっとした挨拶だけでもいつも緊張して臨んでいます。
もちろん仕事はそれ以外にもたくさんあって、わずか1年足らずの間に本当にいろいろな経験をさせてもらえて、自分としては理事をやらせてもらって良かったなと思っているところです。
これからも一生懸命頑張りますので、応援していただければ幸いです。
さて、昨日の第3局は豊島君の勝ちでした。
おそらく「△6二玉というコンピュータのスキを突いて勝った」と見られるのだろうと思うのですが、それはプロ棋士としてはすこし残念なところです。
最近は公式戦でも100手前後まで想定内の進行というケースもあり、それでいてそこからまた大変な勝負、ということがよくあります。
結局は中終盤のねじり合い、腕力の勝負になるわけで、昨日の将棋も、そうなることを覚悟しての踏み込みだったはずです。
具体的には▲2一角に△4四角や、その後の△4四角で△4五桂など、本譜より良かったと思われる対応がいくつかありました。
対応にミスがあったために、結果的に一気に差がついてしまったという印象です。
これはコンピュータvs人間という戦いの性質ではなく、横歩取りという戦型の性質からくるもので、こういう将棋はちょっとした二択を間違うだけであっという間に取り返しのつかないことになっているケースがよくあります。
タイトル戦という最高峰の舞台でも、実際に何度も起きていることです。
ただ本局はその分かれ道を迎えるよりも手前で、いきなり人間がこれまで考えたことのなかった一手が出た、ということだと思います。
第4局を1-2で迎える展開は昨年同様です。
森下さんには本当に大きなプレッシャーがかかると思いますが、前3局以上の良い将棋と、良い結果を、期待しています。