daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

2016-03-30 17:39:12 | 日記・雑談
その後、またちょっと体調を崩してしまい、今日は出社予定のところ、お休みをいただきました。
いまはもう、回復しているので大丈夫だと思いますが、用心したいと思います。

そういえば昨年のこの時期は毎週の電王戦で、大変な忙しさだったことを思い出します。
あのときは第4局の奈良に行ったあとに、体調を崩してしまいました。
気をつけないといけない季節なのかもしれませんね。

早いものでもう年度末、週刊将棋は今週号をもって区切りとなります。
羽生先生のインタビュー、先週のもそうでしたが、非常に興味深く読みました。
本当の意味でのソフト第1世代がいつ出てくるのか、僕は10年かからないのではという気もしていますが、どうなりますかね。
バックギャモンでは、自分自身がちょうどそういう世代の端境期に強くなったという実感があるので、その比較という意味でも関心を持っています。

負け

2016-03-27 08:23:29 | 日記・雑談
また、まずい将棋を指してしまいました。。。
一昨日は朝から、というより前日から、ちょっと気持ちがフワフワした感じで、集中力を欠いてしまいました。
気を取り直して、と言うにはあまりに痛い敗戦で、これで今年度も負け越しのまま終えることに。
来年度は巻き返せるように、また頑張ります。

そしてその後、いろいろとショックな出来事が続き、いささかグロッキーです。
ストレスからか、昨日は胃腸をやられてました。
いまの仕事にはどうしても波があって、悪い知らせというのはなぜか続くもの、という経験則が身につきました。
風が吹くまで昼寝、とはいきませんが、淡々とこなして、乗り切るようにします。

とりあえず体調は回復したので、今日はこれから休日出勤してきます。

明日対局

2016-03-24 09:38:34 | 日記・雑談
今年度は最初と最後が、どちらも竜王戦の裏街道ということになりました。
夏以来のホテル対局です。
良い将棋を指して、新たな年度に向かえるよう、頑張ります。

先日の宇都宮への行き帰りでは、もうすぐ花見だな~という陽気でしたが、今日は寒いですね。
ここを過ぎれば、いよいよ春でしょうか。過ごしやすい季節が待ち遠しいですね。

先日をもって年度内のタイトル戦がすべて終了し、耐震工事もあるので、棋士の多くはちょっとした春休み気分ではないかと思います。
事務局は今日・明日で模様替えをして、新年度からの新入職員を迎える予定です。

総務のほうはといえば、理事会や総会の準備、それに春は式典がいろいろとあるのでその準備で忙しくしています。
これまでやってきて、季節を感じやすい部署という印象です。こんな感じで気がついたらぐるっと2周しているんでしょうかね。
来年度は自分にとっても将棋界にとっても勝負の年と思っているので、しっかり働いて、結果を出していきたいと思っています。

閉幕

2016-03-22 13:03:11 | 日記・雑談
先ほど、宇都宮より帰京しました。
今年もとちぎ将棋まつりは大盛況のうちに終了しました。
運営スタッフ・ボランティアの方々、スポンサー企業各社様、そしてご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

棋王戦第4局は、前局に続いて大熱戦。
今回の防衛には、渡辺棋王の意地とプライドを感じました。
いいモノを観た、という思いです。将棋は本当に面白いですね。

週刊将棋は来週号をもって休刊となるわけですが、結果的に王将戦・棋王戦と最終局が入る形になりました。
終わりは始まり、ひとつ大事な媒体が減るぶん、他の形でまた将棋界を盛り上げていきたいという思いでいます。

昨日は栃木県支部連合会の発足発表も大きな出来事でした。
ここまで来れて本当に感無量です。
将棋普及に各地の「支部」は非常に大きな役割を果たしています。
先頭に立たれる皆様方のご尽力を、より多くの将棋ファンにも知っていただけたらと願っています。

今日はイベントの無事の終了と激闘の余韻に浸り、明日からまたお仕事頑張ります。

連休

2016-03-19 10:43:57 | 日記・雑談
昨日は朝から出社して事務処理、午後から3か月に一度の合同理事会。
会議の進行は総務担当理事の大切な仕事ですが、中でもこの理事会は、特に気を遣います。
まだまだ慣れないので、勉強して早く一人前にできるようにしないといけません。
早いものでもうすぐ総会も控えています。

昨日は新規事業の案件なども出たりして、決して明るい話題ばかりではないものの、前向きで有意義な一日でした。
いまの将棋界は、ピンチとチャンスが混在している状況と言えます。
メディア露出が増えてきて、風が吹きそうなのは目に見えているので、そこにうまく乗って風を大きくしていけるように、来年度は正念場ですね。

棋士も職員も、内向きにならず、外の世界に目を向けられるかどうかが勝負でしょう。
伝統文化の世界ですから、変えてはいけないものを守っていくことも、大切です。
しかし同時に、いままで通りにやっていれば良いという時代ではなくなったという自覚も、大切です。

理事会終了後は新四段への説明と訓示・激励。
会長から棋士バッジを渡されるのは、免状を受け取る日と合わせて、特別な瞬間です。
将棋界の一員という自覚を持って、頑張ってほしいと思います。

さらにその後もいろいろとあり、退社後は青森からお世話になっている方が出て来られていたので食事。
最後は今日の親睦会のために上京していたカロリーナの近況を聞いてから、帰宅。
長い一週間の終わりの、長い一日でした。

この連休は今日が王将戦第6局の2日目、ついで棋王戦第4局も行なわれます。
どちらもいよいよ佳境、どうなるでしょうか。

実はそれ以外にもいろいろあって、理事も各地手分けして出ずっぱりです。
僕は明日、宇都宮に同行します。
最近は本当に土日が足りない感じですが、観てもらってこその世界なので、この流れは今後も続くでしょう。
毎週末が将棋イベントで埋め尽くされるのであれば、嬉しい悲鳴ですからね。

勝ち

2016-03-16 09:41:26 | 日記・雑談
中村修先生とは、新四段のときに王座戦を勝ち上がって、本戦入りの一番で負かされて以来の対戦。
そのときもそうでしたが、昨日も存分に攻めさせられて、「受ける青春」を肌で体感しました。

ずっと形勢は良さそうでも最後は負けそうな展開が続いていたので、間違えずに指せて嬉しいです◎
最後は偶然どの変化もぴったりの勝ちになっていたようで、実戦もきれいな必至が決まって勝ち。
この幸運を生かせるよう、次も頑張ります。

昨日は隣が森下ー糸谷戦で、そうそうたる受け将棋の面々に囲まれて、凡人には肩身の狭い一日でした。
というのは冗談ですが、糸谷君の悪力は相変わらずで、感心するやら呆れるやら。
将棋は勝ってこそですが、個性があるのも、大切なことです。

アルファ碁の5局勝負が終わりました。
僕も一応だいぶ前からニュースは追いかけていましたが、この結果は予想できませんでした。
ただ、意外に好意的というか、前向きな論調が多いのが印象的です。

これまでの開発者に比べて、プロや、人間への敬意が強いのかもしれません。
あるいは、こういう結果に、慣れてきたのかもしれません。
いずれにせよ、「肝心なのは負けたあと」ですね。
そういえば、井山さんの七冠チャレンジは、どうなるでしょうか。

今日は対局翌日で大変ですが、昼夜会食予定があり、さらに夜はハシゴの予定。
日中は出社して耐震の定例会議と、重要な来客が一つ、それと打ち合わせがいくつか。
明らかに予定詰め込みすぎですが、30代は世間一般にも働き盛りですし、精いっぱい頑張ります。

負け、あさって対局

2016-03-13 09:58:13 | 日記・雑談
一昨日の対局は、後手番で久々に横歩取りを採用。
終盤で何か手があると感じた場面があり、珍しく1時間近く長考しましたが何もなく、感覚の悪さを感じました。

あさっては棋王戦です。
気を取り直してまた頑張ります。

この週末はいろいろと急な連絡が続きました。
明日の常務会も、長く重い一日になりそうです。

今日はこれから宇都宮に日帰り出張です。

明日対局

2016-03-10 08:21:39 | 日記・雑談
王将戦7番勝負はもっか2-2でこれからが佳境ですが、早くも来期の予選2回戦です。
田村さんとは昨年も王将戦で対戦して、そのときは幸いしてモバイルのインタビューにも取り上げていただきました。
良い将棋が指せるよう、頑張ります。

ここ数日は、常務会のほかに耐震の定例会議、3か月に一度の理事会の準備、そのほか内部のいろんな会議がたくさん。
中にはおよそ前向きではない案件もあったりして、精神的に大変な週になりました。

ただそんなさなかで明るい気持ちになれたのは、4月から入社する新人職員の研修です。
やはり新しい人が入ってくるというのは、ワクワクしますね。
活躍を期待しています。

昨日のB2では、まず糸谷君が自力のチャンスをつかんで昇級。
もう1枠は上位が敗れ、自分と世代の近い飯島さんがゲット。
(名人挑戦も含めて)自分より先輩の昇級者は、このほかにはA級復帰の三浦九段のみ。
そんな中、大先輩の青野専務が降級点を消去されたのは、すごい快挙だと思いました。

僕ももっと頑張らないといけませんね。

三段リーグほか

2016-03-06 11:31:57 | 日記・雑談
昨日は三段リーグ最終日。
すでに一人決まっている状況でしたが、もう1枠は大きなドラマがありました。
自分が上がりを逃した最終日のことを、思い出さずにはいられません。

新四段の井出君は将棋を指したことはないのですが、僕もお世話になっている荻窪サロンの一番弟子なので、よく知っています。
新井さんや、お客さんたちも皆さんさぞ喜んでくれていることでしょう。おめでとう。

昨日はアマチュア最高峰のリコー杯日本選手権も行なわれており、自分は審判長を務めてから、打ち上げを途中で失礼して千駄ヶ谷へ。
初出場の名城大学が4-3勝ちでしたが、こちらも勝負強さが光る展開でした。
女流の中澤さんも1年生で在学中とのことですが、いいチームメイトに囲まれて、羨ましく思いました。
みんな学生時代は大いに将棋に打ち込んで、そして立派な社会人になってください。

日付戻って木曜日のC2は、1敗の2人は勝ち、2敗は最上位が負けてキャンセル待ち1番手が3枠目をゲット。
三段リーグの苦労が嘘のような2期抜けの宮本君、風のように抜けていった青嶋君、昇級候補を卒業した永瀬君、まさに3者3様でしょうか。
昇級者3人は途中の局面はみんな苦しかったように見えたので(僕の勘違いかもしれませんが)勝負強いなと感じました。
リーグ戦の後半は普段なかなか経験できないような重圧との戦いなので、そこを突破するのはひときわ価値のあることと思います。

金曜日は午前中から出社、いろいろと仕事の合間に久々にカロリーナに会い、近況を聞き、すこし稽古をつける。
日本語はずいぶんと上達したようですが、肝心の将棋のほうは、もうすこし修業が必要といったところでしょうか。
2年はあっという間、必死に頑張ってもらいたい。

この日は終業後に半分仕事の酒席が2軒。
昨日も2軒だったので、今日は休肝日です。
明日は朝から出社でお昼にある人の送別会、午後から常務会と別の打ち合わせがあり、夜も予定あり。
あっという間の1週間の始まりの、長い一日になるでしょう。

今日は棋王戦第3局、戦型はゴキゲン中飛車vs超速からの、銀対抗相穴熊。
この形もずいぶんメジャーになり、そして最近はすこし減っていた印象がありました。
1-1なので勝者が王手をかけた状態で宇都宮に来ることになりますが、どうなるでしょうか。


負け

2016-03-03 11:25:39 | 日記・雑談
残念ながら、完敗。今期は指し分けで終了となりました。
一度上がった銀を▲4八銀と引く構想が絶妙で、終始完璧にやられた気がします。
今期は負けた将棋の内容が特に悪かったですが、本局は自分としては悔いの残るミスはなかったので、仕方ないかなと思います。

最近はすっかりC1の真ん中あたりに定着してしまいました。
トータル成績も指し分け程度が多く、どうも大きなことを言える実力ではないのかもしれませんが、もうすこし勝てるようにと思っています。
来期も8勝をひとつの目標に、頑張ります。

それにしても、C1は人数が増えすぎて、本当は考えないといけない時期のような気はしています。
立場上言いにくい面もあるのですが、34人という人数はC2の昇級枠が3人に増えたときよりも多く、来期はさらに増える可能性が高いです。
いまの制度だと、C1の人数が増え続けるのは構造的に不可避なんですよね。

昨日は耐震の会議と、来年の国際フォーラムに関する会議などがあり出社。
その後も用事があって、順位戦明けにしては忙しい一日でした。
そのぶん今日をオフにしました。

マイナビの挑決で、妹弟子でもある室谷さんが勝って初のタイトル戦出場へ。
2年前に東京に出てくると聞いたときはびっくりしましたが、ひとつ大きな結果を残しましたね。
最近はだいぶ力をつけてきたようで、五番勝負も楽しみです。

ドワンゴさんの囲碁に関する発表会、グーグルに対抗、というキャッチフレーズには心を揺さぶられます。
井山さんの七冠チャレンジもあり、この春はお隣の囲碁界が注目を集めそうで、僕も興味津々で見守っています。
将棋界も映画のこととかいろいろとあるので、負けずに頑張って、広く注目してもらえるように頑張っていきたいですね。

今日はC2最終日、どんなドラマが待っているでしょうか。