昨日の王位戦第7局は、歴史に残る一番にして、感動的な名局でした。まだ見てない方は、ぜひともじっくり鑑賞されることをおすすめします。
深浦新王位にとってはまさに「悲願の」初タイトルです。これほどまでにこの表現がぴったりくることはなかなかないでしょう。タイトルを取るのはこんなにも大変なことなのかと、この将棋を見ていてしみじみ思いました。
羽生前王位は二冠に後退。最近は羽生さんがこうした場面で負けることも増えてきた、という気がします。それは、「羽生」という存在が周りのレベルを引き上げた部分もかなり大きいのではないかと、よく言われる感想を自分も持ちました。上の人たちが集団でどんどん遠くへ行ってしまうので、追いかけるこちらは大変です。
昨日は棋士会。不戦敗に関する話が中心、と言うよりほとんどすべてでした。そんな後ろ向きな話をしなければならないのはプロとして情けないことですが、起きてしまったものは仕方なく、皆が再発防止に努めるよりありません。
いまは全体として非常にまずい状況ですが、昨日のように多くの人に感動を与える将棋がある限り、やっぱり将棋界は大丈夫だという気がします。自分も良い将棋っが指せるよう、努力したいと思います。あとは、プロ意識をいつも忘れないように。
王位戦を見たら帰るつもりだったのですが、松尾君に10秒将棋を誘われたので、軽く教わることにしました。彼には僕が三段で向こうが新人王の頃からずっとよく指してもらっていて、最近はだいぶ勝てるようになってきたのですが、昨日は完敗でした。ちょっと手が見えなすぎだったなー。彼は今日、1組昇級で七段になるかもしれません。同世代の人たちもどんどん上がって行ってしまうので、追いかけるこちらは大変です(笑)
で、それが終わったら本当に帰るつもりだったのですが、対局を終えた石橋さんに一杯誘われ、結局二杯だけ。そんなこんなで遅くなってしまい、帰ったら原稿まだですかとメールが・・・
今週は予定が詰まっていて、たしかに昨夜しかないと思っていたんですよね(><)他に手もないので、今朝早起きして書きました。
今日は珍しく研究会です。若干眠いです。
深浦新王位にとってはまさに「悲願の」初タイトルです。これほどまでにこの表現がぴったりくることはなかなかないでしょう。タイトルを取るのはこんなにも大変なことなのかと、この将棋を見ていてしみじみ思いました。
羽生前王位は二冠に後退。最近は羽生さんがこうした場面で負けることも増えてきた、という気がします。それは、「羽生」という存在が周りのレベルを引き上げた部分もかなり大きいのではないかと、よく言われる感想を自分も持ちました。上の人たちが集団でどんどん遠くへ行ってしまうので、追いかけるこちらは大変です。
昨日は棋士会。不戦敗に関する話が中心、と言うよりほとんどすべてでした。そんな後ろ向きな話をしなければならないのはプロとして情けないことですが、起きてしまったものは仕方なく、皆が再発防止に努めるよりありません。
いまは全体として非常にまずい状況ですが、昨日のように多くの人に感動を与える将棋がある限り、やっぱり将棋界は大丈夫だという気がします。自分も良い将棋っが指せるよう、努力したいと思います。あとは、プロ意識をいつも忘れないように。
王位戦を見たら帰るつもりだったのですが、松尾君に10秒将棋を誘われたので、軽く教わることにしました。彼には僕が三段で向こうが新人王の頃からずっとよく指してもらっていて、最近はだいぶ勝てるようになってきたのですが、昨日は完敗でした。ちょっと手が見えなすぎだったなー。彼は今日、1組昇級で七段になるかもしれません。同世代の人たちもどんどん上がって行ってしまうので、追いかけるこちらは大変です(笑)
で、それが終わったら本当に帰るつもりだったのですが、対局を終えた石橋さんに一杯誘われ、結局二杯だけ。そんなこんなで遅くなってしまい、帰ったら原稿まだですかとメールが・・・
今週は予定が詰まっていて、たしかに昨夜しかないと思っていたんですよね(><)他に手もないので、今朝早起きして書きました。
今日は珍しく研究会です。若干眠いです。
難しい手順は私の理解を超えるのですが指した方がよくみえる終盤の1手1手はすごい迫力が伝わってきました。
大和証券やLPSAなど質の低い棋譜が氾濫する中でやっぱり『本物』は素晴らしいと感動しました。
そして将棋ファンはやっぱり将棋の指し手に感動することを再確認。
羽生さんが昼食に何を食べたかとか深浦さんが初タイトルとかそういうことはどうでもいいような気がしました。それくらいすごい勝負だったと思います。
片上さんもプレーヤーとして早く大舞台に立てるよう頑張ってください!
そして何より、若手プロのブログでプロの目を迅速に披露してくれるのは、ファンサービスとして誠にすばらしいことであり、かつ感謝いたします。
対局中継の楽しみ方は、いろいろあると思います。無料で何らの負荷もなく解放されている中継の存在こそ、日本の文化としての将棋が永続する、重要な基盤だと思っています。いろいろな立場の人が楽しめる中継が多ければ多いほど、将棋文化の普及につながるのではないでしょうか。
感謝です(原田タイフー先生を思い出すなぁー。意味不明か)。
ざっと振り返っても
深浦将棋というものが各局
随所に現れていたように思います。
当然ですが、今までのどのタイトルホルダーとも
ちがう将棋ですね。
そして「羽生」という存在が周りのレベルを引き上げた、
というのにはまさにその通りだと思います。
序盤、中盤、終盤、寄せ方や最終盤、
勝負術、大局観、すべてにおいて
「将棋の技術」の革新をされたと思います。
勿論それぞれ個性や、考え方はありますが、
トップ棋士は皆「羽生マジック」を身につけていますね。
片上五段にはどんどん追い掛けてもらわねば(笑)
追いつき追い越せですね(笑)
週明けには順位戦、勝又六段戦がありますね。
棋界のデータマンに若手ホープがどう向かうのか。
非常に楽しみな一局です。
僕のレベルで何がどの程度分かっているのかは別にして素晴らしい将棋でした。
で、ちょっと話がずれるのですが、深浦王位は
全日本プロトーナメント優勝1回
朝日オープン選手権優勝1回
王位獲得
ということで、九段になるのでしょうか。
日本将棋連盟の深浦王位の紹介を見ても、八段の昇段までしかなかったので。
タイトル獲得による昇段は4月1日付けになるのでしょうか。
『目白押し』の記事以来、妙に気になるので。
たぶん全日プロの優勝はカウントされないのではと思います。