映画 「ココ アヴァン シャネル」 を観る

映画「ココ　アヴァン　シャネル」を観に船橋ララポートまで
でかけました。シャネル好きの私は楽しみにしていた映画です。
映画館に行くのは何年振りでしょうか。１２時４５分からの上映。
　　　　　　
映画観終わっての感想。う～ん、単なる恋愛映画と言う感じ。
波乱万丈のシャネルの生涯。もっとシャネルを掘り下げて
欲しかったな～と思いました。主演のオドレイ・トトゥが
良かっただけに私としては物足りない映画でした。
Avant（～の前の）と言う題名だからそれも仕方のないことか。

お話変わって以前パリ旅行したときカンボン通りにある
シャネルのお店に行って見ました。
シャネルが座ってショーを見ていた、あの鏡の階段を
見てみたかったからです。
フランス在住の知人がブランドのお店に入るとき
「ジーパン姿で入ってはダメよ」（買う気があっても無くても
　高級品を売っている店に相応しくない格好）といわれたので
それなりの姿で行きました。

ドアの前に立つと二人のドアボーイがサッとドアを開けて
招き入れてくれました。
これがシャネルのお店かと店内を見回すと日本人スタッフが
寄ってきて
「いらっしゃいませ、時計ですか？化粧品ですか？」と
のたまわった。その態度に（日本人は時計と口紅しか
買わないと思っているんかい）とチョッとムッとしたものの、
にこやかに
「チョッと見せてください」というと店員頷いて去りました。

外国では店員が近寄って来たら
「見るだけです」と言うとそれ以上近寄ってこない。
「買わない客には説明しても無駄」と店員は思っているようです。

店内さらっと観回し。そして地下に続く鏡の階段、ありました。
「なるほど、なるほどシャネルはここに座って
　ファッションショーや客の反応を見ていたのか」と思いましたが、
下へはさすがに降りていく勇気なし。
その間、他のフランス美人の店員はチラッとこちらを
一瞥しただけで近寄っても来ませんでした。
私は勿論何も買わずに「メルシーボクー」でお店を後にしました。

それ以来シャネルのお店は行ったことがありません。
シャネルが生きているときツイードで出来たシャネルスーツが
流行しました。値段は目ン玉が飛び出るくらい高かった。
ビンボー人が着る服ではなかった。
ちなみに私はシャネルの品物（高いので買えない）が
好きと言う事ではなくシャネル本人の生き方が凄いなと思い
シャネルが好きなのです。