昨日の続きです。
半年点検で訪れたお宅の暮らしぶり、その2です。
1階はご家族の集うリビング兼用ダイニングです。
そして、親世帯の寝室に座敷、水周り。
2Fは、吹き抜けを介して通じる子の部屋。
里帰りの際の、お部屋ということになっていて
ここに寝泊まりしても、下階の高齢のご両親の
具合が分かる仕組みを、空間に盛り込んでいます。
そのちょっとした、2Fの吹き抜けのステージ風廊下、
通称、インナーバルコニーが
お孫さん達との読書スペースになっておりました。
おお〜。
この辺りの使い方は、想定外でした。
設計段階で、家具の配置やレイアウトも一緒に検討するのですが
伺っていなかった関東でお使いの家具を一部持ってこられ
置いてみたら、ちょうど良かったそうです。
あれまぁ。和の空間なのに、作りが洋風ミックスのおかげか
洋風の横椅子が、はまっている様には、私も驚きました。
こんな使い方、いいじゃないですか〜。
風通しも気持ち良く、
下階の気配も感じられ、
それでいて、寛げるそう。
お孫さん(甥っ子さん)方と、読書コーナーになっているそう。
子どもも、親の目の届かないところに、ちょいと居たいものです。
「きっと、ロフトに、登るわね〜」
とは、話していましたが、
案の定、腰掛けて読書。
なんだか、飾り物も増えている様子。
シーサーの置物。
お掃除も、なんと、お孫ちゃんが手伝ってくれるとか。
ユニークな写真を見せていただきました。
すのこベッドの下に入り込んでのお掃除。
かくれんぼ!?
無垢床だから、気持ちよいのでしょうね。
じいじ、ばあばの家に
愛着を持ってもらえるのが嬉しいですね。
・山で大切に育てられたスギ、ヒノキ。
・大工さんの手間暇かけた住まい。
・ご高齢のご両親の体調の変化に対応するべく
お嬢さんが念入りにされた設計打合わせの賜物。
これからも、末長く、愛される空間でいて欲しいと
切に願います。
「長生き、せなんなぁ〜」と笑うお父様の発言には
「長生きが、出来そうだ」と喜びの意をみました。
地震後に、これまで我慢してきた
仮住まいでの暮らしの分まで
思う存分、毎日を楽しんでくださいね!
そして、どうぞ、
健康に気持ち良くお過ごしくださいますように。。。