せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

情熱を遺して

2010年01月30日 | ワーク・ライフ・バランス

人生はいつどうなるかわからないとは言うが、昨日大事な人を見送る。

その情熱と勢いはまだそこに残っているように感じる。
まだ信じられないし、信じたくない。

私の先輩、家族も皆お世話になった方。

泣いて来ていいんだよと留守番の我が子は言う。最後のお別れだから何か伝えて来るよ、と問えば、早く元気になってと言う。よく分かっていないいじらしさ。

残された遺族の方を思うと本当にやりきれない。

学んだこと。たくさん教えてもらったこと。飲みながら檄を飛ばしたこと、決して忘れないから。ご恩を返すチャンスもなかったけど、後輩たちにきっと繋いで行くから。

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授業支援その後「快適な住まい」

2010年01月28日 | 子ども・環境

今日は、先日の家庭科&図工授業支援の後半。

子ども達の「快適な住まい」が立体として出来た様子を見に行く。

各グループに建築士が一人入って、それぞれの住まいの工夫した点など述べてもらい、こちらから評価も加えるというもの。

今回は図工の時間も含めて、また持ち帰って自由にやっても良いという中での製作なので、完成度の高いものから図面までしかないものまで様々。

授業のポイントは3点
1)日当りや明るさを考慮したか
2)風通しはどのように工夫したか
3)それ以外に工夫したところ+アルファの部分

100128house01
さて、6年生には方位を意識するのは難しかったのか、南や東側に窓のない子も多く見られ、少し残念。

一方で、南側にどーんと大きな開口部をもうけた子も居て、日当り=南側の窓という認識のばらつきがあったようだ。

また、屋根の窓も多く開いていたが、夏は熱く無いか?と聞くと答えに窮したり。ブラインドを付けたり、開けたり出来ればいいよね。というとそうする!と素直に答えてくれたり。

風通しは、吹抜けを考えた子が一人。階段室を利用した子が一人。各部屋の窓という子がちらほら。外部の開口部を引戸にと工夫した子も。
各自が工夫したことを、ヒアリングしながら関われたことはとても良かった。

100128house02
子どもの感想の中に、「楽しくて夢中になった」「時間を忘れてしまう。2,3時間があっという間に経っていた」など「ものづくりの楽しさ」の経験にもつながってようで嬉しかった。

通常の授業では枠がありここまでは出来ない。熱心に取り組む先生の賜物でもある。

実際の子ども達の笑顔や楽しそうにしている様子に、私たちも準備、当日、反省会と時間を割く苦労が吹き飛んでしまうのだった。

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工事契約と重要事項説明

2010年01月27日 | a04監理_東京都 西多摩郡Y邸新築工事

天気も良く、日中は暖かく、契約には良い日でした。

今日は工務店にお邪魔し、建て主さんの工事契約に立ち会いました。

契約時は、見積書の内容は前もって検討時間を割いて来たので、契約書にサインして捺印し、印紙代を払うというだけなら、30分でも終わってしまうものです。

しかし、昨年の10月以降の着工には、瑕疵担保保険が義務づけられたので
その説明が長く、建て主さんに取っては、今日は、その重要事項説明が一番のポイントです。

契約時には、どのような内容があるかというと、

1)契約書の説明
 見積書、図面、請負金額の支払い時期、工期、諸条件など
2)契約約款の説明
3)瑕疵担保保険の説明
4)住宅版エコポイント

更に住み手の為に
5)住宅のメンテナンスのこと
6)工事中のやり取りのこと
なども監理者として工務店に質問することで、内容を明確に建て主さんに伝えてもらいました。

今回は、国の始ったばかりの政策に工事の時期が該当するので、4)も検討事項に加えています。

建築、建設業界も、国の施策や政策にいろいろと振り回されています。

全てがユーザーの為ならいいのですが、そうとも限らない部分もあり。事務作業ばかりが増える昨今。対応する私たちも、ニュースに目を光らせつつ、勉強もしつつ、見極め力も高めながら、書類作りも量がありとハードワークです。

そんな中、今回良かった点は、法律の義務化前から瑕疵保険に入っていた工務店さんを選んでいるので、説明が分かりやすかったこと=安心感&実績への信用。

また、制度への積極的な理解を示す担当者が、面倒がらず対応して頂けたこと。

今日の契約は時間はかかりましたが、こういったことをじっくりとやってくれる工務店さんこそ、きっと現場でも住み手の立場でじっくりと施工してくれることでしょう。

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大寒に多会議

2010年01月21日 | まちづくり

昨日は大寒というのに、春風のような生暖かい風が吹き、ここのところの寒さを忘れるような天気でした。

大寒というのに、所属するいくつかの職能団体の会議が重なっていたので、駅を3駅(といっても乗るほどのキョリではない)またいで会場を移動。暖かさのお陰で、鼻水垂れの風邪ひき体でも、歩いての移動が苦にならず助かりました。

年度末の決算や来年度の予算組に加えて、新年度の活動のことなど、この時期は議題がてんこ盛りで、ねつっぽい頭でナチュラルハイテンションなのか、遠慮なくものを申してしまいました(笑)。え、いつものことだって!?

発言すると、行動が伴うので8割くらいは抑えておくのですが、(多分周りはそうは思ってないでしょうけど)結局ランチタイムやコーヒーブレークでアイデァをも出してしまい、そこでまた仕事量が増えてしまうのでした。

まぁ、何事も抑えのきかない性格は止められませんね。
以前、まちづくりでつき合っていたご婦人には「あなたって120%の人ね」って言われ、それ以来自制してるんですけどねぇ・・・。

今日も暖かです。気温が高いというよりは、湿度が高いですね。
最近手に入れた温室時計はシンプルでお気に入り。

20100120
他のスイッチやコントローラーと並んでも違和感がないのもgood

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調整終了

2010年01月18日 | a04監理_東京都 西多摩郡Y邸新築工事

昨日の打合せで、建て主と工務店の見積金額が、やっと折り合いが付きほっとする。

あとは、契約に向けて、工務店は見積書の修正や契約書等の書類を整える作業。設計者は、減額項目の図面の修正。建て主は、ローンの正式申込となった。

項目は細かく数十個あるので、一週間くらいで図面修正の作業が終わるかどうか・・・厳しいものがあるが、なるべく整えて行こう。

今年に入ってすぐの着工が最初の目標であったが、ちょっと遅れてしまった。契約と段取りが今月中。解体工事もあるので、新築の着工は来月になりそうだ。

それでも、じっくり検討したお陰で、建て主さんには納得の行くプロセスだったと信じたい。

見積調整の期間は本当に要する。もう少しいい方法はないか、私たち設計者も考えて行かないと体力が持たないかもしれない。(その間の費用がもらえる訳ではないので)今後の課題として。

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