せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

木造住宅の構造、耐震等級3の普及に向けて

2016年11月30日 | 熊本便り

五木源(ごきげん)住宅に関わる設計者、施工者で構成された、
五木源住宅復興支援チームが建設する自立再建住宅の外観パース。
熊本県五木村産の葉枯らし乾燥材を内装材を使うのが特徴だ(資料:アトリエ k +)
(以上、日経のweb記事のコメント)

↑先日の熊本日日新聞にも掲載されたパース。
チームメンバーの一人、アトリエ k +の上村さんの設計案



五木村の産直住宅に取り組んでいるグループの中に
復興支援チームをつくって、熊本の被災者の住宅相談に乗って来た。

その集大成とも言える新築バージョン、
モデルの採用記事が日経Web版で掲載された。

耐震等級3に取り組む内容の記事ではあるが
一週間限定で無料で読める。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldcolumn/15/00014/112800032/?P=3

今後、住宅の耐震化を図るために
耐震等級3のマークを設置する動きもあるそうだ。

地震が続く日本で、全国的に住まいも新たなバージョンアップを
求められている。

これまでは、費用面で補助金等で
耐震等級3の住まいの建設を行ってきた業界だが
いよいよ、待ったなしというところか。

横浜事務所では、将来来るであろう関東での大地震に備え
耐震等級は、等級3レベルで取り組んできた。

当初は、法的にはOKの通常の1.5倍ほどの労力がいると
大工さんには言われたものだ。今では、工務店の理解も得られ、
大工さんにそんなことは言われない。

東北の地震後は、予算が許す限り
制振ダンパーも採用している。

熊本でも、最初は、工務店さんが戸惑うであろう。
建築士でさえ、当方の周りで取り組んだ例は少ない。

こうやって、記事にしてもらうことで、
専門家もユーザーも意識が高まり実現することを願う。

そして、私の役割とは、熊本でも、経験者として設計、現場監理で
普及促進に努めたい。
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2017年のカレンダー「気」に学ぶ

2016年11月29日 | 合気道に学ぶ



いち早く、2017年のカレンダーを貼った新月です。
気が早い性格です。笑。

それ以上に、来年の目標まで掲げられた感じ。
心身統一の言葉が書かれたものです。

和ですよね〜。
これまでの私のインテリアの趣味とは大きく違うのです。

それでも、この言葉に思わず、通う道場の師匠のお勧めで
購入を決めてしまいました、笑。

実は、地震後心の落ち着きを取り戻し、
志のブレをなくすために、
合気道を復活しました。

神奈川で習っていたのとは違う流れの合気道だったというのに
入門して分かるという間抜けさもありますが、
こちらはこちらでとても面白く、
一度やめた子どもも復活。

実に楽しく親子で学ばせてもらっています。

本当に面白いのは、「気」ということを学ぶことは
人生を学ぶということなのだと、分かった点。

そして、自分に不足しているものが、そこに沢山あるということ。

これまで習ってきた合気道では、
心身を鍛錬し、相手と技を掛け合うというものでしたが

熊本で習っているのは、心身を統一するために合気道がある
という点が、実に大きく違うのです。

運動や稽古ではなく、、、心を如何に鎮められるか。。。

そこが肝要で、呼吸だったり、動きがあったりするわけです。

そして、私自身が理屈っぽいからなのか、その理論がとても心に響いて
習得できたら、自分ってなんて理想に近づくのだろう。。。

と、ワクワクすることです。

この心身統一合気道会宗主、故藤平光一氏の言葉が
カレンダーに書かれています。

まさに、私に不足するもの?

人望を得たい!と人生を生きているわけではないです。

しかし、いろいろな場面で、
人望がある無しは人生に大きな岐路を持たせるものだと
社会に出ていたら、皆が思いますよね。

何かやりたいこと、
引き受けた責任を全うしようとするとき

必ず一人ではできません。
人望。。。がある方が成し遂げます。

このほかにも、心身統一のための言葉が沢山あり
私の来年に向けての個人的な目標は
「心身を統一できる人間になる!」に決めました。

簡単にはできることではありません。

一歩でも、近づく、、、そのためにできることが
示されているわけですから、学ばない訳にはいきません。

行動指針は、
「できる人間になるよう学ぶ、稽古する、実践してみる。」

です。早速、新しい手帳も、
稽古日はタイムロックしましょう!!

自分自身の成長が、
社会に還元される成長になることを願って。


追伸:
母が癌になっていろいろと読んだ健康関係の本の「呼吸法」の本が、実はこの合気道の宗主だったのです!
今は2代目で方法も改善されていますが、そこに書かれていたことに共感していたので、
今回新しい流派にご縁をいただいたのも天のお導き!?と毎度ながら、良い方にとっています。



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新月に新しい手帳

2016年11月28日 | ワーク・ライフ・バランス

↑毎年、アクションプランナーのレフィルを購入。

毎年10月1日に新手帳を購入し、
11,12月は2冊使いが続きます。

新しい方の手帳は、11月末から書き込めますから
もう今日から、新しい手帳に移行しても良いのですが、、、

貧乏性でしょうか、笑。

最後までその年の手帳を使いたいのです。

真新しい紙に書くときのワクワク感。
ドキドキ感。

それをお正月に味わいたいので、書き込みは最低限にしつつも
すでに3月までの年度の行事予定関係がびっしりだったりします。

それにしても、今年ほど手帳の書き込みが
ぐちゃぐちゃになった年もありません。

震災の影響で学校、仕事、行事全ての予定が立たなかったからです。

いまでも、仕事の予定は、コントロールできても
工事期間の予定がなかなか組めません。

それでも、この手帳で先を見通す訓練をしてきたので
随分と落ち着いて行動できたと実感しています。

最近はフリクションペンの2色使いで、

自分で変更可能な予定は黒、
決定された公の予定は赤

で書き込み、予定変更にも備え、
子どもの学校行事の予定日程が変わっても、消して書き直し
混乱しないようにしています。

それにやりたいことは先にタイムロックする癖も
十分についてきたので、
予定変更で人に振り回されている感もなくなりました。

その時の予定の重要事項なんかも、
もうメモ代わりになっている手帳。
他の人が見たら、、どんだけ忙しいの?と思うでしょうね。

私自身は慣れてきたのですけどね。

今年も無事に成長できたことを感謝しつつ、、
明日の新月には、来年に向けての計画を練ります。


裏表紙にある木の成長イラストを自分と重ねて。左2106年 右2017年

皆様も、12月師走前に、ちょっと立ち止まって
今年の振り返りと、来年の新たな希望に向けての
出発を願ってはいかがでしょうか?

旧暦で明日は11月1日新月。大安でもあります。

今月は、私も子ども関係で引き受けた役の取りまとめや
新プロジェクトの役の段取りなどで忙殺されました。

ここで、心落ち着けて、

今年やり残したこと、やるべきことの整理をしながら
気持ち良く新年が迎えられるように準備して参ります。

寒さが本格的になって参りました。
気候に合わせて体調も整えつつ、
自分自身を見失わない暮れにしていきましょうね。
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森にいるような洗面室

2016年11月21日 | A05設計_東京都F邸改修工事
木部が美しいモミの壁が、さわやかに、
まるで森にいるような洗面室になりました。



改修工事で、水周りの木質化が完成しました!

「壁の珪藻土が剥がれてボロボロなの。塗り直しが必要かしら?」



10年前のマンション購入時にあえて、
自然素材でリフォームされた方からのご依頼。

珪藻土も実はピンキリな建築業界。
最初は、珪藻土のグレードの良いものを検討しました。

それでも、どうしても接着剤に化学物質が含まれて
住みながらの工事では、シックハウスを引き起こしかねません。
(もちろん基準はクリアしたものを使用しても)

壁は、、、、いろいろと悩みました。

費用面、工事のしやすさ、心地よさ。。。

などなど検討した結果、
初期費用が塗り直しよりややアップするくらいで
ずっと使えると、板張りにすることに。

珪藻土は、また剥がれてきますものね〜。
自然素材の宿命的な部分もあり。

床は、合板フローリングは冷たいからと、最初から無垢材をご希望。
ヒノキの上小節に決定。角には、木見切り。



(剥がれてこないってことは逆に化学物質が
接着剤に多く含まれている可能性も高いです。)

マンションの前面は防火の関係でできないので、
壁が傷んでいる腰壁部分と、入隅の装飾部分のみ
壁のコーナーは、どうしても擦れがち。木見切りをつけました。

全て東京の木の認証木材です。

住みながらの工事なので、木部の塗装にもこだわり自然塗装2回塗り。
早速、お使いになっての感想は、
「とっても気持ちよい〜」そうです。

毎日使う場所だからこそ、本物の木で
毎日を快適に!!

みなさまも一度、木質化をご検討されませんか?

ビフォーアフターの写真をHPに掲載中です!
こちらも合わせてご覧ください。
http://www.mk-ds.jp/works/2016/11/post-12.html
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熊本復興住宅を考える会議で、人吉へ

2016年11月14日 | 熊本便り
横浜事務所から熊本に戻り早速、山のある地方へ。
今日は人吉球磨地方での「五木源住宅」協定者の会議でした。

車で、高速使っても約2時間。
羽田—横浜間の飛行機よりかかります、笑。

あいにくの雨と、杉ばかりで紅葉はちょっと楽しめませんでしたが
この杉の出番を作ることこそが、この活動よね。

と自分に言い聞かせつつ、車窓と高速運転を楽しみました。

実は、この協定者グループが熊本復興住宅のモデル建設に選ばれました!
運営をどうするか、建設をどうするか、来月の着工を目の前に

おおわらわの会議です。
まだ、みな心の準備ができていない様子。

半数ほどのメンバーが集まり、、初めてお顔を見る方も。
運営会議の役員候補にあげていただき、私としては、名誉なのですが
務まるでしょうか。。。。

関東との行き来、
子どもの進学、引越しと
後から、家庭事情をコアメンバーに話し

そんな私でも良いのでしょうか???と相談。

立ち上げまではせめて関わってね!
って。立ち上げるなら最後まで関わるか、
1年という区切りなのか。。。

中途半端ができない私としては、大変に悩みます。

もちろん、熊本復興にこれまで建築士ボランティアで関わってきました。
続けていきたいのは山々。

それでも、会費を預かる運営となると、ボランティアではなくなります。
出資もしないとなりません。

家族、仕事仲間、協定者メンバーに個人的事情を相談しながらの見極めです。
2重生活も、さほど苦にならない私ですが、、、

やはり、こうして、「常駐」を求められるとなると、
代理を立てるか
何かを切り捨てなければなりません。

それなのに!

この人吉球磨地方の手前、八代は私の生まれ故郷でもあり
地域への恩返しとして、熊本のこれからの発展として、

この地方の工務店さんを盛り上げていく役目としては頑張りたいと
改めて思う。。。

帰りにはすでに、役員としての運営のアイデアが目に浮かび、、、、
横浜での活動も、目一杯、動いてきた私としては

あれこれと関わりすぎる
自分の性分を呪うのでした。

雨の闇夜で見えないスーパームーン。
月よ。身の振り方を教えておくれ〜。


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