「子どもと地球と未来」フォーラムに参加。
こども環境学会で知り合った保育園の理事長さんのOMソーラーを採用した新園舎の見学会と講義、環境問題への取り組みの話。
建築、環境の内容がメインでとても参考になった。また、超長期住宅への取り組みの話も出て、自身の超長期住宅の現場と重ねながら拝聴した。
理事長さんには裏方の方や他園舎までご案内頂き、様々なご経験と園舎への想いなどをお聞き出来てとても良かった。箱もの見学会はよくあるけど、その使い手の立場での言葉を聞くことが一番本質をついていると私は思う。苦労話も含めて。
今回の園舎は、木造で住まいに近い空気感があること、建具や屋根の高さを抑えて子どものスケールに合わせていることなどが良かった。本物に囲まれ、自然エネルギーの環境に子ども達は恵まれているなと思う。またモンテッソリー教育がベースの園なのでとてもきれいに片付いており、子ども達の穏やかな様子が想像出来た。
一方で古い園舎も改修やメンテナンスで使い続けられ、屋上緑化に取り組んだり、理事長発案の本格的なステージがあったり、これが子ども目線で出来ておりとてもユニーク!
奈落やすのこもあるステージ、普段も使える場所にと、舞台床面には強化ガラスの下に本格的照明が埋込まれなんともモダン!
最新設備と木をふんだんに使った正当派の新園舎も素敵なのだが、愛着を持って使い続けられている築30年近くの園舎への思い入れや工夫といった価値観にどちらかというと私は感激したように思う。エコや子どものためという本物の視点を見た気がする。
今日は伺えなかった原点の園舎(もう一箇所あるそう)にも、ぜひ、またお邪魔させてもらおうと思う。