せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

まずは、座り心地

2011年10月18日 | S01設計_神奈川県横浜市B美容院

今日は、ラッキーでした!

ショールームで、良いものが見つかったからです。

設計中の店舗に納品するイスは、オーナー自ら選定予定。

別のショールームで気に入ったのがあったけど、納期が間に合わないそう。

どうしようかということになり、オーナーのお休みを利用して、別のショールームへご一緒することに。

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内装のイメージカラーを決めているので、色合いが合って、座り心地も良く、更にリーズナブルなもの(←といっても商売道具、高価ですよ)を探す。

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いろいろとご覧になって来られただけあって、座り心地は、これが良い、アレが良いと、さっと判断なさるところは、さすが!

長い方だと4時間はお座りになるとか。お客様のためを思って、まずは座り心地が一番!と熱心に探されるお姿は、お客様商売の基本ですね。見習いたいものです。

空間のイメージを組み立てるのは難しいとおっしゃるけれど、細かな風合いや気にされるところなどは、キラリとセンスが光ります。技術とセンス、そして優しいお人柄でお客様に愛されているオーナー。

面積は十分とは言えませんが、それでも念願の1階に移られる予定。

きっと、一緒にうまく成功させましょうね!


着物選び、帯選び

2011年10月17日 | ワーク・ライフ・バランス

来月の子ども行事に着物をあつらえて、皆で着るという大イベントに張り切っている義母。

今年の8月から、私が休みの日曜日には、その買い物と打合せの繰り返しである。

今日(日曜日)は帯び合わせ。

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(↑御目出度い席だからと鶴で決まる)

日曜日も本当は仕事の雑務処理をしてしまいたい。

滅多にない休みは、もちろん子どもとも遊びたい。

家事も終わらせたい。たいたいづくしなのだが、そこをぐっとこらえて。

まず、着物を着るとこと自体が、重荷である。精神的にも経済的にも。

しかし、娘の居なかった義母にしてみれば、孫に着せたい、嫁に着せたい、という楽しみがいくばかりか、それはもう嬉しくてし方のないこと、というのも多いに理解出来る。

ウェディングドレス選びも一人で行って、ささっと決めて(ほとんど事務作業でしたね)後から、普通は母と義母が立ち会うものと聞いて、ゲッ。

だいたい苦手なのであるそういう女らしいことが。

ここは、日頃多いに私の育児家事のフォローをしてくれている義母のご指導のもと、多いに女らしく出来るかなぁ???

訪問着1着しか持たない私の着物に合わせて、数ある義母の帯&帯締めから、良さそうな物を選んでもらう。もう、ははぁぁぁーと従う感じ。

義母の帯で、日頃うるさい鬼嫁は、ぐぐっと縛られるのかもしれません(笑)


空を見上げて~S邸上棟式~

2011年10月14日 | a01監理_神奈川県 横浜市S邸新築工事

おめだたい日を迎えました。

上棟です。

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空間が出来上がってくる感激の瞬間。

今日は8人もの大工さんが駆けつけてくれました。

建て主様のご配慮で、上棟式も開催。

乾杯と笑い声の絶えない歓談に、楽しいひと時でした。

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木組みを見上げながら、何か天に感謝したい気持ちで一杯に。

建て主様との出会い。

工務店さんとの出会い。

設計をさせてもらったこと。

沢山の手と手が関わっていくこと。

到底一人の力では出来ないものが、ここにあるんだなぁと・・・。

これからも、どうか無事故で完成を迎えられますように。


土台確認

2011年10月13日 | a01監理_神奈川県 横浜市S邸新築工事

昨日はS邸の土台敷きを現場確認してきました。今回は120角ヒノキの土台です。

建て方前に搬入された材料の確認も兼ねています。

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打合せと段取りを重ねて来たけど、やはり手仕事。
不具合な点は、現場にて修正を依頼。

今日はプレカット工場の営業さんも現場を確認してくれて助かりました。
迅速な対応に感謝です。

それから、今回もっとも難しい部分、

登り梁×斜め壁×ナナメ梁の加工は工場で大工さんが事前に手加工。

場所を変えて見に行きました。
う~ん、なかなか神業。

(写真左下ナナメのところ)

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やや無茶な設計でごめん。と思いながら、いやぁ、嬉しいものです。
信頼している大工さん方がやって下さるので、任せて安心です。

工場ではついでに破風板(はふいた)材料の確認も。工務店の社長さんの目利きで入った材料たち。

外部に使う木材なので、いいものを選ばないと腐れの原因に。杉板の赤味の良い部分しか使いません。

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材料の選定も任せて安心なところ、そして、国産の木が沢山使えるのは、これもまた嬉しい限りです。

自然素材の良さで、
上部で長持ちの家になりますように・・・。


スリーブ確認

2011年10月07日 | a02監理_神奈川県S保育園新築工事

昨日は、構造担当も設備担当も参加出来ず
定例会議は見送り?というところでしたが、S保育園の現場に行って来ました。

ホールダウン金物やスリーブの確認を、打設前にしておきたかったからです。
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現場としては、任せてもらえればいいのにと思っているでしょうし
あまりうるさく言われたくないなぁというのが本音なのかもしれませんが
監理者としては、やはりみておかないとです。

結果は行って良かった。手直し部分はありました。

また、施工図でチェックし切れていなかった部分もあって、そこは再度指示を出しました。

施工側も完璧ではないし、設計者も見落としが合ったりするので、現場で一緒に確認するのはとても大事だと思います。

まぁ、ギリギリセーフ!というところですが・・・。

打設前の確認を重視するのは、後からの直しがなるべく少なく済むようにしたいからです。設計者としてはコンクリートをハツったりする(←壊すこと)のが嫌なんですよね。

現場というのは荒っぽくって、間違ったら、ハツってやり直しということもまぁ日常ではあります。(←あまり好ましいことではありませんが)

せっかく職人さんが作ってくれた物を出来た横から壊すと言うのが忍びないし、絶対に良い気が流れません。その後の事故や間違いにも繋がってしまうと私は思います。

なるべく事前に慎重に細かくみておくのが、結果的に現場のためにはなると信じて。また、うるさく(笑)チェックして行こうと思います。

余談:日が暮れてしまったので、全部のアンカーとスリーブは確認出来なかった!
ポイントチェックでしたが、後は現場の皆さんを信じてますよ~。よろしく!な気持ちで帰路につきました。