せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

森にいるような洗面室

2016年11月21日 | A05監理_東京都F邸改修工事
木部が美しいモミの壁が、さわやかに、
まるで森にいるような洗面室になりました。



改修工事で、水周りの木質化が完成しました!

「壁の珪藻土が剥がれてボロボロなの。塗り直しが必要かしら?」



10年前のマンション購入時にあえて、
自然素材でリフォームされた方からのご依頼。

珪藻土も実はピンキリな建築業界。
最初は、珪藻土のグレードの良いものを検討しました。

それでも、どうしても接着剤に化学物質が含まれて
住みながらの工事では、シックハウスを引き起こしかねません。
(もちろん基準はクリアしたものを使用しても)

壁は、、、、いろいろと悩みました。

費用面、工事のしやすさ、心地よさ。。。

などなど検討した結果、
初期費用が塗り直しよりややアップするくらいで
ずっと使えると、板張りにすることに。

珪藻土は、また剥がれてきますものね〜。
自然素材の宿命的な部分もあり。

床は、合板フローリングは冷たいからと、最初から無垢材をご希望。
ヒノキの上小節に決定。角には、木見切り。



(剥がれてこないってことは逆に化学物質が
接着剤に多く含まれている可能性も高いです。)

マンションの前面は防火の関係でできないので、
壁が傷んでいる腰壁部分と、入隅の装飾部分のみ
壁のコーナーは、どうしても擦れがち。木見切りをつけました。

全て東京の木の認証木材です。

住みながらの工事なので、木部の塗装にもこだわり自然塗装2回塗り。
早速、お使いになっての感想は、
「とっても気持ちよい〜」そうです。

毎日使う場所だからこそ、本物の木で
毎日を快適に!!

みなさまも一度、木質化をご検討されませんか?

ビフォーアフターの写真をHPに掲載中です!
こちらも合わせてご覧ください。
http://www.mk-ds.jp/works/2016/11/post-12.html
コメント
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