昨日は、講習会やスライド上映会等が重なり、イベントづいた一日でした。
会場を移動する合間に、県立歴史博物館に立ち寄り、「彩色立面図による日本の近代建築」展を、閉館ギリギリの滑り込みだったので、駆け足で観ました。
写真と並列して、建築家が描いた彩色図面が展示されており、簡単な解説がついているという展示。
歴史的建物が好きな人にはたまらない展覧会でしょう。
彩色画は、時に本物以上の迫力と存在感。
柱のふくらみがゆがんでいるなぁ、と詳しく観るとなんと線は手描きでした。定規を当てて描いた線ではなかったのです!
細かい手仕事に、唸りました。
久しぶりに図面を手描きしたくなりました。
線の強弱、影の付け方、色のグラデーションなど
いくらコンピューターとソフトの開発が進んでも、手描きの味にはかなわないものがあります。
線一本、一本の中に込められた想いが全然違います。
溜め息をつきながら会場を出ました。
手を動かすこと、図面に想いを込めること、忘れないでいたいものです。
最近は学生時代に勉強した建築用語や知識が、え~っと何だったっけ?と混乱したり。かといって教科書を開き直す時間的余裕はなし。ということで、これは便利。
知らないことも多々あり。脳のストレッチにはいいですね。持ち歩いて、電車の中で読もう!現役の学生さんにはまだまだ負けられませんよ~(笑)