せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

建築の彩色画に感動

2010年03月26日 | 模型・実験・見学・講習・イベント

昨日は、講習会やスライド上映会等が重なり、イベントづいた一日でした。

会場を移動する合間に、県立歴史博物館に立ち寄り、「彩色立面図による日本の近代建築」展を、閉館ギリギリの滑り込みだったので、駆け足で観ました。

↓会場の公式本を購入
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建物は現存するものとしないものあり。

写真と並列して、建築家が描いた彩色図面が展示されており、簡単な解説がついているという展示。

歴史的建物が好きな人にはたまらない展覧会でしょう。

彩色画は、時に本物以上の迫力と存在感。

柱のふくらみがゆがんでいるなぁ、と詳しく観るとなんと線は手描きでした。定規を当てて描いた線ではなかったのです!

細かい手仕事に、唸りました。

久しぶりに図面を手描きしたくなりました。

線の強弱、影の付け方、色のグラデーションなど

いくらコンピューターとソフトの開発が進んでも、手描きの味にはかなわないものがあります。

線一本、一本の中に込められた想いが全然違います。

溜め息をつきながら会場を出ました。

手を動かすこと、図面に想いを込めること、忘れないでいたいものです。

余談、、、

ミュージアムショップで、こんな本を見つけました。

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最近は学生時代に勉強した建築用語や知識が、え~っと何だったっけ?と混乱したり。かといって教科書を開き直す時間的余裕はなし。ということで、これは便利。

知らないことも多々あり。脳のストレッチにはいいですね。持ち歩いて、電車の中で読もう!現役の学生さんにはまだまだ負けられませんよ~(笑)

コメント
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