辞令交付式にて

2024年04月02日 | 日記・エッセイ・コラム

 新年度を迎えました。

 全国的に遅かった桜の開花も始まりました。

 昨日、ある社会福祉事業組織の辞令交付式に出席してきました。

 会場の正面に向かって椅子に座っている8人の新入の人たちの緊張が伝わってきます。組織の代表から各人に辞令が渡されます。

 私には遥か49年前にあったであろう辞令交付式の記憶はまったくありません。以来、新年度初日に行われる辞令交付式は私にはありませんでした。

 組織の代表の挨拶の後、来賓の挨拶を促され、私も幾人かの来賓に混じって挨拶をさせていただきました。

 一つ。この組織を利用する人たちに敬意を払って接してほしいこと。

 一つ。その人たちの人生に関わっているという自覚をもって職務に携わってほしいこと。

 一つ。地域を意識してほしいこと。地域は私たちのことをじっと見ています。常にこの地域にある組織、団体の職員であることを忘れないでほしいこと。

 そして、最後に、この組織を利用するその人たちを虐待せぬように、と。あなた方が好むと好まざる

とに関わらず、あなた方の存在はすでにその人たちをどうにでもできる立場なのだから。

 あなた方が何年ここに勤めるのかは分からないけれど、これらのことを大事に思い、与えられた職務

に励んでほしい、と。

 すると交付式の後、ある出席者から「厳しいことを言われますなぁ」と言われました。

 厳しくはありません。私の障害福祉関係の仕事に携わってきた長年(?)の体験、経験からの実感で

あり、総括なのです。

 ブログに向かうことが少なくなっておりますが、今年度も日々の時間の中で思ったこと、感じたこと

を拙くも綴ってまいろうと思います。

 皆様、新年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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「さらばさつき園園長室 障害者福祉の明日を語ろう」で検索可能です。

 

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