あおり運転、わき見運転、ながら運転、蛇行運転、誤操作運転、急発進・急ブレーキ……。
先日、前を走る車の蛇行運転に遭遇した。
夜間、高速道路のトンネル内を走行中のことだ。
走行車線を時速80㎞ほどで走行していた私は、どうも先行車の動きがおかしいことに気がついた。走行車線内をゆっくり右に左に蛇行しているようだ。危険を感じた私は、それを追い越したものか、このまま追走したものか、と悩み始めた。
しばらくすると、先行車の車体がゆっくりと左に寄っていくのが分かった。
「おい、おい、おい、おい」と私は思わず声を上げてた。
すると、左に寄りすぎてるぞと思った瞬間、先行車はトンネルの壁面に左ボディを擦り上げたのだ。「シャリーン!」という音がトンネル内に響いた。
その響きの中、車体が反動で、今度はセンターラインをはみ出そうに右に大きく振れている。
「ウオッ!」と叫んだ私は思わず減速している。時速60㎞くらいに一気に減速したかと思う。バックミラーで後続を確認すると、後続車もゆっくり減速していた。果たして、後続車にも先行車の蛇行が見えていたのだろうか。それとも車体がトンネルの壁面を擦り上げた時に響いた音を聞いて、何かを察知したのか。後続車は私の急な減速にもかかわらず、加速して追い越しをかけることもなく、私の車のあとを追走している。
しかし、もっと後ろの車たちは、急な減速を嫌ってか、追い越し車線を速度を上げて次々に私を追い越して行く。しかし、私は右に左に蛇行する先行車を見ていたので、追い越すことにも危険を感じていた。その瞬間、車がセンターラインを越えて蛇行してきたらと思うと、とても追い越す気にはならなかった。
時折、センターラインを越えそうになる先行車のあとを5㎞近く走ったかという頃、先行車は少し遅れ気味にウインカーを点滅させて、次のインターで降りて行った。私はホッとして大きく息を吐いた。
夜の高速道路は何事もなかったかのようにスムーズに車が流れて行く。
もしも、先行車がもっと激しくトンネルの壁面にぶつかっていたら、後ろを走っていた私はどうなっていただろうかと思うと、今でもあまりいい心持ちではいられない。
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