のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

藤の花

2024年05月11日 | 日記・エッセイ・コラム

 いよいよ12日の夜11時15分から鬼滅の刃・柱稽古編が放送されます。テレビがないのでテレビを持っている同級生宅に見に行くのですが、猫が三匹いるので付け届けを持って行かねばなりません。ちょっとお高いけれど、初回なので奮発してアジの干物を三匹買ってきました。そ・し・て、私は328円の海苔弁当の半額セールで今夜の夕食です。猫に貢献している自分がいとおしい。

 鬼滅の刃によると鬼は藤の花を苦手と空いているので、今日は鬼が克服できないお日様がカンカン照りの上、あちこちで藤の花が満開。藤の花大好きなクマンバチが飛び交ってました。

 山林にとって藤は目の敵で、こいつに巻きつかれて枯れてしまう樹木も多い。樹を伐倒するときに藤蔓が絡んでいるととんでもない方向に樹が倒れて事故の元。近くに見かけたら容赦なく藤蔓を叩き切る鬼のような木こりさん。

 手入れがおろそかになっている林は藤が絡んでいるので、藤の花なんかが咲くようでは笑いものなんですが、そういう林が増えました。杉林に一面の紫の花。まぁきれいな杉の花?なんて喜んでいるのはお花畑の方々で、こんなになっちゃぁ山林として終わってるぜ!ってのが我々の目線。

 小学校の時に通学路に雑木林があり、持ち主が手入れに入って藤の蔓を根元から切ってぶら下がった状態のものがたくさんありました。ターザンごっこが流行りまして、学校帰りにこの蔓にぶら下がって遊ぶのですが、2年上の児童が三人蔓にぶら下がって、崖から落ちる事故がありました。一人は足を骨折して、今でも足を引きずってます。

 この事故が起きて学校の廊下に「ターザン禁止!」の張り紙が張られました。

 高校の時、藤原道長が大嫌いな古文の先生の余談ですが、藤原氏を名乗り始めた中臣鎌足は百済の渡来人で、藤の様に木に巻きついて最後に枯らしてしまう下心を持って、帝に取り入り最後は乗っ取ろうという思惑で藤原を名乗ったと言ってました。

 まぁ、理数系クラスだったので国語のウェイトが軽いこともありましたが、砕けた話が多かったですねぇ。「女の柔肌、そのぬくもりを知らぬ若造に、日本の古典文学の奥ゆかしさはわかるまい。」なんて、古典のエロ話なんぞするもんですから、一生懸命授業を聞きましたね。男子高柔道部。女の柔肌ぬくもりとは真逆の境遇だったけど。

 対面授業のだいご味って余談にあるんだろうな。「ここ試験に出る重要なポイント」は試験が終わればきれいに忘れるが、余談は今でもおぽえているし、意外と人生の糧になっている。

 思い返せば余談・余禄のような人生だったかも?

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