自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

ネズミの骨格標本 プロセス

2023年02月14日 | 標本


ポリデントにつけると筋肉は少しずつ溶けます。一晩おいて、残ったものをピンセットで丁寧に除いていきます。この段階で下顎は外します。


頭骨内には脳が残っています。これを取り出すのは難しいのですが、頭骨と第一頚骨の間を、首を下げるように開いて後頭孔から細い針金を入れて脳をかき混ぜるようにしてほぐします。それでまたポリデントに入れて一晩おくと軟化するので、流水で流し出します。頭骨は厚さが1ミリの多分10分の1もありませんから、繊細な作業です。
この段階で前肢は脱離します。


場合によっては後肢も離れるので、胴体と頭、四肢、切れた場合は尾がバラバラになります。その状態で胴体を立体的に組み立てます。支えは発泡スチロールを切って使います。それから乾燥させます。
その後、頭、四肢を支えながらボンドで接着します。
それで乾燥したら、頭と腰に針金で支え棒を作って支えます。

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