自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

このブログについて 最新記事はこの下です

2017年08月01日 | ごあいさつ Greetings

   7月の青空 2016年 7月 津田塾大学

これは<扉>です。最新の更新はこの下をご覧ください。

 このブログは日々の自然観察などを紹介するもので、基本は野外で撮影した写真を主題に話題を提供しています。ときどき自然についての思いや、家族のことなども書いています。それから、歳をとって世の中の気にくわないことも多くなってきて、「がんこおやじ」でつぶやいたりもしています。たまにですが、「ことば」や「歌」について書くこともあります。
 2015年の3月で大学を定年退職したので、悠々自適の生活になりました。といっても自然観察に定年があるわけもなく、天気がよければ自然観察、雨の日は論文執筆、そして日々、分析や標本作りをし、ときどき講演にお招きいただいて話をしたりしています。これを私は「晴行雨筆」と呼んでいます。退職はしましたが、その年の秋にできた「麻布大学いのちの博物館」の活動のお手伝いをするとともに、この4月からは武蔵野美術大学の非常勤講師として生態学を教えることになりました。
 研究に関心のあるかたはこちら、「玉川上水の生きもの調べ」についてはこちらをどうぞ。このほか「がんばれナラの木」もあります。

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アファンの森

2017年07月21日 | アファンの森
今日はアファンの森に行ってきました。長野は涼しいと感じることが多いのですが、今日は東京並み(あるいはそれ以上に)く、山道を歩くのはかなりつらかったです。
 今日は日帰りでしたが、泊まるのはこのゲストハウスです。



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模型作り

2017年07月20日 | 玉川上水
玉川上水の常連である棚橋早苗さん(武蔵野美術大学非常勤講師)が高槻を観察した記録を書いてくださいました。こちら

その中で私が最近、紙粘土で模型を作っていることを紹介してくれました。立体をつくると、紙の上に描く絵というのがいろんな意味で悪く言えばごまかし、よく言えば錯覚を巧みに利用した約束事だということに気づきます。形をとらえることに数倍の注意力が必要だということがわかります。
 そういうことも考えますが、どちらかというと形のない粘土というものがだんだんそれに近づいていくプロセスに無心になれるよろこびがあります。
 8月1日に子供を対象に「玉川上水にはフン虫がいるよ」というイベントを予定していますが、そのときのためにこのあたりに一番ふつうなコブマルエンマコガネという糞虫の拡大模型を作りました。わりとよいできで、これは子供たちがよろこびそうです。


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玉川上水の本 出版

2017年07月19日 | 玉川上水

玉川上水の本の出版が決まりました。書名は「都会の自然の話を聴く」、副題が「玉川上水のタヌキと動植物のつながり」です。内容は観察会の記録、調査の内容、それをもとに都会の自然について考えたことなどです。
 彩流社さんのご厚意で、以下の条件で入手可能になりました。
・ 定価(消費税込み)の2割引き、2冊以上お買い上げの方は送料サービス(予価2300円ですので、このままいけば、税込価は2484円、2割引だと1987円)
・お申し込みの際は、高槻に紹介されたとお伝えください(電話、メールでも可)
・もちろん書店注文、アマゾン経由でも入手可能です。



以下、長いですが「まえがき」です。
 
 東京西部の空中写真を見ると、灰色に見える市街地が広がり、その中にところどころ緑色の塊りや、茶色の楕円形などが見えます。緑の塊りは雑木林で、茶色の楕円形はグランド、四角い学校の校庭なども見えます。薄緑のなかに白い丸や線があるのはゴルフ場でけっこう広いものです。こういう空中写真は都市郊外ではどこでも同じようなものですが、東京西部の場合、細い緑の線が東西に走っているのが目にとまります。実はこれは玉川上水という運河で、この本はこの玉川上水の動植物について書いたものです。
 この「細い緑の線」を空から眺めながら想像を働かせてみることにしましょう。江戸時代の初め、武蔵野台地と呼ばれるこの辺りに人は住んでいなかったそうです。だから空からみても緑色の林が広がっていたはずです。そこに玉川上水が掘られました。1653年といいますから今から360年ほども前のことです。これは江戸に水を送るために作られたのですが、同時に途中の土地に農業用水をもたらすことになったので、緑の台地に人が住むようになり、道ができ、集落ができました。そして農業が始まったために、林が切られ、畑が作られました。こうして空から眺めると緑の林が減り、茶色の畑が少しずつ増えて行きました。とはいえ、畑と雑木林が広がる景色は18世紀、19世紀、20世紀とそれほど変化しませんでした。19世紀末に中央線ができて沿線は徐々に変化をし始めましたが、少し北の玉川上水がある辺りではそれほどの変化は起きませんでした。この本の舞台となる小平辺りも畑と雑木林が広がり、太平洋戦争が終わってしばらくは富士山がよく見えたそうです。ところが1960年代に都心からの人口が爆発するように周辺に広がり、あっという間に畑が住宅地に変わっていきました。空からの景色でいえば、緑と茶色が減って市街地の灰色が広がって行きました。江戸時代からの景色を「早送り」するとゆっくりと緑が減り、茶色が広がってしばらくは同じような配色の景色が続きながら、最後のところで急に灰色が増え、緑や茶色が失われて行ったということになります。その中で玉川上水の「細く長い緑」はかろうじて保たれてきました。そこはすみかであった林を奪われた動物や植物たちの最後の逃げ場になったのです。
 さて、私は仙台で学生生活を過ごしてそのまま大学の研究者になり、40代になって東京に来ました。東京で接した自然は私には貧弱なものに感じられました。しかし、たまたま玉川上水のすぐ近くに住むことになり、上水沿いを散歩したりするようになって、次第にその魅力に開眼してゆきました。
 2015年に大学を定年退職しました。現役時代にも少し玉川上水の植物の調査をしたことはありましたが、なんといっても研究、教育に忙しくて、玉川上水は横目で眺めながら「退職したら調べるぞ」と思っていました。退職し、晴れて玉川上水の調査ができることになったのですが、ちょうどそのタイミングに、彩流社の出口綾子さんから、なにか命についての本を書いて欲しいと依頼がありました。私は前に書いた「動物を守りたい君へ」(岩波ジュニア新書)に野上ふさ子さんの『いのちに共感する生き方』(2012)を引用したのですが、野口さんの本は出口さんが編集したもので、そのことがあって私に声をかけてくださったということでした。それなら玉川上水のことは書けそうだと思い、お引き受けしました。
 玉川上水の動植物の観察活動は今後も続けるのですが、ひと区切りをつける意味で、その1年ほどで見聞きしたこと、明らかにしたことをまとめてみました。その過程で強い確信を持ったのは、都市にすむありふれた動植物の暮らしの中にも実にすばらしい命のほとばしりがあり、彼らの話は聞こうとする耳を持ちさえすれば聞けるのだということでした。この本では、観察会の中で交わした会話、調べてわかったこと、その過程で思ったことを表現してみました。
 大自然然の中で本格的な調査をする人も多勢おられますが、この本で扱ったのは都市のささやかな自然に生きる動植物のことです。こういう動植物についてどういうことが調べられるのか、それにはどういう意味があるかということも考えました。そのことが、都市に住みながら自然に興味をもつ多くの人の参考になれば幸いです。
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だいちゃんのたんじょうび 2

2017年07月18日 | 家族
だいちゃんはついこのまえ片言を話すようになったと思っていたのに、なんだか会話になるようなことば使いになってきました。大人が「こうこうなんだよ」というと「へぇー」とうまいタイミングで返したりするので大笑いです。単語ではなく、パターンを覚えていくのですね。
 不思議なのは誕生日が自分のものだというのをどうしてわかるのかということです。いずれにしても「今日はぼくのたんじょうびだ」とわかっているみたいでした。
 夕食のあと、いよいよケーキです。電気を消して、2本のろうそくを消します。



 でも息を吹く意味がわからないみたいで「ふー」という声は出すのですが、息が出ていないのでちょっと苦戦していました。

 そのあとはプレゼントの時間で、いとこがいろいろ準備していたようです。手作りのもの、お手伝いをして貯めたお小遣いで買ったものもありました。


プレゼントにもらった本をほどく


おばちゃんから「どうぞ!」「ありがとう」



なかでもうれしかったのはミニバスだったようです。この夜はミニバスをギュッと抱いて眠ったそうです。

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だいちゃんのたんじょうび 1

2017年07月17日 | 家族
6月のはじめに2歳になっただいちくんの誕生日をしました。いとこたちが集まってお祝いです。4年生のしゅうくんが本を読んでくれるので、4歳のたくまくんと今日の主人公のだいちゃんが聞き入っています。



まだ8ヶ月のこうたくんは、まだ立ち上がる前の段階で、このころは背中を弓なりにそらせて上を見ます。骨もやわらかいみたいですごい角度にのけぞります。だいちゃんも片言なのに、なんとなく会話がなりたっているみたいでした。




こうちゃんはおっとりくんで、めったに泣きません。よくふとって重いこと、重いこと。

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ホタルブクロ

2017年07月16日 | 玉川上水
 ホタルブクロを続けます。この花はまちがいなく大きくて、花序としてこのくらいのものはよくありますが、ひとつの花でこれだけ大きいのは少ないと思います。そのたおやかな感じが好ましく思います。ガクがそりかえったところとか、葉のきちんとしたようすも好ましいと思います。
 きのうの記述でCampanulaが学名だといいました。そしてキリスト教会の鐘という意味だとも。まちがいではないのですが、私は調べもしないでこれが宮沢賢治のカンパネルラそのものだと思っていました。学名はラテン語ですが、カンパネルラはイタリア語、どちらもラテン系だから方言くらいの違いでしょうが、Campanellaで、スペルも少し違います。パガニーニにラ・カンパネルラというバイオリンの名曲がありますが、これもイタリア語です。
 鐘も、きっと古い中国からヨーロッパにもたらされたのでしょうが、アジアではお寺の鐘のように大きくなってゴーーーンと腹にしみるような音になり、ヨーロッパではカランコロンと平和を示すようなのどかな感じになったのはおもしろいことです。どちらも静かな集落や町に響いて住民がみんなさまざまな思いで聞いたのだと思います。みんながいっしょにしかし別々の場所で聞くということが一種の心理効果をもたらすのだと思います。そういう意味では今は録音で学校のチャイムが流れたりしますが、よく音程がよくなくて下がったりします。人の耳というのは不思議なもので、とてもすぐれた再生音でも、本物と違うということはわかるものです。でも現代社会ではほとんどの音楽が再生音になっています。それがあたりまえのようになっているのですが、ときどき駅などでナマの演奏を聴くと、遠くからでもホンモノだとわかります。逆にいうと、こどものときからホンモノでない再生音の、それも音程の悪いのを聞かせ続けるというのはいかがなものかなとも思います。
 カンパヌラが長くなりましたが、津田塾大学のグランドのわきに、まとまったホタルブクロの群落があり、玉川上水のが白い花なのに対して淡紅色で、背景もグランドなのでなかなかきれいでした。


津田塾大学のホタルブクロ(2017年6月12日)
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6月の観察会 ホタルブクロ

2017年07月15日 | 玉川上水
ホタルブクロが咲くタイミングで、スジグロシロチョウが吸蜜にきていました。



花が開くと学名のCampanulaのとおり、教会の鐘のような形ですが、その直前は昔懐かしい紙風船のように閉じています。この閉じた栗が成長にともなって音もなく開くのでしょうが、私はなんとなく口が開くときに

「ポッ」

と小さな音がするような気がします。



そんな説明ともつかない説明をしたと思います。

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6月の観察会

2017年07月15日 | 玉川上水
結果をいうとここの林の木を測定し、断面積を計算すると30m2/haほどになりました。これは雑木林の平均的な数字といってよいものです。20m四方の調査区は1時間たらずでおわり、記念撮影をしました。



そのあとで種数面積曲線を求めるための調査をしました。一角を決めて、そこから次第に面積を拡大していくと、少しずつ新しく出る植物が増えていきますが、面積の拡大に比べるとその増え方はしだいに頭打ちになってきます。そのパターンを場所ごとに比較することで多様性がわかります。そのデータをとるための調査ですが、出てくる植物の性質や形態などの説明をしました。



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6月の観察会 1

2017年07月14日 | 玉川上水
今年の観察会は林の調査に力を入れており、6月も毎木調査をしました。


調査した保存樹林

巻尺の張り方、木の測定の仕方などを説明し、だんだんなめらかにできるようになりました。





巻尺を張っていたら男の子が興味を持ったらしく寄ってきた話をしました。



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