自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

このブログについて 最新記事はこの下です

2017年06月01日 | 玉川上水

   エゴノキ 2002年 5月 玉川上水

 このブログは日々の自然観察などを紹介するもので、基本は野外で撮影した写真を主題に話題を提供しています。ときどき自然についての思いや、家族のことなども書いています。それから、歳をとって世の中の気にくわないことも多くなってきて、「がんこおやじ」でつぶやいたりもしています。たまにですが、「ことば」や「歌」について書くこともあります。
 2015年の3月で大学を定年退職したので、悠々自適の生活になりました。といっても自然観察に定年があるわけもなく、天気がよければ自然観察、雨の日は論文執筆、そして日々、分析や標本作りをし、ときどき講演にお招きいただいて話をしたりしています。これを私は「晴行雨筆」と呼んでいます。そんな中でこの4月からは武蔵野美術大学の非常勤講師として生態学を教えることになりました。美術系の学生さんに生態学の話をすることで何が生まれるか楽しみです。
 研究に関心のあるかたはこちら、「玉川上水の生きもの調べ」についてはこちらをどうぞ。このほか「がんばれナラの木」もあります。

最新の更新はこの下をご覧ください。
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卒業生 3 早春の花

2017年05月25日 | 玉川上水
その日、まだ春も浅く、注意深い人でなければ花があるのに気づかないほどでしたが、いくつか気づきました。ニワトコはいち早く葉を出し、花も早く咲かせます。


ニワトコ

これなども気づきにくい花です。

ヒトリシズカ

スミレが2種ありあました。

タチツボスミレ


マルバスミレ

それから
キイチゴも2種ありました。

カジイチゴ


モモジイチゴ



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卒業生 2 監視所

2017年05月24日 | 玉川上水
玉川上水駅から少し歩くと、小平監視所というちょっと怖そうな名前の場所がありますが、囚人を監視するのではなく、上水の水の状態を監視する場所という意味です。それまで玉川上水を見下ろし、水面ははるか下のほうなのに、そこでは階段があって水面まで降りられるようになっています。そこに降りるとまったく違う感じの上水が見えます。

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卒業生 1 壁画

2017年05月23日 | 玉川上水
去年から現役時代に働いていた麻布大学の卒業生とときどき玉川上水の散歩をするようになりました。卒業後数年たったので、皆さん社会人になって忙しくしていますから、どうしても来れないという人もいるのですが、無理のないところでのんびり緑の中を散歩するのもいいだろうということで続けています。今年の春は4月9日ということにし、小平駅の近くのちょっと感じのよいレストランでお昼を食べ、小平駅で玉川上水駅まで移動し、そこから東に歩いて鷹の台までというコースにしました。小雨が降っていました。
 小平の駅前に近づくと、武蔵美の棚橋さんたちが描いている「壁画」が完成に近づいていました。ちょうど棚橋さんもいて、卒業生たちは「わあ、かわいい」とかいいながらよろこんでいました。この学年には絵が好きな人が多いので、もりあがりました。
 街を歩いていて知人に出会い、ことばを交わすなんて、私の地元に根が生えてきたなと思いました。



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雑草

2017年05月22日 | 植物 plants
自宅の近くに梅の林があります。そこにユゲショウやハハコグサが咲いています。ほかにもキツネアザミやナガミヒナゲシも混じっています。ハハコグサは在来の野草ですが、ほかのものは外来の雑草です。ありふれたたくましい雑草たちで、ひとつひとつを見ればさほどきれいとも思えないものばかりですが、こうしていっしょに生えていると、色の組み合わせのおもしろさでなかなかきれいなものです。


2017.5.16
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紙粘土 展示模型2

2017年05月21日 | 研究など research
 私は絵を描くことが好きで、いつでも紙と鉛筆があれば何かを描いているくらいですが、今回立体を作ってみてむずかしさが全然違うことがわかりました。描くということはイメージを線や色で「固定」することです。イメージと違うものを修正し、これでよいと「固定」するわけです。その「固定」の可能性が2次元の紙の上ではある程度限定的ですが、これが3次元になると飛躍的に可能性が大きくなり、「固定」がむずかしいということです。
 四肢骨はその可能性が小さく、いわば円柱を多少変形するくらいだから作りやすかったです。それを真っ白な紙粘土で作り、形が決まったら水彩絵の具で彩色します。絵の具を思い切り薄く水で溶き、重ね塗りをし、濃淡をつけます。そうするとけっこうホンモノらしくなります。
 頭骨は難しかったのですが、頭骨は頭頂骨とか鼻骨などのパーツが組み合わさっており、接合部分が「縫合」といって複雑にかみあわされています。その線も筆で丁寧に描いて、その上をほとんど水だけのようなうすい水彩で重ね書きをすると、縫合線がありやなしやのようになり、リアルになりました。
 歯は別に作ってボンドでつけました。歯は、歯と歯のあいだに色をつけてホンモノらしくしました。

 これらを何人かの人に見せたのですが、ホンモノだと思い込んだ人がいました。これまでも描いた絵をみてほめられたことはありますが、このときは「うまいね」ではなく「え?ホントの骨じゃないの?」と言われました。骨のことを知らない人は単純にだまされたのですが、愉快だったのは、ちょっと骨のことを知っている人が部屋の隅においてあるこの模型をみて
「ネズミの骨みたいだけど、デカいので、こんなネズミいるのかなあ、どこか外国産のものかなあと思ってたんだよ」
と言いました。知らない人よりダマされの程度が深かったというわけです。
 で、思ったのは、贋作作りは、金儲けということもあるけど、それだけでなく人がダマされたのを見ることが楽しいということもあるのではないかということです。きっとそうです。
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紙粘土 展示模型

2017年05月20日 | 研究など research
 子供のおみやげ用につくった簡単なタヌキと、もう少し丁寧に作ったタヌキとカモシカを紹介しました。小さなタヌキは1月に、リアルなタヌキとカモシカはこの5月に作りました。実はカモシカなどは副産物で、4月の末にあるものを作り始めました。

 麻布大学いのちの博物館の次回の企画展示は「フクロウの運んできたもの」で、展示にフクロウの主食であるネズミの骨などを使います。ただ、なんといってもネズミは小さいので、拡大模型が必要と考え、紙粘土でネズミの骨の模型を試作中です。外注すれば高いというだけでなく、不正確になることが避けられないので、自作することにしました。
 私たちが子供の頃(大昔)のものと違い、いまの紙粘土は扱いやすく、絵の具もよく乗ります。彩色するとぐっとホンモノらしくなりました。
 写真はハタネズミの頭骨と下顎骨で、初めてにしてはまずまずのものができました。骨のつながりは絵の具で描いています。また歯は別に作って接着しました。頬骨のデリケートさはむずかしく、うまく表現できていません。頭骨の大きさはホンモノの10倍以上あり、タヌキのものと同じくらいの大きさです。


ハタネズミの頭骨と下顎骨(模型)


左から大腿骨、脛骨、上腕骨、尺骨     


肩甲骨(左)と寛骨

 といっても大きさの感覚はわからないと思うので、模型とホンモノを比較してみます。


ホンモノと模型、下顎骨


ホンモノと模型、大腿骨と尺骨


つづく
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紙粘土 ことのおこり

2017年05月19日 | 研究など research
タヌキの人形のところで、「とあるきっかけで紙粘土を使った」と書きましたが、それは津田塾大学で子供むけのタヌキの糞探しというイベントをおこなったときのことです(こちら)。野外でタヌキの糞をひろったりしたあと、子供たちに何かおみやげをあげて思い出にしてあげたいと思いました。それで、小さなタヌキの人形でも作ってみようと思いました。紙粘土で作ってみてうまくいけばよし、うまくいかなければスケッチでも描こうと思っていました。適当に形をつけてみたらそれらしいものになったので、絵の具で色をつけました。いま思えば絵の具をべたっと塗った無芸なものですが、「ああ、作れるんだ」と思いました。それをきっっかけになったのですが、今回は、毛をうすい絵の具を重ね描きして、少し上達しました。


子供のおみやげに作ったタヌキの人形

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紙粘土 カモシカ

2017年05月18日 | 研究など research


カモシカも作ってみました。タヌキよりさらに足が細いので、ちょっとむずかしかったのですが、あれこれ試してなんとかなりました。木彫なら「掘りすぎ」が許されませんが、紙粘土は追加できるので安心です。耳と角は別につくってノリ付けしました。

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紙粘土

2017年05月17日 | 研究など research
これは私が作った紙粘土のタヌキです。



実は私は子供のころ、粘土がきらいでした。手がベトつくし、なにかいやな匂いがしたからです。色も灰色で、好きになれませんでした。ですからその後も粘土を使ってみたいと思ったことはありません。ところが、ふとしたことで紙粘土を使うことがあり、驚きました。真っ白できれいだし、軽くて、さわっても気持ちがよく、もちろん無臭です。そして乾燥すると固まって水彩絵の具がきれいにのります。
 そんなことがあってタヌキを作ってみました。作ってみてわかったのは、脚がむずかしいということです。形を再現するのもむずかしいのですが、紙粘土は形を整えるときは柔らかいので、そのままでは立ちません。そこである程度実際よりは太めの脚にし、半乾きになるまではよこにしておくことにしました。
 ある程度乾燥したら、水彩絵の具を薄めに溶いて筆で毛並みに合わせて着色します。まずまずのものができました。
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