ふるさと

長年東京でくらしているうちにケヤキが好きになっていた。

いろんな場所でよく見かける。

桜の頃の芽ぶきの色は赤ッポかったりグリーンだったりと木によって違うのも楽しい。

紅葉も木によって違う。

一週間たっていってみたらキレイな新緑になっていた。

ゆったりと大きく四季の表情が豊かだ。

私の田舎の愛媛県では見かけない。

すっきりとした東京の青空をを見上げながらしっとりと表情のある愛媛の空が懐かしかったように田舎に帰るとケヤキを懐かしく思うのだろう。

自然が体の中へ入った場所をふるさと言うのなら東京が第２のふるさとになっていた。

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