不忍池の辺にある下町風俗資料館へ行ってきた。
戦前の下町にある下駄屋や銭湯、駄菓子屋を再現していて部屋に上がる事が出来る。
駄菓子屋の居間には縁なしの畳の上に丸いちゃぶ台が置かれ、ふきんの下にはお茶のセットがあった。
後ろの着物がイッパイはいるタンスには夏物が入っていた。
10月になると冬物に変わるらしい。
女性が上がってきたので一緒に袋とだなをあけるとユタンポや火鉢、コタツ、アイロンなぞが入れられていた。
なんとなく楽しくなり電灯がともる丸いちゃぶ台の下チクタクと時を刻む柱時計の音を聞きながら彼女と話込んでしまった。
「こんな家に住んでいるとアトピーになんかならないですネ」と言うと「今の建物は脳みそまで吸い取られカサカサになる感じよネ」と返ってきた。
銅壷屋さんの居間でも火鉢の中にセットされた職人が作った銅製のお燗道具を見ながら丁寧に作った道具を大事に使ってゴミなんてあまり出ない生活だったころの話をして、使い捨てのゴミが出る社会にしておいて「地球に優しく」なんていう風潮を2人でなげいた。
子供のころ遊んだと同じおもちゃが有った。 (遊んだ後は元に戻してください)と書かれていたので遊んでみた。 7月からハスの花見物に来ているが今回が一番華やかに多く咲いていた。 去年の今頃はあまり咲いてなかったのに・・・。 (写真はクリックすると大きくなります)