観察月日 2018. 1.21.晴 8℃
観察場所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
今月は、ささやかな 期待と不安 が入り混じっていた。
先月は、12月だと言うのに ヒロバヒナバッタ の群れは元気
に動き回っていた。「あれから1ヶ月、寒い日もあったし、雨の
日もあった」そんな事を頭に描きながら、その場所に行ってみ
る。数は少なくなったが、元気に跳ね回る様子を見て、皆の顔
が明るくなった。
薄雲が出たが、草の上に温度計を置いて見た。20℃以上は
ある。風もなく、陽が強ければ30℃の夏日の温度はありそうだ。
日中の蓄熱と夜間の放射熱を受けていたのだろう。
先月は、センダンの実にヒヨドリは殆ど飛来せず静かであった。
今日は、賑やかにヒヨドリがやって来ては、実を啄んでいる。実
は熟しヒヨドリに運んで貰いたい時期が来たのだろう。今度は、
ヒヨドリがどんな運び方をするのか、みんなで見てみよう。
針葉樹の枝先に居るカメムシを見付けた人がいた。形からして
イネ科の植物で実の汁を吸っているのを見掛けるクモヘリカメム
シかと思ったが、ミカン等に居るオオヘリカメムシであった。越冬
に入っていてもいい時期なのに葉上とは何故なんだろう。不思
議なものだ。
この後、谷戸の観察路を歩き、ハンノキの雄花が花粉を散らし、
先日の雨で葉が生き生きとしたヨゴレネコノメソウを見たり、水辺では
ダイサギが水面を見つめ、中でも観察者を喜ばしたのは、ルリビタ
キの♂が餌を啄む様子を長い時間見せてくれ、その上、ルリビタキ
の♀も姿を現した事であった。
ヒロバヒナバッタが元気で ほっとした。
オオヘリカメムシが何故 不思議。
センダン食堂は ヒヨドリの客で大賑わい。
ハンノキは 花盛り。
ヨゴレネコノメソウ。
ダイサギ。
ルリビタキ♂。
ルリビタキ♀。
ミニ観の参加者
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