足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1103 ~ モミジバフウ の 幹に生えるコケをルーペで見る ~

2012年11月29日 | 植物

モミジバフウは高木だ

並木に植えられている

太くなった幹にはコケがぎっしりと

小さな小さな粒が集まっていて 気になった

ルーペで見ると

花の蕾の集まりに見える?

イクビゴケのだ

もう少し拡大 の高さ約5㎜

次は 橙紅色の粒が 肉眼でどうにか見える大きさ

何やら 筒状の花に見える?

こんなにも美しい があるものだ ”ヒナノハイゴケ”だ

観 察 月 日  2012.11.18.晴 15℃

観 察 場 所  厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)

 最近観察会で一緒に歩いている女性の中に、コケがあると立ち止

まる人のいる事に気付いた。覗き込み、手を触れたりしては、「きれ

いね」「感触がいいわ」などと呟き、中にはビニール袋に採取する人

もいる。

 “山ガール”は呼ばれて久しいが、“コケガール”も静かなブームに

なっているのだろうか。

 「このコケ、が揃っていてきれいですよ」と教えてくれたのはRさん

で、先程からモミジバフウの幹をルーペで覗き込んでいた。

 日当たりのよくない幹は、緑の色と明度が少しづつずれたコケで覆

われている。10種以上のコケが生育しているのだろうか。コケに興味

を持たない人でもが出揃った美しさを見れば、“コケガール”に誘惑

されてしまうだろう。

 コケは顕微鏡の世界で難しいが、ルーペでなどその特徴が解る種

類もある。Rさんがルーペで覗いていたコケの中に橙紅色の咲いた花の

様に見えたのは“ヒナノハイゴケ”で、の柄が極短く花の蕾の様に見

えたのは“イクビゴケ“(猪首苔、猪の首の様に柄が短い)であった。

 コケは、地球上の植物を、そして動物の、勿論私達人間の生命を繋い

でいる重要な生物なのである。

 * No. 1105 を見てください

 


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