塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アディダスが求めるより迅速な決断

2017-10-13 16:30:59 | 日記
 2017年の今は車も服もレンタルできる、都合の良い時代となりました。

 物を持ちたくないという心理がよくわかりますし、物が少なければ清掃も整理も簡単ですよね。

 一方でこれだけ自然災害が多く、いつどこで天災に襲われるのか判別がつかない今、物を少なくしたいと思う気持ちはよくわかります。

 それでも僕はレンタルもシェアもしませんが。

 今、特に衣料品業界で注文服の以来数が増えているのは、店舗が在庫を持つ必要がない

 「オン・デマンド」

 であるためと言われています。

 お客から注文がきて初めて製造に取り掛かる、店舗も在庫も持たないために仕立て料金も控えめということで、オンラインで受注する利用者は右肩上がりで上昇していると聞きました。

 先日の日経新聞においてアディダスCEOであるカスパー・ローステッド氏が、黒の靴を手に取りインタビューに答えています。

 アディダスは1993年以降、生産拠点をアジアに移す
 人件費の安い国で同じものを大量に生み出す「マスプロダクション」で利益を追求してきた
 しかし3Ⅾプリンターを利用し、本国ドイツ生産が可能となる
 「スピード・ファクトリー」という新しい工場を建設し、通常1年以上は必要な靴の生産を、顧客の要求にこたえ、数日から数週間で届く形を提示

 このスピード・ファクトリーは世界中から見学者が殺到しているとのことで、スポーツシューズも
  
 「オン・デマンド」

 の形が鮮明となりつつあるようです。
 
 アディダスは2014年のワールドカップでバトル・コレクションを契約選手に提示し、ホスト国であるブラジルを支援するナイキよりも多くの使用率を生み出しました。

 一方で今後は生産体制を見直すことで、迅速な応対を目指す形を整備してゆくのでしょう。

 過去にナイキがフューチャー・オーダーと言いまして、小売りからリクエスト数のも生産するという体制をとりましたが、コンピュータの発達が労働環境も劇的に変化させようとしています。
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全ての人間が欧州を目指す理由

2017-10-13 16:15:11 | 日記
 世界各国で生じる難民は、欧州を目指します。

 それはアフリカ大陸の宗主国が欧州に集中していること、彼らがアフリカ大陸に進出し、現地で搾取と教育という矛盾する支配を行った際に

 「キリスト教的平等」
 「博愛、人権など啓蒙的価値観」

 を与えたためです。

 ですからアフリカ諸国の難民が欧州を目指すのは当然の帰結であり、イラクやシリアの難民が地理的に近いトルコを経由してドイツを目指す観点とは意味が違います。

 ミスター・トランプが米国大統領に就任した際感じたことは

 「果たして大リーグのスカウトたちは、日本やメキシコ、ヴェネズエラなど外国籍選手をどのように扱うだろうか」

 というものでした。

 メキシコは日本同様野球、サッカー、そしてアメフトも人気であり、野茂投手以前、ドジャースの外国籍投手と言えば

 「フェルナンド・バレンズエラ」
 「祖国メキシコのファンが、ドジャースの試合に大注目」

 という形で、メキシコとの国境に壁を作ると息巻いた大統領の発言とはことなる、牧歌的な空気が流れていました。

 大リーグのスカウトはいつも中米にスカウトを派遣していますから、現在の状況は凄く厄介だと思ったんですね。

 サッカー選手もアジア、オセアニア、南米の選手は常に欧州を目指します。

 それはリーグのレベル、運営が優れているだけでなく

 1・イングランドというフットボールの母国の存在
 2・最先端の医療技術、練習方法がそこにはある
 3・監督、広報、アシスタント・コーチ、そしてドクターに至るまで、高い技術水準を持つ

 ためで、学んだ事柄を自分だけでなく自国に還元できるためです。

 ただ、難民が移住先の雇用を奪うという危機感があるように、欧州サッカーでも同様の論議はプレミアを軸に常に存在しましたよね。

 移籍金の高騰も含めて、常に欧州を目指す姿は変化するように思いますし、逆にJリーグが受け皿に名乗り出る、良い機会かもしれません。

 中国よりも観客の熱気が高く、高い安全性と交通機関の充実、そしてダ・ゾーンの資金力がかみ合いつつある今が良い時期と感じます。
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別角度から見るサンフレッチェの印象

2017-10-13 01:56:11 | 日記
 森保一氏に五輪代表を一本化できたのは、サンフレッチェの成績低迷の責任をとるために辞任したという、協会からはある種の棚ぼた、広島ファンからすれば残念な形による結果でした。

 僕が言うのもおかしい話ですが、佐藤がグランパスエイトへ、ピーター・ウタカがFC東京へ移籍したことで、森保監督が思い描く攻撃が難しかったのか、と想像します。

 MLSから工藤を獲得するなど、広島首脳陣も補強を迅速に行いましたが、過去5年で3度の優勝を誇るクラブが、研究されないわけありませんしね。

 1994年のファースト・ステージで優勝した際、実はサンフレッチェは確か、最も警告の少ないクリーンなクラブとして報道されたはずです。

 当時はチェコ代表として活躍したハシェック、韓国代表ノ・ジュンユンなど外国籍の選手も個性派ぞろいでしたが、彼らもまた

 「警告の少ないクラブとしての誇り」
 「地方クラブがヴェルディというビッグクラブと戦うこと」

 に闘志を抱いていたに違いありません。

 また1974年のオランダ代表の主軸であり、名門セルティックを率いていたヴィム・ヤンセンが指揮を執るなど、サンフレッチェの歴史は他のクラブから見ても、非常に興味深いと言えます。

 Jクラブはどのカテゴリーでも育成を大切にしていますが、サンフレッチェは特に地元との懸け橋という意味で、アカデミーを大切にしている印象を受けます。

 その代表例が森崎兄弟でしょうが、今後は育成と外国籍選手の獲得だけでなく、森保監督のように

 「下駄を長期預けられる人物」

 を監督に招聘する必要があります。

 そのためには今季、是が非でも残留が必要となるのは間違いありません。
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東京五輪に向けて森保体制が発足へ

2017-10-13 01:26:53 | 日記
 今まで気軽に「ポイチ、ポイチ」と呼んでいた元同僚、代表選手もこれからは呼びかける際は緊張するでしょうね。

 何しろ呼び掛けていた相手が昨日から

 「森保一東京五輪監督」

 という日の丸を背負い、ホスト国日本がいかに金メダルに近づけるかの全権を担う立場になったわけですからね。

 僕は今回の五輪代表監督の誕生と共に、忘れがちな論点を再確認してゆくべきだと思います。

 五輪に出場しても

 1・管轄がIOCであるため、常にクラブと代表監督が招集選手でもめる 
 2・オーバーエイジの選出とその選出方法
 3・海外遠征を含む強化方針

 は常に先送りとなっていました。

 リオ五輪、もし初戦のナイジェリアに4-5という打ち合いにならなければ、日本は上位進出が出来たと思うのです。
 
 それは手倉森監督が選んだ選手たちの潜在能力が非常に高かったこと、言い換えれば

 もっと事前に骨のある試合を組んでいれば
 欧州遠征が毎度お馴染みのトゥーロンだけでは物足りない

 という側面があったはずです。

 今回ばかりはJクラブも日本の威信をかけた大会で選手の歌詞代に協力するでしょうし、例えば堂安のように既に海外でプレイしている選手を呼ぶには、協会の力が試されます。

 森保体制は今年の12月、タイ遠征から始まると聞きました。

 予選が無いホストという立場でどう強化してゆくのか。

 アジア諸国は日本という強敵と戦わない事を、メリットとして感がるかもしれませんが。

 
 
 
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