塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今は無き代理店展開とサッカーブランド

2016-05-10 01:01:49 | 日記
 アディダスはデサント
 プーマはヒットユニオンとコサ・リーベルマン
 ロットは明日香商事
 アンブロは株式会社アクロス

 1990年代当時は現在とは異なり、各社が日本法人でビジネスを展開するよりも、代理店を通じての販売と展開が主流でした。

 例えばデサントは今、アンブロの他にル・コックの権利も得ていますが、アディダスを手放すことに未練はなかったのか、尋ねてみたいものです。

 少なくともアディダスとの契約があれば

 1・日本代表への支援
 2・多くのJ1、J2クラブへの支援
 3・今はアンダーアーマーだが、読売ジャイアンツとの提携

 というビジネスもできたのですが。

 逆にアディダスの存在は大きすぎたのでしょうか。

 前回お話ししたイタリアのヴァルスポルトは、イタリア国内でも名手の中の名手としか契約しないことで有名で、2000年代には

 イタリア代表MFフィオレ
 フランス代表FWニコラス・アネルカ

 と契約し、日本では大手スポーツ店のB&Ⅾが、独占販売権を得ていました。

 他にも1994年ワールドカップで一斉を風靡したランゼラのように、今サーチエンジンで探しても、思うように情報が確認できないブランドも数多いですね。

 法人を立ち上げる
 代理店との強固な販売体制

 これらがあっても商売がいかないときは、その国の風土や価値観も影響しているように思います。
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時代を感じる1990年代のサッカー用具

2016-05-10 00:39:11 | 日記
 1990年代前半のサッカー雑誌を見ていると、今はもう見られないハイテックにクロノス、ヴァルスポルトなど、多彩なスパイクが確認できます。

 勝手な意見だと承知していますが、選手が皆同じブランドを履いていても、僕はつまらないと考えてしまうのです。

 例えば全盛期はリーボックを愛用していたバティストゥータが、駆け出しのころはクロノスを愛用していたことを知る方、今は少ないでしょうね。

 またチリ代表の英雄であったサモラノは、ロットにケルメと通好みのスパイクを履いていたものです。

 スパイクの配色と素材は、2016年の今は本当に花盛りです。

 当時は合皮でも本革でも黒の配色しかなく、各社はその中で技術とデザインを競っていたものです。

 ちなみに日本スポーツ出版が企画した「ワールド・サッカーガイド92-93」では、サッカーに縁のないコンバースも

 「エナジーウエーブが走りを変える」

 という広告を出している事が興味深く感じられます。

 ちなみにこの時代は

 バルセロナはメイハ・スポーツ
 日本代表のように、アディダスと契約しているクラブは、肩のビッグ・ストライプスが特徴のジャージを着用

 という、懐かしさを感じさせます。

 パトリックはプラティニが愛用していた「リバプール」を、本国フランスで再生産しますが、改めてパパンやラウドルップなど、当時の契約選手たちに注目が集まっています。

 僕は山梨学院在籍時の1996年くらいから、行ける古本屋で資料を集めてきた資料を、吟味して残しているのですが、古本屋での出会いもまた大切にしたいものです。
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