野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

相撲、勝ちに拘る

2016-03-12 06:24:02 | スポーツ
明日13日から大相撲大阪場所が始まる。ところで先場所優勝した大関琴奨菊が面白い発言をしている記事を見つけた。
それは、「なぜモンゴル勢が優勝を重ね、日本出身力士は勝てなかったのか」の疑問に、日本記者クラブで行われた記者会見の席で、琴奨菊が自身の見解を語った記事。琴奨菊の意見をかいつまんで書くとこうだった。
「私たちは相撲道という道の部分で、変化をせず力と力の勝負とか、そういう固定観念がありすぎなのかなと思う」
「やはり勝負の世界は勝たないと意味がないし、そういうところにもっと貪欲さが足りないのかと」
「横綱でも、変化まではいきませんが、立ち合いで相手の間合いをずらしたりとか、そういうところを見習っていかないといけない」
「国際化時代。モンゴル人も日本人も国技を守る力士に変わりはないが、それを前提とした上で考えても、確かにモンゴル勢は勝ちにこだわる
「自分が優勝できた要因として、この白鵬らの勝負へのこだわりを学び、生かしたこと

この記事を読みながら、優勝した大関琴奨菊は自己の相撲欠点をしっかり学んで先場所の取組に反映していたと知った。
押し相撲一本やりの大関琴奨菊から勝ちに拘る相撲の話を聞くなどとは思いもしなかっただけに、日本人はもっと勝ちに拘る相撲に徹すべしの発言に快感。今まで、一部の相撲解説者やマスコミが相撲道なるものを持ち出し、取り口の美しさや潔さを評価した解説に違和感を感じてきた。しかし相撲は勝ってなんぼの世界。現役大関のコメントに、なぜモンゴル勢が優勝を重ね、日本出身力士は勝てなかったのかの疑問が少しだけだが分ってきた。もうこれで、朝青龍の「本当にだらしない悲しよ!悲しい!涙が出るくらい悲しい今の日本人力士」等とは、言われなくてすむのだろうか。

モンゴル力士が優勝するたびに、横綱白鵬に桟敷席から大ブーイングが出る度に、白鵬の自嘲気味な苦笑いを見るたびに、このブログでも何度も 白鵬の勝負に掛ける執念深さを書いてきた。逆に言うと、「白鵬はきたない。横綱相撲ではない」と言う巷の声を何度も聞いてきた。大勝負に横綱がまさか横に変化することはないだろうとか、あのかち上げはエゲツナイないだろうとか、我々相撲ファンをガッカリさせる相撲を何度も見せられた。力と力のぶつかり合いを期待したのに、その結果に失望したファンも多い。しかし、苦戦しそうだなと思えると、どんな手段を取っても勝ちに拘った。これが強いと言われる横綱白鵬の相撲スタイルで、評価されてきたのも事実。

相撲道とはとテレビの解説で何度も耳にする。また多くの部屋持ち解説者も「勝ち方を考えろ」と言っているし、張り差しや変化を許さない部屋もあるらしい。しかし、朝青龍に端をはっしたプロレスまがいの無謀な相撲がまかり通り、それでも勝てば喝采を受けてきた経緯もあるのも事実。そんな中で、稀勢の里を筆頭とする日本人相撲取りの 愚直なまでの真面目さは、勝利に対する貪欲さがないのではと疑ってしまう現実をずっと見せられて、もう少し、勝つことへの執念を全面に押し出してくれ!と素直に思った時期もあったが、琴奨菊の発言を期に、日本人力士は一皮むけたと期待できるだろうか。

 「琴奨菊と稀勢の里」
いよいよ、明日から大阪場所初日。相撲の美学なんかより日本人の強さが全面に出た相撲を期待して、明日もテレビ桟敷に座る。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭の黄色の花、ふたつ

2016-03-11 06:18:20 | 
玄関脇のバベの根本にある福寿草がほぼ満開。2月中旬には花芽が出てきたが、直ぐに虫か鳥かに蕾の先端を食べられて無くなった。
その後、暫くは花芽は出てこずの状態が続いたが、現在、花はほぼ満開で黄色の花弁は陽に当たり輝いて見える。
毎年同じ場所に決まって芽を出し咲き、朝日が登り暖かくなると花が開き、日が陰ると閉じる。
福寿草は春一番新年を祝う花として、「福を招く」、縁起の良い花としても喜ばれ、福寿草の名ができたそうで、
いよいよ本格的に春の到来、庭の良い季節が始まった。
 

門扉の横と玄関を入ってすぐの二か所に魔除けのヒイラギナンテンを植えている。植えてからもう彼これ27年ほど経つが、
ヒイラギナンテンも放っておくと成長が早くかさばってしまうので、一定の高さを維持すべく毎年剪定し最初植えた大きさを保っている。
毎年、この時期に黄色の花を咲かせ、良く見ると、1本の真上に伸びる細い幹から、放射状に羽状複葉の葉が茂る独特の樹形をしており、
その根元から放射状に鈴なりの花弁に付いている。花自体は目立ったものではないが、近寄って匂いを嗅ぐと思いのほか良い香りがする。
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭のツクシイバラの今

2016-03-09 06:12:56 | 
庭のツクシイバラの芽が出始めた。昨年の冬、相当刈り込んだが今年の勢いはどうだろうか。
庭の垣根沿いに植えて今年で3年目。昨年の春には相当な勢いで繁殖し、その後、花が咲いた風景は見事だったが、
余りに繁殖しすぎて本当のところは処置に困った。兎に角、棘が鋭く大きくて触るにも注意を要し、それで、花が終わって昨年の冬、刈り込んだ。
でも恐らく、4月から5月に掛けて、垣根はツクシイバラの棘で触れなくなるだろうな。
   
    

Wikipediaでの「ツクシイバラ」
「特徴:
 母種のノイバラより全体にやや大きく、花は淡紅色または白色で、直径3-5cmと大きい。
 花序や花柄、萼に紅色の長い腺毛が密生するのが特徴で、特に花序は真っ赤になる程密生する。
 小葉は5-7枚、深緑色で粗い鋸歯があり、他のノイバラと異なり小葉に光沢がある。 葉裏の毛は少なく、葉軸は無毛で腺毛が生える。
 果実は直径5-8ミリ長さ8-10ミリ程で、花期は5-6月。
 分布と生育環境:
 四国・九州、朝鮮半島南部、中国中西部などに分布する。 野原や草原、道端などに生え、森林に出ることはあまり見ない。
 河川敷など、攪乱の多い場所によく生え、刈り込まれてもよく萌芽する、雑草的な性格が強い。
 希少種としての価値:
 バラ栽培の土台として適していたため、盗掘や河川環境の変化に伴い減少傾向にあった。
 そのため県では2004年に熊本県レッドデータブックに絶滅危惧種II類として登録し保全を図っている。
 現在自生している場所は少なく熊本県球磨郡錦町の球磨川河川敷で唯一、群生したツクシイバラを見ることができる」

昨年6月の庭のツクシイバラの花。
   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭の椿咲く

2016-03-07 06:20:01 | 
今日日曜日は公園清掃の日で朝早くに済ませてきたが、外気温は10度超えで、途中、汗がでた。午後から雨が降るとの予報。

庭にある、2種類の椿の花が咲いている。
道路沿いにある、桃色姫椿は何時もは4月初めに咲くが、今年は3月に咲いたので平年より一ヶ月早い。
咲いた時期を記録しているので、念のため数年分を調べてみたが殆どが4月初めに咲いている。やはり今年は咲く時期が早い。
鈴なりに沢山の花を付けるのでお気に入りの姫椿で、この姫椿が咲き始めると家の庭が賑やかになって明るくなる。
で、この椿、咲き終わると花弁ごとポトンと落ち、一斉に落ち始めるので雨水の溝がピンクに染まるほどに溜まる。
 
 

玄関脇の椿は11月には咲いていたが、まだまだ咲き続けている。赤と白の混合で、時に真っ赤な花弁をつけるものもある。
花弁は散り際になると先端から茶色に変色しながらポロっと花弁が散って落下する。
 





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

強いアメリカの復活なるか

2016-03-05 06:21:55 | その他
スーパーチューズディに圧勝した米共和党トランプ候補への同党政治家からの風当たりが凄い。
現地の3日、米共和党の外交・安全保障の有識者60人がトランプ候補の当選阻止に向け「精力的に活動する」と発表したと思えば、元大統領候補だったロムニーはトランプ候補を「詐欺師」と語り、指名獲得を阻止するため活動するとあった。米国民に圧倒的に人気が高いトランプ候補だが、同じ共和党の重鎮政治家達には全く人気がなく、仮に彼が共和党の候補になっても、
民主党のクリントンに投票するとまで書いてある。
  「CNN」
トランプ人気について、「ドナルド・トランプ候補はなぜ「強い」のか」のレポートでは、「アメリカ人が強いリーダーを求めているということだろう」とあった。その中に、ブッシュ元大統領は「国民を騙してイラク戦争に追い込んだ」、クリントン前国務長官を「不誠実で嘘をつく政治家」だとして糾弾し本当の意味でのリーダーシップを国民の一部の層は熱狂的に求めているとして、それが、「レーガン大統領の選挙スローガンである『偉大なアメリカの復興』をそのまま掲げて登場したトランプ候補だったわけである」と解説している。一言で言えば、トランプ候補は悪い意味で「ワイルドな世界観」の持ち主であるともしている。そして、中国の習近平やロシヤのプーチン大統領とさしで話が出来るのがトランプ候補だと言うのが米国民の一般認識のようだ。

「チャンジ」と言って大統領になった民主党オバマ大統領の外交無策への米国民の落胆に、中国の無茶苦茶な政策と台頭を許した結果に世界中が混乱し、中東今だ紛争中に加え世界中の経済が不安定化している結果に、アメリカの衰退が見えると、別に米国人ではなくとも憤慨している。クリントン候補は今もアメリカは最強だというが、世界中のだれもが今のアメリカは昔の強いアメリカではないと言う。「強いアメリカ」、「世界の警察官たるアメリカ」、「最強のアメリカ経済」の復活を願って止まないのは米国人だけではなく、これが世界中の願望だ。何故なら、それが世界の大多数の安定に繋がるはずだから。

「強いアメリカ」の躍動性で思い出したが、佐藤優と田原総一郎の共著「第三次世界大戦 新・帝国主義でこうなる」の中に、佐藤優が述べている、「アメリカを端的に表現すれば、『西部劇の保安官』とドラえもんの『ジャイン』を併せ持ったものだ。何時も正義を振りかざす保安官と駄々をこねる意地悪ガキのジャインが一体と混在しているのが、アメリカの実態。今のアメリカに、「保安官のアメリカ」か、「ジャインのアメリカ」か、どちらかが出ているのかを見極めながら、アメリカとは向き合う必要がある」と。

また、映画「ダークナイト」での、バットマンと悪役ジョーカーの戦いにもアメリカの一部を見る事が出来る。
バットマンが悪の世界の犯罪を摘発すればするほど、マフィアの犯罪は凶悪化し、バットマンは手段を選ばずマフィアを追い詰める。マフィアはバットマンに徹底的に追われるから、バットマンを殺そうとジョーカーを雇う。ジョーカーはそれをいいことに、市民を巻き添えにして殺人ショーを展開する。バットマンが強引な摘発方法に走れば走るほど、犯罪者も過激な方法に訴える。犯罪はエスカレートし、巻き添えで死ぬ市民が増える。バットマンの苦悩は、自分の良かれと思ってする行動が逆に犯罪者を刺激し、犯罪が凶悪化するという悪循環にある。犯罪が先か、バットマンが先か。バットマンの「正義」は「超法規的力」によって合法・非合法に関係なく、バットマンのように法律に縛られない存在はとても便利だ。法事国家と言えど、バットマンは必要悪として存しているのである。如何にも正義漢の塊のような人物でも、状況の変化によっては正義の下に隠れた「悪」に、いとも簡単に変ってしまうという事実で、バットマンだってそうだとして描かれているのが面白い。

つまり、バットマンを、世界最強の国、世界の警察を自負しているアメリカに置き換えてみると、アメリカが基本的に持っている、彼らの行動の正当性を見ることができる。「バットマン」対「ジョーカー」は、「アメリカ」対「悪の枢軸」や「悪のテロ組織」に簡単に置き換えることができる。つまり、パワーゲーム。しかし、映画の中で、ジョーカーがバットマンに向かって哄笑しながら、「俺もお前も世間から見れば化け物じゃないか」と繰りかえし、バットマンが勝手に私設自警員として、奇怪な覆面衣装に身を固め、法律を無視して正義の味方を気取る矛盾を突いてくる。そして悩むバットマンをあざ笑いながら、「お前が正体を晒すまで、俺は毎日、市民を一人ずつ殺していくぞ」と言って、本当に罪のない市民を殺し始める物語。

バットマンもジョーカーでもどちらをアメリカを置き換えても理解できるのがアメリカたる強さで、心の底にある悪さを併せ持った世界最強のアメリカ。今のアメリカ白人はどの世代や階層に限らず、アメリカ的マッチョイズムの象徴、ラッキーストライクのイメージを強烈に求めているように見える。
   
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カワサキの全日本レース参戦

2016-03-04 06:18:32 | モータースポーツ
3月1日、カワサキから2016年全日本モトクロス選手権出場案内の発表があった。それによると、川崎重工が運営する「カワサキ・レーシング・チーム(KRT)」が今まで同様に全日本モトクロス選手権を担当するとある。ライダーは2名で、
新井 宏彰(2015年ランキング5位、32歳)
田中 教世(2015年ランキング8位、37歳)
マシンはワークスマシンKX450F-SR。田中選手は一時期カワサキワークスライダーだったが、ヤマハワークスに移籍し今年カワサキワークスに戻った。加えて、「カワサキレーシングチーム」ではないが、「ピュアテック・レーシング」というプライベイトチームからの参戦者がHPで紹介されている。
小方 誠(2015年ランキング4位、30歳)
小方選手はワークスマシンKX450F-SRで参戦すると説明されている。小方選手は昨年までホンダのワークスチームで全日本選手権に参戦していたが、今年からマシンをホンダからカワサキに乗換えての参戦。カワサキの「ピュアテック・レーシング」はあまりなじみがなく全く知らないのだが、川重のHPにも詳しい説明がなかった。(カワサキHPのライダー紹介欄を見ると、ワークスマシンにのる3選手のうち、昨年の成績上位で最も若い小方選手がワークスチームから外れているが何でだろう)
 
マシンの写真を眺めて気が付いたが、3選手のマシンに装着されている、サスペンションメーカーが違っている。
新井選手がSHOWA、田中選手と小方選手の二名がKYBだった。特に、同じワークスチーム内のライダーで、モトクロスマシンの最重要部品である、緩衝器を競合チームで分け合うのは最近の傾向なのだろうか。一昔前には全く考えられないことだったので、時代の流れに少し違和感を覚えた。

ちなみに、ロードレースチームは川崎重工業が直接運営する「カワサキレーシングチーム」いわゆるワークスチームではなく、カワサキの国内販売会社が販売促進目的に運営する「チームグリーン」が参戦するとあった。それによるとライダーは、
★柳川 明 (2015年ランキング5位、44歳)
★渡辺 一樹(2015年ランキング3位、25歳)
ともに、JSB1000クラスに参戦し、鈴鹿8耐にも参戦するとあった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「春一番」咲く

2016-03-02 06:20:33 | 野々池周辺
この花は大好きだ。この花、「春一番」が咲き始めると、寒さは何処かへ飛んで次第に暖かくなる兆候で、気分は春に向かう。
九州の一部地域では「オオイヌノフグリ」を「春一番」と呼んでいる。田んぼの土手にびっしりと咲くと、青紫色の花が冴える。
野々池貯水池を降りて周辺の農道を歩くと、田んぼのあぜ道に春一番の「オオイヌノフグリ」が一面に広がっていた。
この花は春の一番最初にみられる山野草として有名で、どこにでもある有りふれた花だが、早春から青い色の花を咲かせ、
この花を見つけると春の訪れを実感できるもの。今日から3月、野々池貯水池周辺にもようやく春の気配だと言いたいところだが、
今日の朝の外気温は1度で身を切るように冷たく、昼間の気温も6度までしか上がらずだったが、それでも花を広げている。
   
   
「オオイヌノフグリ」は西アジア原産で、外国から入ってきた野草だそうだ。通常、周りの温度が15度くらいになると咲き始めるとあったが、
今日の寒さでも日当りがよく風が吹かなければ咲き、そして曇り空や太陽が西に傾きかける午後には花は閉じはじめる。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする