アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

澤瀉屋襲名披露 スーパー歌舞伎 ヤマトタケル 4回目

2012年07月26日 | 歌舞伎

2ヶ月連続上演の『ヤマトタケル』
いよいよ4回目にしてMY千秋楽!!

昭和61(1986)年2月新橋演舞場で、
”スーパー歌舞伎 ヤマトタケル”は高らかに産声を上げたぁ。
それは人々が震撼する誰も観たことがない歌舞伎っっ。
その空間で亀ちゃんは、
「何かとてつもなく新しいものが誕生した!」と思い、
友達は半狂乱になりながら劇場に通いまくり、
私は偶然貰ったチケットで…。
伝統芸能に縁がなかったから歌舞伎にビビっちゃって、
理解できるか不安だったけど…。
”わかった。面白かった。感動した”
おっと、これって、今から考えると三代目の思うツボ。
でも、グワシっとのめり込むわけじゃぁ…。
2度と劇場には行かなかったっちゅうの!(なんでやねん)
26年後、亀ちゃんはヤマトタケルとなり、
友達と私はそれを見届けにやって来たのだぁ。

2012年7月17日(火) 
新橋演舞場 2階1列下手

二代目市川猿翁、
四代目市川猿之助、

九代目市川中車襲名披露
五代目市川團子初舞台

昼の部
スーパー歌舞伎
三代猿之助 四十八撰の内 ヤマトタケル

いやぁああ♪ロイヤルシートは絶景かな♪
ちょっくら下手だけど…。さっすがに目の前が広いッッ!!
手摺もち~とも気にならなぁい♪視界良好~♪
気持ちイイ~ん♪19000円の価値アリ~ん♪

初演はっっ
兄橘姫と弟橘姫が1人2役だった!! 
中村児太郎(現:福助)だったのよぉ。
美しかったのよぉ。惚れたのよぉ。
右近がヘタルベだった!!
スリムだったわよぉ。
髪型がアレだから、うさぎさんみたいで可愛かったのよぉ。
門之助は今、お父ちゃんと同じ役なんだね!
そ~ねぇ…遠い目をする友達…。
私は…全然覚えとらんわい(コラコラ!)

 三代目猿之助&児太ちゃん

                             初演                    2012年
ヤマトタケル        三代目猿之助          亀治郎改め猿之助      
倭姫                  宗十郎                   笑三郎
ヤイラム             段四郎                   猿弥
タケヒコ              歌六                      右近
兄橘姫               児太郎(現:福助)      笑也
弟橘姫               児太郎(現:福助)      春猿
熊襲兄タケル        弥十郎                  弥十郎
熊襲弟タケル        信二郎(現:錦之助)   猿弥
ヘタルベ              右近                     弘太郎
クロマル              小米(現:門之助)
みやず姫             笑也                     笑也
皇后/姥神          七代目門之助          八代目門之助
帝                      延若                    中車
山神                   段四郎                  弥十郎
尾張の国造       芦燕                     竹三郎 
ワカタケル            團子
帝の使者          月乃助       

物語レポは前回ガッツリ書いちゃったから、 → こっち
素っ飛ばしぃぃいい。超特急であの場面へ。

私は普通の人々が追わぬものを
必死に追い駆けたような気がする。
それは何か…。よく分からぬ。
何か途方もない大きなものを追い求めて、
私の心は絶えず天高く天翔けていた。
その天翔る心から私は多くの事をした。

天翔ける心…それが私だー!

爽やかで円やかで麗しいヤマトタケルは宙を…
うわぁっぁああああああ!!!
2階からの眺めは、3階とも1階とも違うぞいっっ。
え、あ、1階は4年前だか7年前だかに経験済みじゃけん。
空中にフワリと浮いてる感が…
リアルだぁあああ。んでもって、ビュ~ティ~♪
ゆっくりと前へ行ったり後ろへ下がったり、少し昇ったり降りたり。
その浮遊感が…!!
嗚呼、たまらぁぁああん♪レロレロ~♪
ワイヤー動かしてるのは誰やねん。めっちゃ上手いやん。

裏方さんアッパレじゃ!!

客席の黄色い歓声に応えるように、
ヤマトタケルの高さが2階席から3階席に上がった時、

ほんとに翔んだっっ!!

思わず呟いてしも~たぁあ。
だって、心の底からそう思ったんだよぉぉ。
思わず、手を振っちゃったもんねぇえ。

こんな、こんな、こんなおったまげな演出をした
三代目猿之助ってっっ!!いや、猿翁ってっっ!!
スッゲスッゲスッゲェェエエエ!!!!
何度も観てるんだから、今更なんだけどね、
脳天チョ~~ップ&鼻血ブ~~!!

フィナーレで澤瀉屋がズラリと居並ぶ。
そのセンターに立つ新猿之助。
これから一門で色んなことにチャレンジしてね。
亀ちゃんだけじゃなくって全員で天翔けてね。

友 「亀ちゃんは実年齢が初演の猿之助より若いから、
      途中までとっても自然体だったね」
私 「”大和の踊り子”は痩せてるもんね」
友 「キレイだよね。亀ちゃん」
私 「10年後はプヨプヨかなぁ」
友 「シェイクスピア劇をイギリスに持っていくより、
      これを上演したらウケルと思うよ」
私 「いつか実現するかも。亀ちゃんやっちゃうかも!」
友 「その時はロンドンに行く!!」
私 「私も!!」

猿之助襲名披露公演なのに、
どこまでも「亀ちゃん」と呼ぶ2人なのでありました。

お弁当大奮発っっ!!
襲名の祝い膳じゃないところがみそ。グハハ。
いつもはコンビニのおにぎり。だけんが、
友達と2年ぶりの再会やけん♪

つづく

ヤマトタケル 一幕 二幕 三幕 (2012.7.6~8記)

また台風!しかもヤマトタケルで! (2012.6.23記)
襲名するということ (2012.6.20記)
ヤマトタケル 衝撃の祝幕 (2012.6.15記) 
ヤマトタケルに魂抜かれたぁあああ!! (2012.6.14記)
澤瀉屋襲名披露 7月チケットも大旋風!! (2012.6.12記)
澤瀉屋襲名披露6月チケット大旋風!! (2012.5.12記)

戯曲 ヤマトタケル 梅原猛 (2008.3.26記)
飛翔再び ヤマトタケル 
(2008.3.6記)

平成24年7月4日~29日 新橋演舞場
昼の部:ヤマトタケル
夜の部:将軍江戸を去る 口上 黒塚 楼門五三桐

かき氷が食べたいのだぁ!!
 (2012.7.27記)
福岡のお土 茶ひよこ&那の香 
(2012.8.4記) 
テマヒマ展 〈東北の食と住〉 東京ミッドタウンにて (2012.8.5記)
まったりのんびり 東京ミッドタウンにて (2012.8.6記)
中村福助×中村梅雀 男の花道 (2012.8.8記)
ドイツ料理でプロスト! (2012.8.9記)
またまたゆったりのんびり 洋菓子本舗 ウエスト (2012.9.3記)


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