国際社会は冷戦終結以降、最大の危機を迎えた。
核大国による侵略という事態をどう理解し、
どう対峙するのか。多角的に検証する。
“ウクライナ・ロシア関連本“
書店のフェア台に
また1冊新しい本がぁあぁあ!!
『世界』臨時増刊
ウクライナ侵略戦争 ~世界秩序の危機~
著者:『世界』編集部 編
出版:岩波書店
刊行日:2022年4月14日
価格:1320円(税込)
ゴォオオオ!!
”世界”じゃないかぁああ。
硬派な月刊誌というイメージで、
1度も手に取ったことがなぁい。
よぉし!
これは良い機会なのかもぉお。
今を逃したら
『世界』を読むことなんて、
きっとないよぉおお。
レジへダ~ッシュ!
グガァアア!
20人以上の見識者が、
ロシアとウクライナについて。
広い視野から、
様々な思いや考えを表現しているぅう。
毎日のテレビ報道って、
どこも同じ感じで…。
専門家の話を聞くのは、
とても大切だと思うんだけど、
司会者やコメンテーターの質問が、
似たり寄ったり…。
外国のニュースは、
もうちょっと違うんだよね。
緊迫感が漂っている。
記者がウクライナ兵と
行動を共にしていたりもする。
でもそういうのだけじゃなくて、
もっと他の角度からも、
この状況をこの戦争を知りたい。
そんなMY脳みそに
グイグイっと入り込むぅうう。
アララ…よく判らないぃぃ。
と思った時は、読み直し出来るし。
なもんでゆっくり読書中。
■刊行にあたって
「なぜ」。
2022年2月24日、衝撃とともに、世界はこの疑問詞で埋め尽くされた。なぜ、ロシア軍はウクライナ領に無軌道な攻撃を開始したのか。なぜ、極端な言説が暴力を正当化する光景が繰り返されるのか。なぜ、市民が住処を、生活を、家族や知人との繋がりを、壊されなければならないのか。そして、なぜ、またしても人が人を殺し、殺されねばならないのか。
しかし、開戦から約50日。日々、塗り絵のようにウクライナの戦局を示す地図を見、ロシアの苦戦とウクライナの「健闘」を聞きながら、いつのまにか、わたしたちの心から「なぜ」が消えそうになっていないだろうか。
いまこの本を手に取っているあなたやわたしのもとには、ミサイルの閃光も、戦車の轟音も、壊れた建物も転がる死体もおそらくは、ない。だからこそ、単純な善悪の対立軸の奥底にある構造と正対し、これまでの人類の思索の蓄積と照らし合わせ、この戦争の来し方と行く末を考えたい。「なぜ」という問いを突き詰めることで、人を簡単に死に追いやる権力の源泉に迫り、それに抗する道筋を探りたい。
情報の洪水のなかで、本書があらゆる戦争に反対するための思考の足場になることを願う。